前回のブログ記事では、メーカー勤務で長く事務職をやってきた、アラフォーサラリーマン(私)が、半年間の製造現場での昼夜交代制勤務をしたところまで書きました。
今回は、無事、製造現場への応援期間を満了し、事務所へ戻ってきてからのこと。。
若い頃には体力に自信があり、そして、仕事で無茶をすることにも慣れているつもりでした。
しかし、この年齢になってからの突然の昼夜交代制の力仕事は、結構、体に響くようです。
現場のラインに入って仕事をしていたときは、ラインに穴を開けられないため、とにかく、病気(風邪やインフルエンザ等)には注意を払い、体調管理に気をつけていました。
製造ラインで楽しみながら仕事をしていたとはいえ、自分としてはかなり緊張感を持っていました。
とにかく少ない人数でやりきらねばならず、残業、土曜日出勤も多く、有給休暇も、なかなか使えない状態でした。
で、事務所へ戻ってきたのが2010年2月1日。
今までとは異なる(事務所の)部署に配属されはしたものの、上司が、仲の良い先輩でもあったため、不安は特にありませんでした。
ただ、その安心感からか、事務所に戻るなり、いきなり風邪を引き、2日ほど休みました。
熱も下がって、出社したら、その上司が私のほとんど消化できていない有給休暇の残日数をみて、「現場応援の疲れや、体のリズムを整えるためにも、2~3週間休んでも構わない」という、太っ腹なことを言ってくれました。
素直に喜び、体を休め、家族サービスを少しはしようと思っていました。
ところが、そのとき、隣の部署の、個人的には親しいですが、一緒に仕事はしたことがない、ある管理職の人から声をかけられました。
「うちの部署にきてくれないか」
「A君の仕事が火を噴いているので助けてやって欲しい」
一瞬、「えっ?」っと思いましたが、頼まれると、意気に感じて引き受けてしまう性格。。。←これ、注意
「私の上司からも、人事部からも、許可が降りれば、私自身はどこの部署でも構いません」
と答えました。
で、事務所に戻った途端に配置替え。
A君とは以前も同じ部署で仕事をしていたこともあり、顔なじみです。いいやつなんだ。
何とか力になってあげたいと思った。
で、体調の整わないまま、全力疾走の毎日が、始まりました。
「有給休暇を消化して体調を整えて家族サービスをして~」なんて話をチラッと、新しい上司にしても「仕事が暇なときに休め!」
と一喝されて終了!
朝6時前に起床して出社し、8時前~21時過ぎまで会社で仕事をし、、全く隣と雑談すらできない状況が続きました。
以前は午前様が当然だったので、そのことを思えば、まだマシだとは思って仕事をしていましたが、とにかく、納期の迫った仕事の連続であり、一方で会社と労働組合との関係からあまり遅くまでの深夜残業はダメ、とのことで、仕事の密度が上がりました。とにかく、猛ダッシュを毎日続けている感じでした。
「いつになったらこの忙しさは終わるんだ?」
と、何やら絶望感が心の底にありましたが、「いつものことだ」と思い、自分を納得させて、仕事に明け暮れました。
そんなとき、体調に、今まで経験したことのない異変が起こりました。
アキレス腱が切れるとき、「ブチッ」という切れる音がすると、よく言われますが、まさにそんな感じでした。
突然、緊張感が切れたような、脳の神経が切れてしまったような、そんな衝撃でした。
今思えば、それが、うつ病の始まりでした。。。
(続く)