前回22日に定点カメラの画像を確認し「パステル三毛さん」の姿が写っていなくてショックを受けました。
 
また…移動してしまったのか?
どこかで命を落としてしまったのか?
 
その答えを知る術もなく、この1週間はただただ保護してあげられなかったことを後悔する日々でした。
 
前回かろうじてまだ姿を見せていた「はっきり三毛さん」は、今回定点カメラを確認したところまだ「美味しいご飯」を食べに来てくれていました。
 
 
姿を消してしまう前に何が何でも今回保護しなくてはと思い来てくれている給餌ポイントとその近くの給餌ポイント数か所に朝イチで捕獲器を設置していきました。
 
 
この子達が来ていた給餌ポイントですが、2週間前にはあった母屋が…
 
2週間前
先週
今回
 
基礎もなくなり見事に更地となっていました。
定点カメラには作業をするたくさんの人が写っていました。
無人の町ですから、今まで人がいないのが当たり前だったのに突然こんな大勢の人と重機が現れて猫さん達は怖かったと思います
 
更地を見ると切なくなります
かたや解体現場には恐怖を感じます。
 
ここは以前給餌をさせていただいていた「 (てん) 」を保護した場所
 
この風景…恐怖で鳥肌が立ちます。
 
 
背後に写っているお宅全て解体着手されているんです。
どこのお宅も窓が外され、まるで悪魔が口を開いているような怖い姿になっています。
 
 
たぶん恐怖を感じるのは、東日本大震災の直後に見た津波で破壊された建物を連想してしまうからだと思います。
 
 
(写真2点とも震災直後の宮城県にて撮影)
*東日本大震災あとに道なき道を進み気仙沼まで行き被害状況を自身の目で確認しました。
そこで感じたのが放射能を恐れ全てにおいて後手に回されている福島原発周辺の悲惨さでした。
そんなこともあり福島原発20キロ圏内の被災動物のために活動をすることにし現在に至っています。
 
東日本、福島とは縁もゆかりもない私でさえこんな気持ちになるのですから、地元の方はどれだけ辛いか・・・
この現状を知っている人がどれだけいるのか。
同じ日本で、福島もそうですが東日本大震災、熊本や広島や常総や北海道などの被災地がその後どうなっているのか、なぜ報道がされないのかとても不思議ですし憤りを感じます。
困った時はお互い様
そんな日本人らしい精神はもう消えてしまったのかと悲しくなってしまいます。
 
話がそれてしまいまして、すみません。
 
捕獲器を設置した後は、いつものように各給餌ポイントに給餌をしてまわりました。
 
 
 
今回も、「皆さま」が託してくださった「美味しいご飯」を全ての給餌ポイントに届ける事が出来ました。
 
ご支援をありがとうございます、心より御礼申し上げます。
 
今回、給餌中に猫さんと出会いました
 
 
1月15日保護した茶トラの「いぶき君」が来ていた給餌ポイントの近くで目撃しました。
この子はたぶん「いぶき君」の兄弟だと思います。
早く保護してあげたいのですが…ここの給餌ポイントを含め4か所のポイントが悪条件なため色々と苦労していますので、その件については後日改めてご報告をさせていただきます。
 
全ての活動を終え最後に捕獲器の確認をしに行ったところ、1台だけ蓋が閉まっていました
 
はっきり三毛さんが、入ってくれました!!
 
移動して姿を消してしまう前に保護してあげられて、間に合って良かったと安堵しました。
授乳中か確認しようとした時です、この子が首輪をしていることに気づきました。
ケージに移ってもらう時に少し暴れましたがなんとか首輪を外すことが出来たので首輪を確認すると電話番号が書いてありました。
 
 
急いで電話したところ繋がりその方の被災地のご自宅を教えていただきそこで待ち合わせをしました。
そして無事にお会いできお話を伺いました。
 
・「はっきり三毛さん」は、3年前位にその方のご自宅に居ついた猫さんが産んだ子で、母猫はその後姿を消してしまい、残った兄弟が4~5匹いて最後に残ったのがこの子だけ。
・可哀想なので追い払うことはせず、一時帰宅した際はご飯を置いていくようにしていた。
・飼ってあげたいとの思いはあるが、避難先はペット不可なので無理。
・月に数回しか帰宅しないが今まで何度も長期間姿を見せないことがあったので何かあった時に連絡をもらえるように最近首輪をつけた。
・ご自宅を解体することにしたので、この子が帰ってくる場所がなくなってしまうと心を痛めていた。
 
以上が、その方「Sさん」からお聞きしたお話です。
Sさん」が心を寄せてくださっていたから「はっきり三毛さん」は生きてこれたと思います。
ただ…もっと早く知り合っていれば母猫さんと兄弟も助けてあげられていたのにと思いました。
 
Sさん」お宅も解体されると言うことですし、避難先はペット不可ということなので「はっきり三毛さん」はこのままこちらで保護するとにしました。
 
今まで見守ってくれたいた命の恩人「Sさん」に抱かれる「はっきり三毛さん」改め「あかねちゃん
どうすることも出来ないから…お別れです
しばらく私は席を外し、二人だけで時間過ごしていただきました。
 
 
◆「あかね」 ♀ 年齢3歳 エイズ・白血病共に陰性
 
 
・柄ー三毛
・瞳ーグリーン&イエロー
・尻尾ー長くてまっすぐ
・性格ーおとなしい
医療処置ー避妊手術・血液検査・検便・駆虫・三種ワクチン接種・爪切りなど済み
 
飼い猫さんではありませんが「Sさん」のお陰で人の手の温もりを知っていますので、抱っこもできます。
Sさん」曰く、とてもおとなしく兄弟がいた頃の様子はどちらかというと猫さんは苦手でひとりを好む子だったそうです。
 
一匹飼いをしてくださる里親様を希望しますクローバー
 
あかねちゃん」は、今まで4か所の給餌ポイントに姿を現していました。
 
 
 
 
 
あかねちゃん」は、「皆さま」の「美味しいご飯」のお陰で生き延びてこれました、ありがとうございます。
そして「Sさん」の優しさのお陰で生き延びられたのだと思います、感謝いたします。
 
保護後「あかねちゃん」は、「ゴットハンド・栗原さん」が友部まで迎えにきてくださり現在ケアをしてくださっています。
 
 
 
ゴットハンド・栗原さん」、いつもいつもありがとうございますえ
 
*「あかねちゃん」の医療費は、26,352円でした。
心はいつも一緒基金」を使わせていただきました、ご支援ありがとうございます、心より感謝いたします。
 

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活動費、特に保護っ子数が増え医療費がかさんでいますのでご無理のない範囲でご支援のご協力をしていただければ幸いです。

 

本年3月末までに全頭保護を目指し保護を全力で進めていますので保護頭数が増えています関係上、現在「医療費」が膨れ上がっています。

(先月の12月の一ヵ月間だけでも約20万円の「医療費」が発生しています)

保護した子全ての子に十分な医療を受けさせてあげたいので「医療費」を削るわけにはいきませんので、引き続きご無理のない範囲でご支援いただければ幸いです。
*ご支援いただきました「心はいつも一緒基金」に関しましては、こちらのブログにて「収支報告」をしております。

 

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