親の想い・子の想い | 幸せ介護はハピネス♪ 出会い~幸せ~絆 そして信頼関係へ…

親の想い・子の想い

こんばんは~ヾ(@°▽°@)ノ渕辺ですニコニコ



移動支援の母」の怪我の具合も良くなり、月曜日から復帰します。アップ



膝の擦り傷は、かなり出血したようでしたが炎症も起さずに済んだようです。




自分ではおっちょこちょいと話しをしていましたが、


小学生のお子さんは、体力がありますので重労働なのに頑張っていました。



小学3年生・・・男の子ですのでこれから力も強くなり


女性ヘルパーでは体力の限界がありました。



今回の怪我の事をきっかけに

このご利用者様のケアは外れることになりました。




とても元気があるお子さんなので、何とか男性のヘルパーを調整し、


火曜日からヘルパーを変更する事にしました。




Sヘルパーは「移動支援の母」として今後も頑張ります。(=⌒▽⌒=)






本日は、「親の想い・子の想い」のお話しをします。





10月の出来事で・・・。


まだまだ心の涙腺が弱く、何度もくじけそうになります。(特に夜が・・・)



ショッキングな出来事から一変し、月末月初に入り


感傷に浸る時間もなく、毎日が戦いの日々です。




普段よりプライベートな事は、仕事に持ち込まない事


仕事中のメンタルを保つ事を心掛けていますが


現実は・・・今一つ本調子に戻る事が出来ていません。(;一_一)




その中で、傍にいるスタッフが私のことを気遣い支えてくれてます。


支えてくれる人への感謝として、早く立ち直れるようになりたいと思います。





福祉の世界に入り、今年で15年になります。


病院勤務から在宅の仕事へ変わり、色々な事を経験させていただきました。




看護師としての仕事も好きでしたが・・・


今は在宅の仕事が私の天職。ヾ(@°▽°@)ノ




特別養護老人ホームの医務室から、在宅介護支援センターへ


介護保険開始より、在支兼任でケアマネージャーとして勤務。



ハピネスが5年前開業し、ケアマネ・・・今はヘルパーステーション勤務です。

注)私は専務です。




職種に違いはあれど、違う形でご利用者様・ご家族様と接してきました。




ブログの記事として、介護者様の事を話題にする事が多いのですが、


介護者様に想いがあるように当然にご利用者様にも想いがあります




私達の仕事は、両方の想いを受け止めつつ接していく必要性があり、


在宅で生活していく為の援助をしていかなければなりません







私の体験談の中で、一つの事例があります。




介護者は、実の娘さんで40代


ご利用者様は、70代のお父様・・・





都内で一人暮らしをしておられたお父様は、栄養失調で入院し退院。


その後一人暮らしが困難となり、娘さん夫婦と同居する事になりました。



娘さんご夫婦は、お子さんがいらっしゃらないので3人暮らしです。


介護に関しては、娘さんのご主人も大変協力的でした。




足腰が弱り、かろうじて自宅内での移動移乗はできていましたが、


食が細く、かなりお痩せになっておられました。




無口で内向的なお父様・・・


娘さんとの会話はうなずく程度です。




アセスメント後・・・




介護保険でのサービス利用についてのご提案をさせていただきましが、


ご本人様は利用したくないとおっしゃいました。




ご本人様が利用を望まない時に、サービスの利用を勧める事はしません。


時々ご挨拶程度にお話をする為に訪問。




たわいもない世間話をしていました。




介護保険の更新申請の為、病院受診の際に同行する機会がありました。




娘さんが病院の手続きをして、私と2人きりになった時・・・




普段無口なお父様がいろいろとお話しを始めました




都内に住んでいた時に奥様が寝たきり状態で


娘さんが勤めを辞めて自宅での介護をずっとされていた事。



妻を看取った時には、すでに娘さんは40を過ぎ婚期をのがしてしまった。


縁があり今のご主人との結婚ができたが


年齢的に子供を持つことが出来なかった事・・・



せっかく結婚できたのに、今度は自分がこんな状態になってしまい


また、娘さんに迷惑をかけてしまった・・・


娘の人生を台無しにしてしまっている自分が情けないとお話しされていました。




最後に・・・


この話しは、内緒にしてくれ


         とおっしゃったので私の心の中に止めました。



その後、デイサービスの利用が始まり定期的に訪問していましたが・・・


ある日、突然娘さんからお電話がありました。



娘さん

父には知られたくないので外で会いたいんです。

 自宅以外でもいいですか?



ご主人も同席との事で、夕方ご自宅に近いファミレスで待ち合わせしました。




娘さん

この前、病院受診した時に肺癌と言われたんです。

 すでに骨にも転移していて痛みが出ているんです。




実は・・・その頃微熱や風邪症状が続き、体調が悪かったのです。


病院での検査で確定したようです。





ご本人様には、告知されていません。





ご相談の内容は、今後についてのことでした。


娘さんご夫婦のご意向としては、家でお父様を介護したいとご希望。



娘さんのご主人様もすでに、ご両親を亡くされており、


奥様のお父様を、本当の父だと思っていると話されていました。




ご夫婦の想いを深く受け止めて・・・


私にできる事を精一杯行いたい!と心に決めました。





提案として・・・

介護用ベッド、訪問看護を勧めました。



ご本人様にご説明し、ご納得していただいた上でサービスの導入。



在宅では、痛みとの戦いでした



訪問看護ステーションのNSも熱心に訪問してくれていましたが、


食事が全く摂れなくなり、病院に入院することになりました。




その後、病状が悪化し容態が急変・・・


入院後一ヶ月で亡くなられました。




病院から自宅へ戻られた所へご挨拶に伺いました。




お布団に横になられたご利用者様は、安らかなお顔をされていましたが・・・



その隣で泣きじゃくる娘さん。


娘さん

お父さんに何もして上げられなかった・・・





ご利用者様との約束でしたが・・・


生前、お父様が私に対して話しをしてくださった事を伝えました。






都内に住んでいた時に奥様が寝たきり状態で


娘さんが勤めを辞めて自宅での介護をずっとされていた事。



妻を看取った時には、すでに娘さんは40を過ぎ婚期をのがしてしまった。


縁があり今のご主人との結婚ができたが


年齢的に子供を持つことが出来なかった事・・・



せっかく結婚できたのに、今度は自分がこんな状態になってしまい


また、娘さんに迷惑をかけてしまった・・・


娘の人生を台無しにしてしまっている自分が情けない・・・。



無口なお父様だったけど、心の中には娘さんに対する


感謝の気持ちで一杯だった事・・・



病気が発覚してから、娘さんご夫婦が懸命にお父様の介護をされていた事。






常々ブログの記事には、介護者の気持ちを掲載する事が多いのですが、


介護者にも想いがあるように


介護を受けるご利用者様にも想いがあるのです






家族でありながら、直接お互いで本音を話す事ができない方もいます。


時と場合によりけりですが、ご利用者様に・・・ご家族様にお話しをすることで


普段のギクシャクとした雰囲気がとける事もあります。




その事で良い結果や、方向性が見出せる場合もありますので・・・。




私達介護に携わる人にとって大切な業務の一つのように思います

※持論です。





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