Merry X'mas 2話 | 描きたい放題 !

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  翌朝



            ドタ  ドタ  ドタ



        ピンポーン  ピンポーン



「 開けろ   銀時!」




  部屋から返答がない



「 むかっ まだ 寝てんのかい  アイツは」



お登勢は  後ろへと下り  走り出した




 そして そのまま ドアへと突進!



「おりヤヤヤ



        バリン 



「銀時  とっとと 起きんかい むかっ



猪のように 銀時が寝ている部屋へと 爆進して行った



「うぅぅ・・・  何の騒ぎだよ・・・」



「銀時ィィィ」



目を覚ますと 目の前には お登勢のドアップした顔があった





描きたい放題 !



「おわァァァ」


思わず 飛び上がる




そこへ 神楽も起きてきて


「銀ちゃん  ドア 壊れてるネ」



「ああ?!」


「ドアは 後で ちゃんと直してやる  それより 大変だよ」



「何だよ  そんな血相変えて」


「昨日 お前達が作ったツリーが 壊されたらしい」



          


              !!!!!!



「何だって!」


「壊されたって どういう事ネ」


「今朝 役員の人が見に行ったら ツリーが折られていたらしいよ」



銀時と神楽は お互いの顔を見合わせた



(それって・・・)


(昨日 幹にヒビ入れたせいアルか・・・ あせる


(ヤベェェェ)



「?? どうしたんだい  二人共 可笑しな顔をして」


「いや・・・ 何でもない」


「銀ちゃん  すぐ直しに行くアルヨ」


「おう  そうだな」


二人は 急いで着替えると 風のように去って行った




(幹にヒビ入れていたなんて バレたら 約束おじゃんになる)




「あんなに急いで直しに行くなんて あいつらも 結構クリスマス楽しんでいるじゃないかい (≡^∇^≡)」






公園に着くと



ツリーの周りには 見覚えのある 男達がいた




「ひでぇーことする奴がいたもんだな」



「な・なんで ここに てめーら (真選組)が いるんだ?」


「ああ?」


「万事屋か  チィッ」


「チィッ とは 何だよむかっ  こっちが チィッだ!」



「ツリーを壊した輩がいるってことで 捜査しに来たんですよ」


「しかし  おかしいんだよな・・・」



「何が おかしいアルか・・・」


「幹の周りには 蹴られた跡はあるんですけど 蹴ったぐらいで折れるもんですかね」


「普通じゃ 無理だろィ チャイナみたいな怪力なら知らず」



             (うぐぅ)(;´▽`A``


「? 何か お前 顔色悪くねぇーか」


「別にィ・・・」



沖田は 神楽の顔を じっと見た



 落ち着かない 神楽



「土方さん 犯人は よく現場に戻って来ると言いますさねェ」


「ああ」


「もしや・・・」


「!!  チャイナ  お前!!」




  真選組連中の眼が 一斉に 神楽の方を向く



「あ・あ  私  何のことだか知らないアァァァ・・・ル」


「どもってるのが  怪し過ぎる」


「ちょっと待て  お前ら  神楽がそんな事するわけないだろう」


「本当にそうと言いきれるか  故意ではないとしても 事故なら有り得るよな 銀時」



「うぅ 」


「今のうちに 正直に話せば 罪にはしねぇーよ」



「・・・・」


「・・・・」



「ごめんアル・・・」



        ガチャ



         !?


「逮捕でさァ」



「ちょっ!!  何してるアルかァァァ」


「罪を犯した奴は しょっぴくに決まってんだろィ」


「おぃ! 罪にはしないと言ったじゃねぇーか」


「銀ちゃ~ん ・°・(ノД`)・°・」


「自白させるための 嘘だ」


「汚ねぇーぞ  おい!」




「・・・・ なぁ  トシ」


「どうした 近藤さん」


「チャイナがやったにしては この靴跡 でかすぎじゃねーか


この大きさじゃ 男の足跡だと思うが・・・」


「そういや そうだな・・・」


「おぃ お前ら 昨日のこと詳しく話せ」



「私の他に 一緒に飾り付けしてる奴がいて そいつと喧嘩してたらツリーに


ぶつかって  幹にヒビ入ってしまったアル・・・」


「じゃ その時は 折れてはなかったのか」


「そうアルよ」


「その後 誰かがツリーを蹴飛ばして折ったということか・・・」



「だから 私じゃないアル 早く離すよ」


「お前が 犯人じゃないと ちゃんと証明できるまで無理だ」


「 むかっ 離すアル コラァァァ むかっ


「ああ・・・  うるさい」





「あの・・・」


「何だ?」


役員の男が 土方の側までやって来た



「皆さんに お願いがあるのですが」


「?」


「クリスマスツリー 作り直さないといけないんですが


私も他に 色々やることがありまして・・・


代わりの木を採りに行くことができないんです


大変申し訳ありませんが 私の代わりに採ってきては頂けませんか?」



「それなら 万事屋の旦那が行けばいいでさァ」


「そうだな」


「な・なんで 俺が」


「チャイナの尻拭いするのは お前の努めだろう」


「なぁっ?!」


「あの・・・ お一人では ちょっと無理かなと思うんですが・・・


せめて あと2.3人ぐらいいたほうが・・・」



「新八に手伝わせるとしても あと2人足りねーぞ」



銀時は 真選組の方を見た


「あのな 俺達は 犯人捕まえるので忙しいんだぞ」



「そんなこと言ってもよ  神楽連れて行けね―んじゃ 力不足じゃねーか


どうしてくれんだよむかっ


「チィッ  総悟 ザキ お前達手伝ってこい」



「嫌でさァ」


「なっ むかっ



「トシ 俺達が行こう」 (≡^∇^≡)


「・・・ 近藤さん あんた・・・」



土方は 近藤の楽しそうな顔を見て 何も言えなくなってしまった



(真選組局長ともあろう者が 事件を部下に任せて 任務を離れてもいいのか・・・ あせる



「ザキ 総悟  後は頼んだぞ」


「はい わかりました」


「おい 私は どうなるアルか」


「お前は 俺達の捜査の手伝いをしろィ  罰でさァ」


「けっ 早く犯人見つけて 釈放されるアル!」




「じゃ 行くぞ  万事屋」



「はぁ・・・ なんか面倒くせーことになってきやがったな」




銀時達は  役員の人から教えてもらった場所で モミの木を手に入れた



「おい・・・ この木 でかすぎんじゃねぇーか・・・」



「どうせ作り直すなら 最初の奴より でかい方がいいんだよ」



「銀さん 重いですよ  しっかり持って下さい」


「ちゃんと持ってるぞ 新八  お前こそ しっかり持て」


「僕だって ちゃんと持ってます」



「じゃ  何で  こんなに重いんだ?」



銀時と新八は 後ろを振り返った


「おい・・・ ちゃんと持てや このゴリラ むかっ


「ぉぉ すまん  つい 考え事をしていてな」


「近藤さん 何か 気がかりな事でも」


「クリスマスは お妙さん 予定空いてるかなと思ってな」



(・・・ 空いてても 一緒には過ごしてくれないだろう・・・)



「姉上は 仕事ですよ   稼ぎ時ですからね」


「そうか じゃ  今年もスマイルでパーティだな  トシ (*^▽^*)」



「いや・・・  もう今年は  アンタ一人で行ってくれ・・・ 」





「よし  後は トラックに乗せて帰るぞ」



4人は  モミの木を トラックの荷台に乗せた



「行きは 俺らが運転してきたから 帰りはお前らな」



そう言うと 土方と近藤は トラックの荷台に乗りこむ



荷台に乗った モミの木と近藤を見て  新八が一言こぼした




「これから 動物園に運ばれる  ゴリラ・・・」



「ぷぷぅ」


思わず 笑いだす銀時



「お前ら・・・  近藤さんで遊んでないで 早く出発しろ」



「わかってるよ  お前こそ 煙草の灰でモミの木燃やすんじゃねーぞ」



「フッ  そんなヘマするか」





   3話へ続く