オーヴェール2日目。
初日に肝心なところを回ったから今日は見学するところはラヴー亭くらいかなっと思ったからゆっくりと出かけたかったが、
朝目がさめるのが早く、普通のチェックアウトの時間に出た。
まずはラヴー亭。
ゴッホの部屋を見なければ何しに来たかわからない。

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ゴッホはラブー亭の2階に下宿していると思ったんだけど、
その上の屋根裏だった。
2階が何の部屋だったか分からないけど、今はミュージアムショップになっていた。
細い階段を上りゴッホの部屋に着くと、せまい。

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小さなベッドといすを置いたらもういっぱいである。
小窓がひとつあるが、部屋は暗い。
これだと部屋で絵を描くのは難しく感じる。
部屋はもうひとつあり、ゴッホと同じオランダ人でゴッホから絵を教えてもらっていた、ヒルシッフの部屋である。
ゴッホが自殺したときテオに知らせに行ったのもヒルシッフだった。
知らせを受けたテオ、ヨー、ピサロ、タンギー爺さん、ベルナールは駆けつけたと思う。

ピサロ↓

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タンギー爺さん↓

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ベルナール↓


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ロートレックは????忘れてしまったけどどこかにいってて連絡つかなかったかな・・・

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この辺、誰が来たか書いた本あったんだけどなあ。
でもお葬式でテオがゴッホの絵を壁いっぱいに飾り、好きな絵を持っていってくださいといったのは覚えている。
医師ガッシュはたくさんの絵を持って行ったらしい。
ゴッホの部屋を出て、ソウ姉さんがラヴー亭で食事ができるのか聞いたら、できるという。
それもゴッホの食べた食事を再現して出しているらしい。
直ぐにランチ予約。
ラヴィー亭に入ると、ゴッホがいつも座っていたところを教えてくれ私たちのテーブルの隣だった。
いちおうその席に座って写真を撮りました。

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食事はまあまあかな。

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レバーをつぶして作ってある料理は素朴でなんともいえない味だったけど。
妻が日本に戻って再現したけどあの味じゃあなかったな。
ヨーロッパの昔からの田舎料理だと思う。
食事をしているとき前のテーブルが家族で来ていたのでソウ姉さんが話しかけ、盛り上がった。

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と、行っても私たちは言葉分からなかったけどね。

ラヴー亭の前の古い写真↓

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ラヴー亭をでたところにアドレーヌ夫妻の娘アドレーヌの肖像が看板に描かれていた。

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アドレーヌ↓

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美人だよね。
確かガッシュ医師にも娘がいて、ガッシュはゴッホが娘に色目を使っていると思い、ゴッホを遠ざけたりしてたはず。

妻がゴッホの墓にもう一度行きたいと言った。
ゴッホとテオの墓に花を飾りたいというのだ。


そこで街の花屋に行き、妻とソウ姉さんが花を選んでいるときに私は不動産屋の張り紙を見ていた。

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田舎町なのに不動産は高い。
5000万円~1億円くらいだ。
普通の家で。
佐々木さんの家できっと7~8000万円くらいだと思う。

花を買い再びゴッホの墓に。
墓の裏手の景色がゴッホの絵にとても似ている感じがした。


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墓地を離れ、教会に接している裏通りの道を歩いていくとそのガッシュうの家がある。
今は記念館になっていて、家の内部も見学できる。


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医師ガッシュといえばゴッホが描いた「医師ガッシュの肖像」が約124億5700万円で、
当時世界最高値で日本の大昭和製紙の会長がオークションで落札したのが有名だよね。

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「医師ガッシュの肖像」は2枚(もっとあるかもしれないけど)あって、オークションで落札されていないのはオルセーにあります。
大昭和製紙の会長が落札したほうは、その後アメリカのコレクターに買われたみたい。
ガッシュの家を離れ、裏通りをもっと奥に歩いていく。
実はゴッホの記念館みたいなのがあって、
そこで、ゴッホがモデルとした掻いた場所が載っているパンフレットがあり、
それを頼りに歩いてた。
だから裏通りだけど、もっと先に行こうという気になった。



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でもしばらくするとソウ姉さんが疲れてきたのがはっきり分かり、オーヴェールを離れようかなと思い、
「姉さんの住んでる街に行こうか」
と私が言った。
実はオーヴェールの次はパリのモンマルトルに行こうと思っていたのだが、
旅もこのくらいの長期になると疲れが出てくる。
ヨーロッパだったらどんなに長く旅しても大丈夫だと思いがちだが、
非日常的な暮らしだからこそ、始めは興奮するのであって、
1週間もすると非日常が、日常の暮らしに感じはじめ、
日常を感じたら疲れが出てきて帰りたくなるものなのだ。
私はまだ大丈夫だったがソウ姉さんが始めに疲れが出たようだ。
ソウ姉さんの疲れを見ると、これからパリに行こうという気にはなれず、
ソウ姉さんの家に帰ろうといったのである。
今回の旅でソウ姉さんは我が家にもよってといっていたが、方向がまったく違い、
次回、アルルとサン・レミのとき寄るよといっていたのだが、予定変更。
ソウ姉さんは私の提案に顔が一瞬で変わった。
とても嬉しそうな顔をして、元気な顔になった。
この時点で私たちの今回のゴッホの旅は終わりである。
私はサン・レミを残し、ゴッホの主要な足跡の地は訪ねることができた。


今回でゴッホの旅は終わりです。
番外編としてパリとかアルル、それにソウ姉さんが住んでいる1400年代の街チエール(Thiers)もいつか書きます。