外国為替市場でドルが全面安。円相場は一時、1ドル99円台まで上昇。
1995年10月以来、12年5ヶ月ぶりの円高水準をつけた。
ドルが下げ止まるかどうかは、18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で見込まれる
0.5~0.75%の利下げと、その後の議長声明の内容。
そして、来週相次ぐ米系金融機関の決算内容。
また、来週発表される2月の米住宅着工件数や3月のNY連銀景況指数など
重要な経済指標の数字如何にかかっている。
いずれにしても、前々述の記事でも指摘したように、日銀総裁の席を空白にするようなリスクは避け
ましてやその論争が、駆け引きや与野党の次期選挙対策の道具になるようなことがあってはならない。
金融不安の負の連鎖を断ち切るためにも、これ以上、政策不在を露呈するのは避けるべきである。