食事の絆
おはようございます(=⌒▽⌒=)渕辺です
7月に入り、月末月初の仕事に追われつつ、
もう8月のシフト表の事を考えなければならない時期です。
夏休みに入るとヘルパーの休み希望が増えますのでシフト作りも苦労します。
私事ではありますが、今年のお盆は父の初盆になります。
家族が宮崎に集まる予定なのですが、私は帰ることができません。
それでも、実家には10数人が集まり、母はその食事の支度が心配なようです。
一番下の妹は、子供が小学6年を頭に3歳までの4人の男の子がいます。
全て男の子・・・まるで戦争のようです。
よく食べ、動き回る・・・食べる量も凄いのでそのことで母は悩んでいるようです。
家族全員が集まると、一日中食事の準備をしているような感じになります。
いつもその役目は私の仕事でした。
母が一言・・・
「あんた・・・ご飯作りに帰って来れない
真●美(妹)が仕事に行くからいない時のご飯が心配で眠れない(ノ_-。)」
渕辺
「だから・・・夏休み期間はスタッフの休みが優先だから休みは取れないのよ。」
母
「何を作ったらいいのかしら?」
渕辺
「理●(妹)に作るように話しておくから心配しないで良いからね」
※当の妹は3番目のせいかおっとりのんびりやで料理は苦手です。
妹2人によく話しをすることと、
私の方でも簡単にできる料理のレシピを書いて送ることにします。
8月11日から8月13日までの3日間のことが心配なようです。
8月13日には、私の娘が帰ります。
それ以降はきっと娘が食事の準備をしてくれると思います。
娘には小学生の頃からお料理を一緒にやりながら教えてきたので
ある程度のお料理はできるので、大人数でも頑張って作ってくれると思います。
本日は、「食事の絆」のお話しをしたいと思います。
訪問介護のケアでもお料理のケアは欠かせません。
ヘルパーをされている方には理解できると思いますが、
ご利用者様のお宅の台所との相性って大切ですよね
狭いから・・・広いからとは関係ないんですよね・・・。
フィーリングというか何と表現すればよいのか
よくわからないんですがあるんです。
毎日、同じ所に訪問するとメニューに詰ってしまったりします。
半面、自分のうちの台所と混同したりと・・・
慣れてくるとご利用者様の好みがわかるのでやり易いとも言えます。
介護保険の調理では、「特段の料理は行えない」ことになっています。
例えば、来客の為の調理だとか、おせち料理などです。
日常生活を送る上での食事作りが主な仕事になります。
ご利用者様の中には・・・
ヘルパーが作るお食事を楽しみにしてくださっている事もあります。
以前、ブログで掲載した「3人家族」の方もそうです。
(平成23年6月9日号 ) ←クリック
ご両親が介護保険の認定を受けており、娘さんは自立支援のサービスを導入。
唯一、調理ができる奥様の透析の日にヘルパーが調理でケアに入ります。
糖尿病があり、慢性腎不全の為に週3回透析で通院。
透析中に血圧も下がり、時折熱発もします。
奥様が透析から帰宅するのは、夕方7時位です。
透析で疲れて帰ってきて、ヘルパーが作った食事を見るとホッとするそうです。
介護保険のサービスを利用し始めた頃は、もっとお元気でした。
年数が経過し、体調の変化もあり調理が困難になっていましたが、
とても人に台所を任せるような方ではありませんでした。
元々人見知りが激しく、人の好き嫌いが多い人です。
以前は、お掃除でも数人のヘルパーが交代しました。
平成19年1月からずっと関わっている方ですが、
あまりにもクレームが続くために一時他事業所を入れたこともあります。
しかし、1週間でその事業所を辞めてまた、ハピネスに戻ってきました。
他事業所の利用を勧めたのは、私(渕辺)です。
※この時は、代表と意見が割れてしまいました。
介護保険のサービス導入時から、ハピネスしか知らないご利用者様です。
ご利用者様からのクレームは、
「お料理が・・・」という理由ではありませんでした。
「何となくあの人には食事を作ってほしくない・・・
うちに来てくれるのは、○○さんと△△さんがいいわ」
そんな理由でした。
他事業所を利用していただくことで
何かを得てほしいと考えての決心でした。
その時、ご利用者様を振り回すんじゃないと
代表には怒られましたが決行。
他事業所が入ってからは、毎日のように奥様からお電話で相談がありました。
私は、お話を聞く事に徹しました。
こちらから・・・「元に戻しますか?」の一言は発しませんでした。
2週間後には、またハピネスに戻ってきました。
その後から、現在までは・・・落ちついています。
新しいヘルパーを同行訪問する時に、必ず申し送る事があります。
●奥様様は糖尿病があり、透析しているのでカリウムをとばすために、
根菜類は湯でこぼし、生野菜は水にさらす事。
●お砂糖は使わず、塩分控えめ。
●ご主人様は、肝臓が悪いので食べられない物がある。
●油は使わず、鶏肉などは皮を使わず油の部分は取る。
他にも注意事項はたくさんあります。
しかし・・・
一番大切な申し送りは・・・
奥様が、透析でお疲れになって帰えられ、
家族笑顔で夕飯を食べることを考えながら、お料理してくださいね。
食事の時間は家族にとって語らいの時間でもあります。
私自身も家族と一緒に食べる食事の時間が一日の中で一番好きでした。
価値観は人それぞれ違うのでしょうが、
一人で食べる食事ほど味気ないものはありません。
この3人家族がこれからも楽しくお食事を食べられるように
わたしたちヘルパーはこれからも愛情を込めたお食事を作りたいと思います。
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