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家の中にあるものと工夫

おはようございますウサギ渕辺です(=⌒▽⌒=)


台風の影響で、週末は雨続きでした。



日曜日は晴天に恵まれましたが・・・

これから暑い日を予想されるような気がします。



先日、ブログの記事でも掲載しましたが

介護技術のための同行訪問を実施しています。



在宅介護では、工夫して行う業務が多くあります。



例えば、陰部の石鹸洗浄に使用するものははてなマーク


シート(100均で購入)・バケツ・

陰部洗浄ボトル(ペットボトルのキャプに穴を開ける)

フェイスタオル・新聞紙(汚れたオムツを包む)・石鹸


他・・・

便失禁等でズボンを下げると防水シーツまで汚れる可能性がある時に

ペット用シートを用いることがあります。(オムツに比べて安価)



オムツの当て方についても、ご利用者様個々のやり方はありますが

お体の状態や排泄状況の違いから工夫は様々なものが生まれます。


各ご家庭によっても経済状況は異なりますので

最低限度のもので対応を行います。



必要に応じては

オムツの節約の為に陰部洗浄を行う時のみ

ペット用の小さなシートを使う時もあります。

注)やはりオムツより安価なためです。




介護用ベッドで3モーターを使用していても

体が下にずれ落ちることがあります


ベッド上で下に体がずれた場合には、大きなビニール袋を使用します。

使い方としては、体の下に敷きこんでベッドの上部から体を持ち上げるのです。



ベッドサイドでの立ち上がり等で足元が滑る時には

足元にお風呂用の滑り止めマットを置くと踏ん張りが利きます。




介護度によって、レンタルの制限があるものもありますが

介護保険制度が始まり介護用品も年々進化しています。



特に車椅子も種類によって、機能を活用して介護もやりやすくなりました。


足元のフットレスト部分が開閉することにより

体を回転して車椅子からベットへ移乗する際に空間が広がることで

足のすねの部分を傷つけることが少なくなります。



特に体格のいいご利用者様で、ほぼ全介助の場合は

介護者が体を支えた姿勢で行うことから足元は死角になりやすいのです。



車椅子から体のずれ落ちを予防する車椅子付属品のマットもたくさんあります。

しかし、長時間車椅子に座っていると同じ部分が当たってしまい

ご利用者様はお尻が痛くなってしまいます。


そこについては介護用品のみに頼るだけではなく

介護する側の私たちが配慮し

ご様子を見ながら対応しておく必要性があります。


例えば、定期的にお尻の位置を変えて差し上げる・・・

時には座るものを変更する・・・(可能ならば車椅子⇒椅子へ移乗)

ベットに一度横になっていただく・・・



自分で自由に動けている私たちにとっては気がつきにくい部分ですから。

ここにはいろいろなご利用者様から教えていただくことでの

積み重ねの結果が出てくる場面ですねぇ~。



訪問介護に限らず上記を含め

この内容に関してはデイサービスでも適用できる内容。




ここ最近のブログの記事で掲載されているT様は・・・


ADLが低下してから車椅子のレンタルを開始しましたが

足元のフットレストが開閉する物ではなかったのでケアマネさんに相談して

車椅子の機種を変更していただきました。


デイ利用日以外にも家で奥様やご家族の方が介護される時に

足元を車椅子で傷つけてしまう可能性があるからです。



デイスタッフも車椅子の扱い方は知っていると思いましたが

車椅子の種類によっては

ブレーキをかける部分の場所が違う場合もあるので

車椅子の変更された時にスタッフを集めて指導しました。



今回の車椅子は、後ろ側にブレーキ操作を行う部分があり

ブレーキがきちんとかかっているかどうかの確認をさせるためです。



車椅子の昇降時に車椅子のブレーキをかけるのは基本的なことですが

日々の業務の中で慌ててケアを行おうとすると転倒事故に繋がります。



正しい車椅子操作を覚えることも私たちにとっては大切な業務です。



また、排泄の介助にしても

T様の場合、現在、体調が変化してその日によってトイレ誘導したり

ベッド上で排泄介助を行うようにしています。

※当日のご本人様の状況を判断して私のほうから指示。



デイスタッフには

自立支援を目指した介護を行えるように

T様のご体調に合わせた介護方法を検討して

デイ用の手順書も作成しています。



ご本人様ができる事を介護スタッフが行うことで

出来ることができなくなる可能性があるからです。


この出来ることの内容については

まだデイスタッフの判断は難しいと思いますが

日々の業務の中で当日のT様の状態を説明して今日はこの方法で・・・と

教えているので

スタッフ自身がそのことを捉えて理解してくれるといいですねぇ~




T様は、朝と夕方に下剤を内服しています。

排便パターンは2~3日に一回ですが

意思疎通を図ることができないT様から

トイレに行きたいと、おっしゃることはありません。



以前、歩行できるできる時には

一時間おきにトイレ誘導していましたが今はADLが低下し

立ち上がり時も足元が不安定な時があります。



タイミングが悪いと

はくパンツやオムツの中に失禁してしまうことがあります。



トイレでケアを行うこともありますが

ベッド上で排泄介助を行う際もちょっとした方法で負担を減らすこともできます。



テープ型だといいのですが、はくパンツの中に失禁した場合

予めズボンを脱がせる前に防水シーツの上にペット用のシートなど敷いておくと

便があっちこっち付着してしまうのを防げます。


シートがない時には、新聞紙でもいいと思います。



言われればなるほどなぁ~と思うことかもしれませんが、

失禁してしまったご利用者様に

なるべく不快な思いをさせず手早く行うことも大事


一歩踏み出したデイでの介護技術の勉強・・・

確実に身につけていってほしいと願います。



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