≪横隔膜≫
【起始】
腰椎部:第1~4腰椎体、第12肋骨尖端
肋骨部:第12肋軟骨尖端
胸骨部:剣状突起後面の腹直筋鞘
【停止】
腱中心
【支配神経】
横隔神経(頚神経叢の枝)
【作用】
胸郭の拡張、収縮
【メモ】
腰椎部、肋骨部、胸郭部の3つの起始部からなり、ドーム状(円蓋状)に胸腔に上がって集まって中央部の腱膜に停止する。
停止部の腱膜を腱中心といい、筋自体が収束し合ったもので人体の他の組織に停止しないという特徴を持つ。
横隔膜の収縮により円蓋を下げ、胸腔を広げることによって吸気に関与する。
●横隔膜には血管、食道が通る3つの孔が存在する。
【大動脈裂孔】
下行大動脈、それを取り巻く交感神経の枝、胸管が通る。
【食道裂孔】
食道、迷走神経が通る。
【大静脈孔】
下行大静脈、横隔神経が通る。
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