魔球

これは暗くて悲しい話でした。


高校球児の須田武志は甲子園の試合で最後の一球に「魔球」を

投げた。

その後バッテリーを組んでいた捕手が殺され、須田武志も何者かに

殺された。


養子だった須田武志がどんな思い出野球をやっていたか、が

事件の引き金になっている気がします。

彼にとって野球は趣味や楽しみではなく生きていくための手段

だったのです。

その彼が最後まで守ろうとしたものは・・・・


東野圭吾独特の硬派な人物です。