わたしは今、ゴルフにはまっています。
写真は、昨年の冬に、たまたまゴルフ場のイベントで撮影していただいたもの。
夫と二人歳を取ってからも、のんびり楽しめるスポーツを
ということで、選んだのがゴルフだったのです。
歳を取ってからのんびり楽しむためには、今のうちに上手くなっておかなければなりません。
というわけで、特にこの2~3年は、精進の日々です。
ゴルフというスポーツは、完全に自己責任のスポーツです。
基本的には4人で回りますが、そこに審判が一緒について回るわけではありません。
だから、インチキしようと思えばできてしまう。
でも、しない。
それがゴルフです。
スコアは、もちろん大事ですが、それよりもマナーやルールが重んじられるといっても過言ではありません。
自分の判断と技術で勝負します。
雨が降ったり風が吹いたりしますが、それは一緒に回っているみんな同じ条件ですから、天気のせいにもできない。
今いるこの地点から、どこに向かって、どのクラブを使って、どう打つか。
すべて自分で考え、自分の技術で立ち向かう。
迷いが出ると、まずミスります。
いかに自分を信じて打てるか。
だからといって、信じた結果がうまくとは、また限らないのが面白いところでもあります。
むしろ、うまく行かないことの方が、今のわたしには多いくらいです。
判断が間違っていることもあれば、技術が追いついてこないこともあるし、うっかりミスも、もちろんあります。
ミスがあって当たり前。
それが、ゴルフです。
ゴルフを始めて間もないころ一番つらいと思ったことは、どんなにミスをしてモタモタしても、
わたしのことはいいから、先に行っててください。
とは、言えないことでした。
4人で回っていれば、その4人全員のプレーが終わらない限り、次のホールへは移動できません。
お先にどうぞ
も、
先に行って待ってるね
もできないのです。
でも、ありがたいのは、どんなに下手くそでモタモタしたとしても、それは、誰もが通ってきた道。
そのことに文句を言う人は、基本的にいません。
他のプレーヤーのことを氣にしつつ、自分のプレーに集中する
自分のプレーに集中しながらも、互いに氣を使い合う
それが、ゴルフかなと思っています。
さんざんミスを繰り返してきた今、悟ったことがあります。
例えば、バンカー(砂場)や林の中に打ち込んでしまったとき、これまでは、その時点でミスったと考えていました。
でも、実はそうではないのです。
バンカーや林の中からでも、次の一打がうまく打てれば、その前のことはミスにはならない。
次の一打を、焦ったり、取り返そうと欲張って打ち、さらに悪い状況にしてしまった場合に、初めてバンカーや林に打ち込んだことがミスになるのです。
そう考えられるようになってから氣が楽になり、逆にいわゆるミスが減りました。
これって、何かに似ていると思いませんか?
そう、人生です。
人生にはいろいろなことが起こります。
でも、それが自分にとってどのような価値を持つことなのかは、その後の自分の生き方が決めることです。
ゴルフと人生は似ていると、最近しみじみ思います。
そして、どちらも深い~