控えめな友人達は、もう若くないから…と新たなチャレンジをしようとはしません。
今の生活を堅実に生きることもまた、一つの生き方だと思います。
けれど、なんかもったいないなぁとも思うのです。
人生90年時代。
子育てを通して身につけた忍耐力、子どものない方でも幾多の人生のドラマを乗り越えて蓄積してきた力があります。
それをアウトプットすることなく人生を終えるのは、宝の持ち腐れです。
せっかくの人生…何らかの形でアウトプットできないか考えてみたら、いくつになっても今やれることがあると思うのです。
先にご紹介させていただいた江本勝先生が、水の結晶の一生のことをこのように記されています。
【 結晶がもっともきらびやかで美しくなるとき、それはまさに溶けようとする、その数秒の間です。つまり、結晶は晩年がいちばん美しいのです。
これは、人間にも言えるのではないでしょうか。
老年といわれている時代こそ、人間が熟してもっとも美しく輝くときなのではないでしょうか。
それまでの苦労と経験、人に対するいたわりと慈しみ、そういった大切なことをすべて兼ね備えて、次の時代を担う若い人たちに伝えていけるのが、老人たちではないでしょうか。
(水は答えを知っている②より抜粋)】
孫の世話もよし。
得意なことを教えるのもよし。
60代、70代なんて、まだまだ若いです！
日常生活を何となく無難に過ごすだけではなく、なんでも構わないので生涯現役として人と関わる生き方を目指し、美しく散りたいものです。
ただし…自分への戒めも含めて…最小の単位である家族を大切にしてこそ！ということは忘れずに…。