里見浩太朗さん主演の舞台「水戸黄門」を福岡市の博多座で観覧。

一緒に行った友人が出演者の1人をご存じで、舞台前に楽屋にお邪魔しました。
30分程の間、終始リラックスされた雰囲気で、さすが本物の役者は違います。

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(中洲川端の博多座前)

本番開始。
TVで観るのとは迫力、感動が随分違いました!
当然ながら音響・照明効果は抜群。
役者さん達の気迫が伝わってきました。

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(博多座の舞台)

【里見浩太朗さん/演技】
中でも、里見浩太朗さんの演技は桁外れに素晴らしいものでした。
文字で表現しづらいのですが、声の響き・強弱・テンポ・間合いは絶妙で、かつ、声に温かい人間性を感じました。
里見浩太朗さんは、65歳から75歳迄、TVで水戸黄門役をされたそうです。
立派な人物を10年に亘り堂々と演じられた方だからこそ、会場全体を包み込む、人を魅了魅惑する力をお持ちなのだと思います。

【笑いあり、感動ありのストーリー】
ストーリーの全体の流れはお決まりの勧善懲悪、「この紋所が目に入らぬか!」のパターンですが、至る所に、人生の指針となるメッセージが込められた素晴らしいストーリーでした。
里見浩太朗さんは、役の中で「私は越後のちりめん問屋の隠居 '世直し大明神'」と名乗っていらっしゃいました。
「世直しとは特別のことではなく、'家族や周囲の人に優しく心を込めて接すること' など日常のちょっとしたことにも、世直しはあるんだよ」という言葉に感激しました。

【里見浩太朗さん/若さの秘訣!】
76歳というご年齢を感じさせない凄いエネルギーをお持ちの里見さん。
舞台終了後、持ち唄を3曲ご披露されました。
2曲目「くちぶえ(?)」は、少年の心を持ち続ける大切さを歌ったものです。
里見さんの若さの秘訣は「少年の心を持ち続けること」の様です。

【他にも素晴らしい役者さんが沢山!】
大沢樹生さんも、「数馬」役で、声と振る舞いが、凄く自然な(透明な)感じで素晴らしく、元モー娘の石川梨華さんも、声と感情の表現が素晴らしく、これからお二人は更に活躍されるのだろうと感じました。

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