14日は、1人での活動でした。
福島は、早朝に粉雪が舞い日が出た後もしばらくの間は氷点下でした。
今回は、保護枠がないため保護は諦め、給餌のみと決めていました。
(緊急用に捕獲器は積んでありますが…)
給餌ポイントにある「お水」は、陽があたる場所に置いてあっても溶けないままでした。
こんなに寒い所に、"あの子達"は必死に生きている…
福島は風が強いことで知られています。
気温が低いうえに風が強いので、温度計に表示される数値よりも体感温度はかなり低く感じられます。
この日は、太陽が出ているのに、1日中粉雪が舞ったり止んだりしていました。
お腹を空かしいてる"あの子達"が待っている給餌ポイント全てに、「美味しいご飯」を届けました。
全ての作業を終えた頃、綺麗な夕焼けが目に入って来ました。
こんな長閑な場所なのに、無人の町だなんて…切なくなってしまいました。
そろそろ東京に帰ろうと思い常磐道のインターに向かい車を走らせたのですが…
どうせなら給餌ポイントの様子を見てみようと思いとあるポイントに寄りました。
野生の勘とでもいうのでしょうか…
この日初めて猫さんに会いました。
この写真だと分かり難いかとは思いますが、まだ幼い子でした。
保護枠がない今。
この子を保護することは出来ない。
でも…悩みました。
この極寒に耐えられる体力があるのか?
野生動物に襲われたら太刀打ちできないのではないのだろうか?
飢えや病気で苦しませたくない…
今、目の前にいるこの幼子を、見捨てるなんて出来ない。
で、出した結論は、保護でした。
受け入れ先が見つかるまで、私のもとで責任を持ってお世話をすると決めての保護。
そして、この子は、日が暮れ薄暗いなかで無事に緊急保護できました。
◆仮名「チョコ」 ♀ 生後6か月前後 エイズ・白血病共に陰性
・柄ー長毛の三毛?
・瞳ーイエロー&グリーン
・尻尾ー長くてモサモサ
保護後、避妊手術・血液検査・検便・駆虫・爪切りなど初期医療済み。
今回、保護枠が無かったが、子猫さんだったため緊急保護。
白・焦げ茶・ゴールドと変わった毛色をした長毛の三毛さん。
綺麗と可愛いを併せ持った不思議な魅力をしています。
この子を保護したエリアの仮名は「宝石シリーズ」にしていますが…
この子を保護した日が「バレンタインデー」だったので、仮名を「チョコ」にいたしました。
ビター、ミルク、ホワイト。
色々な魅力を持ったこの子にピッタリの仮名だと思います。
獣医師による見立てでは、「チョコ」は、生後半年前後です。
震災後生れとなりますので体調が落ち着きましたら里親様を募らせていただきます。
「チョコ」に、ビビッ! と運命を感じた方がいらっしゃいましたら、ご連絡をください
今回も、「ケビン君」の里親様である「Sさん」に「チョコ」を動物病院に連れて行ってもらいました。
いつもすみません、今回もありがとうございました!!!
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【保護についてご報告とお願いです】無理に無理を重ねて保護を本当にもう限界です保護は、一旦中止せざる得ないことになりました福島の夜は、氷点下になります。凍えて誰にも看取られず亡くなる子が出てしまうかも知れません。助けてあげたい。今まで必死に頑張ってきた"あの子達"を1匹でも多く助けてあげたいです。保護っ子預かりボランティアさんが、1人増えると1つの命が救えます。どうか保護っ子預かりボランティアのご協力をお願い致します。
《SOS》保護っ子の預かりボランティアさん 保護っ子の「預かりボランティアさん(フォスターホーム)」が不足しております。どうか、"あの子達"に生きるチャンスをください!「預かりボランティアさん(FH)」についてはお問い合わせください。