つい数日前、セサミストリートが話題になっていました。
 
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来月からセサミストリートに新キャラクターのマペットが登場するのですが、実はこの女の子のキャラクターは自閉症という設定なのです。
 
名前は、ジュリア。4歳です。
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私はFBでいろんな自閉症や障がい関連のグループやページ、また障がい関連のNPOなどのページをいくつもフォローしているのですが・・・
このニュースが流れた日にはみんなこぞってこの事を投稿していたので、私のFBのタイムラインはこのジュリアの写真で埋め尽くされていました(笑)
 
実はこのジュリア、マペットとしては来月が初めての登場となりますが、このジュリアのキャラクター自体は2015年からいたのです。
 
see amazing in all childrenと題して、自閉症に関するリソースなどがセサミストリートのウェブサイトに載ったのです。
その時自閉症ジュリアのキャラクターが生まれました。
 
 
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リンク先を見て頂くと、絵本や映像で自閉症のジュリアが紹介されています。
 
初めて出会ったお友だちに挨拶されても無視してしまったり、自閉症の子によくある行動などを取り上げている教育的リソースです。
 
 
私が最初にこのジュリアのことを知ったのは、実はずっとフォローしていたとある自閉症児パパさんのブログでした。
 
Autism Daddyというブログを書いていた自閉症児の親の間では結構有名なブロガーさんだったのですが、2015年のある日突然名前を名乗り、自分がセサミストリートの制作に関わる仕事をしていたことを明かしました。
 
その時、この自閉症キャラクタージュリアのことが発表されたのです。
 
その時の記事がこちら
 
フランクさんはその時まで本名も職業も明かさずブログを書いていたので、みんな「えっ?そうだったの??」という驚きと、セサミストリートに自閉症キャラが誕生?!という驚きで二重にびっくりしたのです。
 
この時の記事によると、フランクさんはセサミストリートの中でも各国バージョンのセサミストリートの番組制作の担当で、ずっと世界中を飛び回っていたそうです。
 
でも、息子さんが生まれ、その後自閉症の診断が降り・・・今までのように頻繁に海外出張に行き奥さんと息子さんを置いていくことが難しいと判断。出張の少ない部署への配置換えを希望したそうです。
 
ブログを読む限り、フランクさんの息子さんはかなり重度の自閉症で、癲癇もあります。
奥さんは家でフランクさんのヘルプがどうしても必要な状態だったのです。
 
ということで、その後は華やかな表の仕事からは退いたけれど、別の部署担当としてセサミストリートで働き続けたフランクさん。
 
2015年には、すでにセサミストリートで働いて20年以上が経っていて、さらにその数年前にAutism Daddyのブログを始めていました。
セサミストリートの世界と自閉症の世界、フランクさんの生活の中にはふたつの世界が存在していたのです。
 
フランクさんは「今こそ、このふたつを融合させる時では?」と思ったそうです。
制作にも関わり、このジュリアとSesame Street and Autism-see amazing in all childrenというイニシアティブが生まれたのでした。
 
でもこの時、ジュリアはストーリーブックなどでイラストとしてしか紹介されていなかったのです。
 
 
このストーリーブックを書いたのも、自身が自閉症のお子さんを育てる母であるLeslie Kimmelmanさんでした。
 
 
そしてジュリアのキャラクター誕生から早送りすること一年半・・・
 
先日、60ミニッツという番組でセサミストリートにジュリアのマペット誕生のニュースが取り上げられました。
(英語です)
このジュリアのマペットを動かしているのは自閉症児ママさんで、スクリーンライターさんは自閉症のきょうだいがいる方なんですね!!
 
ということで、これまではイラストで描かれたキャラクターだったジュリアは、来月10日から立体的で動くキャラクターのマペットとしてセサミストリートに登場予定です。
 
それに先駆けて、いくつかイントロダクション用のショートフィルムが観られますよ。

 

フランクさんを始め自閉症の家族を持つ沢山の人達の想いが集まり、多くの時間をかけてこのマペットバージョンのジュリアが誕生が実現したのだと思います。

 

フランクさんのブログの最後に書かれた言葉を簡単に訳しますね。

 

私たち皆が知っているように、もし一人の自閉症児に出会ったら、あなたは一人の自閉症児に会ったにすぎないのです。(自閉症児は一人ひとり違うということ)

だからジュリアも自閉症児のひとりだということです。

このキャラクターは私の息子の自閉症を完全に反映してはいません。

でもジュリアの中に息子の姿を垣間見ることが出来ます。

何より重要なのは、他のマペットたちや人間たちが尊厳を持って、さらに皆の中のひとりとして(特別扱いせず)ジュリアに接している様子は、まさに私が自分の息子にそう接してほしいと思っているやり方だということです。

 

And as we are all well aware, if you've met one kid with autism, then you've met one kid with autism.   

So Julia is one kid with autism.   

The character doesn't perfectly represent my kid with autism.  

However, I can see pieces of my son in Julia and more importantly, the way the other muppets and humans interact with Julia and treat her with respect and as just one of the gang is exactly how I would want my kid to be treated.  

 

 

自閉症児の数はもはや100人にひとり以上の割合となる現代社会で、自閉症のキャラクターのマペットが登場することはある意味自然な流れなのかなとも感じます。
(もちろん、制作サイドはそれはもう大変な努力をして制作していいるでしょうが、、、)
 
世界中で愛される長寿番組セサミストリートですが、今の時代の子供達はジュリアという新しい自閉症のマペットとともに成長していくんだな、と思うとなんだか感慨深いですね。

少し経てば、大人よりも子ども達の方が「自閉症ってどんなもの?」ということを自然とよく知っている、なんてことになるかも知れませんね。
 
セサミストリートで自閉症のマペットが誕生することの意義は相当大きいと思います。
 
 
 
ジュリアはどんなことが好きで、どんなことが苦手な自閉っ子なのでしょうか?
 
 
私も彼女の中にカイの姿を垣間見られるかな。
 
実際のエピソードを観るのがとても楽しみです!
 
 
 
 
 
 

 

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