はんなり、はんなり。

はんなり、はんなり。

平々凡々ちゃらんぽらん人間より、しょうもないひとときを貴方に。

Amebaでブログを始めよう!



ということで、昨日は犬の心さん2014年単独ライブ「冬犬」を観に行ってきました。

この前の記事でレポをあらかたしてありますので、こちらで感想などを。

ちなみにお笑いナタリーさんで画像付きで詳しく書かれていましたのでご紹介。オススメです。

http://natalie.mu/owarai/news/133623


今年の二回目の単独ということでしたが、「2月犬」は就活まっただ中でとても参加できず(今思えば参加すればよかった。2月の就活なんてなんの役に…やめようこの話は)今年初の単独参加です。2月犬の写真集発売とかもすごく気になってましたが。残念。


◎劇場について

劇場が座・高円寺だったのですが、チケットは整理番号のみ記載…どういうこと?と思っていたら開場前に整理番号順にお客さんが並んで、その順に入場していくというものでした。

つまり、早く入った人から好きな席を選べるので、早くチケ取りしたからって絶対前の席ではないし、なんならチケ取りが遅くても前の席が空いていれば座っていいということ。

現に私は200番に近いくらいだったのに前から2列目が残っていたので座りました。(とはいえ一列目と二列目は段差が無くて、三列目からあったので見づらいといえば見づらかった。でも劇場はよっぽど端っこでなければ前であればあるほどいい!と思っています!)

しかし、それだと開場後にくると必然的に列が全部入ってから入場することになり、また番号を聞き合っているお客さんの中に入れなければ列に並ぶ事もできないという。

極端にいえば、チケとりで1番を取ったとしても、来るのが遅ければ後ろの席になるわけですね。

実際ロビーで番号を聞けず、じっと列がはけるのを待ってる人も見かけました。聞いて!答えるから!同じ犬の心を愛する者同士なのだからなにも恐れることはないのに!

ましてや今回は開催が平日だったのでお仕事終わってから来られる方もいるでしょうし、整理番号制度はやめた方がいいんじゃないかなぁ…前の席を取った私が言うことでもないですが…。

アクセスは分かりやすいし綺麗でお洒落でいい劇場でした。


◎Vについて

お笑いのライブ、特に単独や神保町はOPや合間のVがすごくハイセンスでいつも鳥肌がたちます。今回にいたってはOP見てちょっと泣きそうになった。音楽も映像も。音楽は一部ボカロみたいな曲調のものもあり、言い方がおかしいかもしれませんが「大衆エンターテイメントじゃない感」に興奮します。

そして最後のEDで稽古風景の映像が少し流れたのは興奮しました!演者さんからしたら裏を見せたくないのは重々分かるんですけど、客としてはそういう裏場面とか大好物ですよ!!

合間のVは面白い、というよりシュールの笑いに近いかも。ドキドキする?というか。すごく好きです。


◎コントについて

「冬犬」ということでどのコントも季節が冬に統一されていたのが細かいことですが行きとどいてるなあと。

コントの内容は「犬の心らしい」コントを、いっぱい。大好きで聞きなれた音楽を聞いてる時のような、使い慣れた道具を使う時のような、高揚感と安心感。



でも、あえて一言言っていいなら、もっともっと見たい…なんと言えばいいのか…シュールであることとシュールになることは違うというか…綺麗な型が出来ていると、それを愛でると同時にぶっ壊して新しいものを見たくなるというか…

どんなになっても、その芯にあるものは変わらないと信じているからこそ、もっとぶっ壊れたものも見てみたくなる…ないものねだりですね。それかシュールに慣れすぎて麻痺してるのかな(苦笑)

いままで散々紆余曲折して、ぶっ壊れてまた再生してをすでに繰り返したからこそこの型が生まれたって分かってるのだけれど…うーん、なんでしょうね。

エンターテイメントは生み出す側は一つ一つが大変な苦しみで生み出すのに、受け取る側からしたら享受するのは一瞬で、その一瞬で全てを分かったような顔されるのが、酷いなと我ながら思います。

だからこの記事を読んでくださった方は、この「一言」は、どうかあまり気になさらないで下さい。

つまり、もっともっと見ていたくて、飢え渇くほどに良かったということです。他のお笑いなら、「今」しか見ないのだから、犬の心さん以外にこんな気持ちは決して無いのだから。

いつまでもいつまでも愛してると決めたからこその言葉だと、どうかご容赦くださいね。



本当に、幕間の暗闇を見ながら「ああ、このままずっとここにいて、この二人のコントを見ていたい。この時間が終わらなければいい。」と思っていました。

とても良い単独でした。


◎サイン会

さて、サイン会ですよ…!

犬さんを追いかけて早5年近く、未だにサインも持っていない若輩者でしたが、やっと宝物を手に入れることが出来ました。

今回劇場での【「できる7人」のDVD購入】もしくは【「キングオブコント2014」のDVD予約】をした人にサイン会参加券がもらえるとのこと。

「できる7人」のDVDはすでに写真集つきの特装版を購入してしまったので(その後にタワレコでのイベントが発表されて「先に言えよ!!!!!!」と悲鳴を上げたこともありました)KOCのDVD予約を。良かったまだしてなくて…!!!!

ということでDVD予約。しかも送料無料でちょっとお安く。何。なんでそんなにお得なの。

KOCの方はまだ本体が発売されていないので、犬の心さんの特別カバーにサインを入れて頂き、当日はカバーだけ持ち帰り、本体は発売後に郵送でした。

さて、単独が終わりホールを出てロビーに行き、サイン会の列にならぶと、見にいらしていたグランジの佐藤大さんが歩いてくるではありませんか!!

もう皆びっくり。「できる7人買って下さいねー!」と宣伝しつつ、皆の握手に応えて下さっていたので、ちゃっかり私も便乗して握手して頂きました。いえーーい!!芸人さんに握手してもらったのってお茶男さんの握手会以来?うおおおお!!!

とテンションMAXで興奮していたらするっと横で五明さんがおかえりになっていました(笑)

特に宣伝などもしていらっしゃらなかったので、皆握手を求めたりせずに見送る一同。みなさん本当にマナーというか心遣いがしっかりしていらして見ていて気持ちがいいです。

そして、しばし待っていると犬の心のお二人がいらっしゃり、サイン会開始。

長机があって向かって右に池谷さん、左に押見さんがお座りになり、お客さんは池谷さんにサインしてほしいものをお渡しし、池谷さんがサインした後に押見さんにスライド、それにあわせて押見さんの前に移動して押見さんがサインを書き終わってお渡し下さる、という流れでした。

その時の気持ちというと…もう興奮で何も考えられなかったです。池谷さんに「お願い致します」とお渡しするのもガッチガチでしたし、押見さんから渡されて「ありがとうございます」と言って頂けた瞬間に臨界点に達してしまい、もう酷い顔で「ありがとうございます…(iДi)」としか言えず、「またお願いします」と言って頂けたのに会釈して立ち去ることしかできませんでした。おふぅ…

もうMAJIで泣きだす5秒前みたいな顔でした。そしてその後手と足の震えがずっと止まらなかったです。

他の方で「面白かったです」とか色々お話ししていらっしゃる方もたくさんいて、「なんでだ!!なんでそんなに皆しっかり話せるんだ!!すごすぎる!!!」と頭を抱えていました。

でもまあ正直サイン会の前からこうなるだろうということは薄々気が付いてましたしね。どうせ小心者です。でもサインは欲しかったんだ!!もう二度とこんな機会ないかもしれないもの!!!


さて、全て終わってアンケートも出し、(アンケートと一緒にどなたかのネックレスかブレスレットのようなシルバーチェーンのアクセサリーを拾ったので受付にお届けしました。落とし主さまに届いているといいのですが…)さて帰ろうとまだ震える心と足を引きずって駅に向かっていたところ、なんか聞き覚えのある声が…?


(゜д゜ )oh...?


大さんでした。

大さんが他の芸人さんとおかえりになっている…


( ゜д゜)oh...


目を逸らして駅に向かいました。劇場出てますしね。ただすごく背後は気になりましたけど。



さて、だいたいこんな感じで感想おしまいです。

とにかく犬の心さんのサインは私の大切な大切な生涯の宝物の一つとなりました。本当に幸せです。昨日は盆と正月がいっぺんに来たような感じでした。

本当に素敵な時間をありがとうございました犬の心さん!!ずっとずっと好きです!!と、サイン会で言えたらどんなに良かったか!!!!!!!


では!

その1その2 の続きです。

※いつものごとく自分用のメモです。所々飛んでたり間違ってたりします。また順番は間違っていると思います。ご了承ください。

※題名にVがついているものはVTRです。ちなみにその題名は私が勝手につけてます。コントの題名は表示されたものです。




◎人生最高の日

競馬場でレースを見守る池谷と押見

池谷「あーなんだよこのレース!こんな大穴誰が当てられるってんだよ!」

怒っている池谷の横で固まる押見

押見「…当たった」

「え?」

「当たった…」

「え、何倍?500倍?」

「おれ1万円買ったんだよ」

「じゃあ、500万…!?」

ヒクッ、としゃっくりする押見

「どうした」

「びっくりしすぎてしゃっくりが…」

「まじか…それどう止めていいのか分かんないわ…」

直後、うおおおおおおお!!!!!と騒ぎまくる押見。

「落ち着け押見!!」

「無理だ!自分をコントロールできない!!!」

もう完全にぶっこわれてかけずり回る押見。「500万だあああああ!!!!」

そしてジャンプして座禅を組むことでしゃっくりをとめた押見

「俺…ずっと悪いことばっかりで…会社の金盗んだって疑われて…150万弁償させられて…会社クビになって…彼女に愛想尽かされて…」と泣きじゃくる押見

押見「でも500万だ!!」

池谷「そうだよ500万だよ!!」

「何くいたい!?」

「そうだな、こういう時は寿司だろ!」

「おお寿司だ!!!東京で一番上手い寿司食うぞ!!!タクシーで行くぞ!!!今日は人生最高の日だ!!!!!!」

そして池谷も一緒に騒ぎまくる。

「うおおおおお!!!!!500万だああああ!!!!!ひゃっほおおおお!!!!!俺が盗んだおおおお!!!!!

「待て池谷。おい、待て。待てっておい」

全然止まらない池谷。後ろから抱きついて地面に押し付けて止めようとしてもとまらず、ばったんばったん。

そしてようやく力尽きて止まる池谷

「池谷、靴脱げ。財布出せ。逃げるな。」

そして水を買ってきて池谷に放り、水を飲む押見。(しかもなげたペットボトルが池谷さんの顔に当たってしばらく悶絶してた)

「さっきさ、どさくさにまぎれてなんて言った?」

「…俺が盗んだ」

「会社の金を?お前が?」

「…、うおおおおおぉぉぉぉ…」テンション上げてごまかそうとするも力尽きる池谷

「無理だよ。今のお前にそんな力残ってないんだよ。」

そして問い詰める押見

「どういうつもりなんだよ?お前のせいで俺会社クビになってんだよ?なあ?ていうかなんで今言った?」

「人生最高の日だって言ってたから…」

「お前、500万って一億じゃないんだぞ」

「え?」

「いや、一億あったら生活逆転するかもしれないけどさ、500万だったらせいぜい2年だよ。しかも相当節約しての二年だよ。」

「でも一億くらい喜んでたじゃん」

「じゃあ500万の喜びっていうプラスが、親友に裏切られて150万の賠償と会社クビになったっていうマイナスを補ってプラスになるって思ったの?…ふざけんじゃねえよおおおおぉぉぉぉ…」池谷の取り押さえを頑張りすぎて力尽きる押見。

「150万円何に使ったんだよ」

「…言いたくない。だって許してくれないだろ」

「言えよ。よっぽどのことが無い限り許さないけど。」

「…よっぽどのことがあれば許すのか?」

「許すけどそういうこと言ってる時点でお前によっぽどのことはねえよ。そして今お前はしょうもない嘘をつこうとしているな」

「じつはユニセフに募金を…」

「嘘だな!!ていうか本当だとしてもダメだよ!!なんで金盗んで募金するんだよ!!」

「はぁ…分かったよ。手術の費用だよ」

「またそういうありきたりな嘘を…。誰の?」

「山田タケルくん。」

「…誰?親戚?」

「知らない」

「はあ!?」

「TVでやってるのを見たんだ、タケルくん心臓の病気であと数年しか生きられないんだって。治すには手術しかないって。ネットで調べて見れば本当だって分かるよ。それであと150万円必要なんだって聞いたら、いてもたってもいられなくなってさ…」

「いや、だからってダメだろ。ああいうのは自分に出来る範囲のことをするんだよ…あー微妙だなー!許すか…?命だしな…でもな…」

うーんと悩む押見、土下座している池谷

「ところで池谷、全額寄付したんだよな?」

目を逸らす池谷

「はああああ!?!?!?おいこら池谷!!いくら自分のものにしたんだよ!!!おい!!!」

「…終わってたんだ」

「は?」

「タケルくんの手術のために150万盗んだのは本当だ。でも振り込もうとしたら口座がなくなってたんだ。」

「それで?150万全部自分のものにしたのかよ?」

「うん」

「ふざけんなよ!!!で、その150万円どうしたんだよ!?」

「ペンギン!」

「え?」

「ケープペンギンを買いました!150万するケープペンギンを買いました!!!」

「高いなケープペンギン!え、そんなにお前ペンギン好きだっけ」

「いや」

「は?」

「なんか、急に大金が自分のものになると、しょうもないものに使いたくなるんだよ。それで買った。可愛いぞー」

「知らねえよ!もういい、とりあえず「150万返せ。」

「え?」

「え、じゃねえよ。今俺が会社に150万立て替えてんだよ。」

「そんな金は無い」

「はあ!?」

「無いものは無いんだからしょうがないだろ!」

「なに開き直ってんだよ!」

「ていうか、500万円当たったんだろ。まだ欲しいの金?」

「…この異常者が!!!何言ってんだお前!!」

「あーもうどうしたらいいかな俺!!どうしたらいい?肩もむよ!」

「やめろよ!」

「揉ませろよ!罪悪感でどうにかなりそうなんだよ!…あー指疲れた!」

「10秒くらいしかやってないですけど!?」

「じゃああれだ、お前にペンギンをやろう」

「いらねえよ!!」

「可愛いぞ、意外となつくぞ、臭いぞ」

「臭いのかよ」

「俺には150万円なんて無い!だから150万円の価値のあるペンギンをお前にやる!」

「ふざけるな!」

「もう引き取ってくれよペンギンー!くせえしよー!」

「うわああああ!!!!ヒクッ」

パニックになってしゃっくりがでた押見が、ジャンピング座禅をしてしゃっくりを止める


◎「犬と心」V

「犬」という文字と「心」という文字が喧嘩する。たくさんの「犬」を連れてきたり、大きな「心」をつれてきたり。

最終的には「の」が落ちてきて、喧嘩おしまい。「犬の心」の完成。


◎新世代

銃声

明転すると、撃たれた押見を抱き起こしている池谷

「押見さん!しっかりしてください!!」

「バカ野郎、池谷(イケタニ)、早く犯人追え…」

「こんな状態の押見さん置いて行けませんよ!」

「イケタニ、俺たちの仕事はなんだ?」

「犯人を、逮捕することです…」

「それが分かってりゃ大丈夫だ…池谷さん…あなたから教わったこと、ちゃんと後輩に伝えましたよ…もうすぐ、そっちに行きますからね…じゃあなイケタニ、いままでありがと、な…」

息絶える押見

「押見さん!!!!くっそ、絶対に犯人逮捕してやる!!」

立ちあがる池谷、のベルトをがっつり掴んでいる押見

「てっめえええええ死んでからも迷惑かけてんじゃねよおおおお!!!!」

押見を蹴り飛ばし転がして走っていく池谷

「ゆとり世代なのかな?」押見の声がする

「なんだろ、自分の死体が哀れでしょうがないんですけど?いや、結果的にはこれで逮捕できるんだけどさあ…見事に俺成仏できてないしね?」

戻ってきたイケタニ

「あの、イケタニ?」

「その声は!…誰だ!?」

「押見だ!!!!!」


◎ED

十二楽坊の出囃子で、犬の心さん登場。

押見「これでお会いするのが年内最後になる方もいると思うので」

池谷「いきなり単独もう一回はねえ?まあできなくはないですけどー」

押見「ネタつくるの俺なんだよ!」

池谷さん爆笑

押見「来年も完全に決定しているわけではないですが単独やるつもりですので、急に飽きたりしないように。」

池谷「あるからね、急に飽きちゃうって」

押見「お互いに力を尽くしてね、もちろん僕らがまず頑張るんですけど。僕らがんばる、君らもがんばれということで。来年は今年よりも笑顔にすることをお約束しますので、よろしくお願いします。」

あと選挙に行ってね、と。

押見「皆さんの世代が選挙にいかないと日本は良くならないからね」

池谷「THEMANZAI見てから選挙行ってね」

押見「いや、選挙行ってからTHEMANZAI見ましょうか」


◎EDのV

クレジットを流しながら、稽古風景とフライヤーの撮影風景がバックに。




以上です。おそらく後日しれっと修正などするかもしれません。

サイン会にも参加したのと、レポには関わらない感想などはまた明日にでも。

とりあえず初めて犬の心さんのサインが頂けたのと、どさくさにまぎれてグランジの大さんと握手できたので今日は本当に最高の日でした。

では!

その1 の続きです。


※いつものごとく自分用のメモです。所々飛んでたり間違ってたりします。また順番は間違っていると思います。ご了承ください。※題名にVがついているものはVTRです。ちなみにその題名は私が勝手につけてます。コントの題名は表示されたものです。




◎出社

会社の入り口でコートを着て立っている押見。会社に入っていく社員さんに挨拶している。

「あ、はい。池谷さんので…はい、がんばります」

しばらくして、池谷がやってくる。

「おお、おはよう押見、何してんだ押見、ミーティング遅刻するぞ?」

「おはようございます池谷さん」

池谷が会社に入ろうとすると、止める押見

「なんだよ、ミーティングはじまっちゃうだろ」

「いや、すみません、ちょっと」

「いい加減にしろよ。お前はもう社会人なんだ、学生気分のいたずらするな!」

「はい、すみません」

「分かってもらえればいいんだよ、ほら、遅刻するぞ?」

会社に入ろうとする池谷、止める押見

「なんなんだよ!」

「あの、部長から池谷を会社に入れるなと言われてまして…俺も池谷さんにお世話になったのでこんなことしたくないんですけど…」

「そうか…分かったよ、サラリーマンだもんな、上からの命令には逆らえないさ」

あきらめたようにカバンからクッキーを取り出して食べる池谷

「食べるか?」

「いらないです…。あの…、なんでなんですか?」

「ん?」

「なんで…もうクビになったのに毎日会社に来るんですか?」

「うん…」

「三か月前にクビになりましたよね?なんで毎日9時5時で会社に来るんですか。」

「みんな、俺のことなんて言ってる?」

「怖がってます。」

「こないだ俺の机にお札貼ってあったけど、あれなんでだ?」

「あれは、実は池谷さんはもう死んでて、気がつかないで会社に来てるんじゃないかって噂になって、じゃあ成仏させてあげようということで貼ってあるんです。」

「そうか、でも俺はこうして生きてるだろ!はは、怖くないだろ」

「より怖いです。幽霊ならまだ気持ち分かりますけど、生きててこうしてる気持ち全く分からないですよ」

部長が通りかかり、「話を聞いて下さい!」と掛けよる池谷、止める押見

「池谷さん!なんでこんなことするんですか!確かに仕事は出来ないしずっとクッキー食べてましたけど、そんなことする人じゃないでしょ!」

「俺が悪いんだよ、サラリーマン失格だ。仕事できないし、座ってるだけだし、クッキー好きだし。」

「クッキー好きなサラリーマンは結構いますよ」

「クッキー食べるか?」

「いらないです」

「ごめんな、もう二度と来ないよ」

「はい、お疲れさまでした」

立ち去る池谷、安心して会社に入っていく押見。

しばしの後、会社に入っていく池谷

そしてそれを押し出す押見

「何でですか!今来ないっていったじゃないですか!!」

「なんだよ!俺がなにしたってんだよ!ただ座ってクッキー食べてただけだろ!」

「だからクビになってんですよ!!」

「はあ…クッキー食べてるだけでいい仕事無いかなぁ…」

「東ハトとかですかね…うちはそうじゃないですから、ね?」

「もういいよ!二度とこねえよ!!!」

いなくなる池谷。振り返りつつ会社に入る押見

拡声器を持ってやってくる池谷

「この○○物産株式会社、この会社はブラック企業です!!私は三か月前に突然この会社をクビになりました!こんな横暴が許されていいんでしょうか!!」

飛び出してくる押見

「なにしてるんですか!?警察呼びますよ!!」

「うわぁ…ありがとうな押見止めてくれて」

「は?」

「いや、よく道とかでこういう拡声器持って叫んでるだろ、怖いなーって見てたんだよ。そしたら、今気がついたらやらないと気が済まなくなってたんだよな…怖いな…」

「こっちはその何十倍も怖いですよ」

「今は冷静なんだよ。たぶんこっちの世界とあっちの世界の中間にいるんだよな」

「病院に行って下さいとしか言いようが無いんですけど」

「あー怖いな…クッキー食べる?」

「……はい」

「え?あ、そう?」

カバンからクッキーを取り出す池谷

「直にいれてるんですか…?(匂いをかいで)あの、これなんか入ってたりしないですよね?」

「何かって?」

「ハーブとか」

「クッキーだよ」

「いやそうじゃなくて、やっちゃいけないハーブとか」

「そんなん無いよ!」

「(少しずつ齧って)普通のクッキーですね…」

「ごめんね押見、俺どうかしてたよ」

「そうですよ、後輩の俺が言うのもあれですけど、池谷さん仕事は出来ないけど悪い人じゃないですから、ね!今池谷さんは心が疲れちゃってるんですよ、だから病院行って心を休めれば、前向きになれると思いますから」

「そうだな、はは、押見、言うようになったな?」

「すみません」

「じゃあな押見。」

「あの、これ(拡声器)どうしたら?」

「ああ、やるよ。俺にはもう必要ないから」

「俺にも必要無いんですけど」

立ち去る池谷。会社に戻る押見。

しばらくして、拡声器を持って押見が会社から出てくる。

「地球人のみなさんこんにちは!私は火星からきたスパイです!この度宇宙会議で私が地球を爆発させることに決定いたしました!!それではいきます、3、2、1、ドーーン!!爆発しませんでしたね?どうして爆発しなかったかというと、私が火星からきた水星人だからです!!良かったですね!!!!」

やってくる池谷、静かになる押見

「な?それ(拡声器)必要だっただろ?」

「池谷さん、やっぱり入ってたんじゃないですか」


◎「フラフープ」V

フラフープに取り付けられたカメラから、フラフープを回す二人をスローで見る

笑ってる押見さんや、力んでる池谷さんなど


◎自分の身体

カフェで座っている押見と池谷。池谷はタンクトップに短パン。

押見「え、もう別れたいの?」

池谷「うん…」

「なんでだよ、付き合ってまだ一か月だろ?」

「そうなんだけど、なんか彼女俺の体目当てみたいなんだよ。おれはプラトニックに好きでいたいんだけど…」

「なんか珍しいね。男が体目当てってのは聞くけど。」

「そうなんだよ…会うたび会うたび体を求めてきてさ」

「彼女いくつだっけ?」

「21」

「若いなー、まあだったらそんなもんなんじゃない?」

「そうかなぁ、俺の気持ちを無視して、体を重ねてくるからさ」

「プフッ」

「おい、何笑ってんだよ!親友だから相談してんだぞ!」

「ごめんごめん、まあそんなに心配することないって。」

「そうかなあ…あーなんで俺こんな魅力的な体に生まれてきちゃったんだろうなー!」

「ブフッ!くはははは!!お前さ、前からいつもタンクトップでいるのなんでかなって思ってたけど、お前、自分の体に相当自信あるだろ?」

「え?」

「お前身長は?」

「170」

「体重は?」

「75」

「うん、ぽっちゃりだね」

「…ギャグか?」

「違うわ。じゃあお前は自分の体どう思ってんだよ」

「神から与えられた魅力的な細マッチョ?」

「ギャグか?」

「違う!」

「じゃあお前の顎はどこいったんだよ?顎の首の境目はどこだ?」

「…ここだろ」

「ちがいまーす!!そこにはなだらかな丘があるだけだよ!!ほら、ちょっと脱いでみろって」

「だめだよ、さっき店員の女の子俺に見惚れてたから」

「ぶれねえなお前!いいよ!」

「いいよ?」

「いいから脱げって!」

脱ぐ池谷

「ほら、くびれだってあるだろ」

「くびれてねえよ!くびれってのは筋肉で引きしまって出来るくぼみなんだよ、お前のはへこんでんじゃなくて腹の肉が出てるんだよ!」

テンションが上がりすぎて飛び跳ねて笑う押見

「俺の彼女が俺のこと良い体だって言うぜ?」

「それは彼女がぽっちゃり好きってことだろ。」

「なんだよそれ!」

「前の彼氏の体型とか聞いてみたらいいじゃねえか」

「前の彼氏は相撲部だって言ってたけど」

「それが全てを物語ってるだろ」

「え、デブがいやだから細マッチョにしたんじゃねえの?」

「デブはでかいなってことになってぽっちゃりのお前になったんだよ」

笑う押見、落ち込む池谷

「まあ彼女が好きな体型ならそれでいいじゃねえか。それでも自分の納得のいく体にしたいってんならダイエットするとかさ。そのサポートならできるから」

「…え、今なんて言った?」

「だから、細マッチョになりたいんだろ?つまり俺みたいになりたいってことだろ?」

「…押見、脱げ」

「いや店員が見惚れるからさ」

「いいから脱げ」

脱ぐ押見

「ほら、細マッチョだろ」

「だまれ!」


◎「押見を倒せゲーム」V (追記)

ファミコンみたいなゲーム画面で、やってくる押見さんを池谷さんが「ズバッ」「ズバッ」という効果音とともに倒していく。

→その3へ続きます

犬の心単独ライブ「冬犬」

2014.12.12 劇場:座・高円寺

レポその1


※いつものごとく自分用のメモです。所々飛んでたり間違ってたりします。また順番は間違っていると思います。ご了承ください。

※題名にVがついているものはVTRです。ちなみにその題名は私が勝手につけてます。コントの題名は表示されたものです。




◎OPコント

銃声からの明転

撃たれて倒れている池谷刑事と、それを抱きおこしている押見刑事

「池谷さん!」

「俺の事はいいから早く追え!」

「こんな状態の池谷さん置いて行けるわけ無いじゃないですか!」

「ばかやろう、刑事の仕事はなんだよ」

「犯人を…捕まえることです…」

「分かってんならいいんだよ」

息絶える池谷刑事

「池谷さん!…俺、刑事です、必ず捕まえます…!」

池谷を横たわらせ走り出す押見、のベルトをがっつり掴んでいた池谷。走り出そうとした押見が走りだせない。

「え!?な、なんでこんなことに!?固…、死んでますよね?(脈をとる)無いんだよな…え、固い…硬直早すぎですよ!?」

ベルトを抜くことも出来ず、仕方なくズボンごと脱ぐ押見。諦めきれず何回か外そうとするも外れない。脈をとっても無い。

「もうだいぶ(犯人)逃げたよな…」

ズボンを脱いで犯人を追いかけようとする押見。そこに声が聞こえる

「押見…聞こえるか…」

「その声は、池谷さん!」

「いや吉田です」

「誰だよ!」


◎OPのV

フライヤーの文章が画面に放射線状に現れていく。超ハイセンス


◎思っていたより

向かい合わせのデスクに座るサラリーマンの押見と池谷

「池谷、あとどれくらいかかる?」

「あと、時間にして30分くらいですかね」

「すみません、残業つき合わせちゃって」

「いいよ、明日のプレゼンの資料が出来てないんじゃ洒落にならないからな」

「押見さん、コーヒー買ってきますよ」

「いや、いいや」

「何がいいですか?」

「聞こえてる?」

「ホットのブラックですね」

「何が聞こえてるの?」

「じゃあ買ってきます」

いなくなる池谷

「それより仕事終わらせて欲しいんだけど…」

突然電気が消える

「え、何、停電?」

ろうそくの刺さったワンピースのショートケーキを持った池谷が登場

ハッピーバースデーを歌いあげる池谷

「あ、ありがとう…じゃあ仕事しようか?」

「食べてくださいよー!」

「あぁ、うん、美味しい。じゃあ仕事しようか」

「実はプレゼントもあるんですよ!はい!」

「おー、ありがとう…、うん、じゃあ仕事しよう」

「開けて下さいよ!」

「…じゃあ開けるからお前仕事してて」

「はい!」

押見をガン見している池谷

「おー、ネクタイ、ありがとう、うん、じゃあ仕事しよう」

「つけてくださいよー!」

「…じゃあしてる間仕事してて」

「はい!」

ネクタイをつける押見、ガン見している池谷

「はい、つけたよ、うん、じゃあ仕事しよう、な」

仕事し始める押見、不満そうに動かない池谷

「なんか…」

「なんだよ?」

「なんか、俺が言うのもなんですけど、思っていたより喜んでくれないんですね」

「は?喜んでるって。でもほら、仕事がさ」

「もういいです!余計なことしてすみませんでした!」

「そうじゃなくて…もう、とりあえず仕事しよう?」

仕事する押見だが、ますます膨れる池谷。

「返して下さい!なんかアレなんで返して下さい!」

「分かったよ!返すよ!」

ネクタイを外している押見さんの背中を叩く池谷さん

「返して下さい!」

「なんだよ!ケーキ返せってことか!?」

「ケーキ返して下さい!!」

膨れる池谷さん

「明日のプレゼンの資料作らないといけないだろ!?」

机から紙束を取り出して放る池谷さん。

「え、何これ」

「出来てますよ、明日の資料。」

「は?なんで?じゃあ残業は?」

「0時ちょうどに祝うにはこれしかなかったんで」

キレる押見さん

「俺、彼女と予定あったんですけど!!??」

「押見さん彼女いたんですか!?」

「いるよ!!逆になんでいないと思ったんだよ!!」

「押見さん残念な顔なんで」

「シンプルな理由だな!」

「うわー、独りで誕生日寂しいだろうと思って…余計なことしてすみません」

「彼女が誕生日だからレストラン予約してくれてたんだよ!でもお前が資料出来てないっていうから、仕事ならしょうがないねって、でもケーキは食べようねって、0時には帰ってくるからって言ってたんだよ!!0時過ぎてから何回か携帯なってるんだよ!!怖ええよ何書いてあるか!!!」

携帯を取り出しメールを見る押見。

「おええええええ」崩れ落ちてえづく。

「すみません」

携帯を貰ってメールを見る池谷

「おええええええ」崩れ落ちてえづく。

「…あんなに死ねって書いてあるメール初めて見たよ」

「『ね』ってあれだけいっぱいあると気持ち悪くなるんですね」

「『死』だろ。『ね』じゃねえよ気持ち悪くなるの。」


※この後のオチを忘れてしまいました。思い出したら追記します。


◎「顔」V

押見さんと池谷さんの顔が魚眼レンズで見たように大きく膨らんだり戻ったりするV。最後には押見さんの顔だけちょっと小さくなってしまう。


◎日本の冬

押見さんの部屋。ソファとテーブルと服掛けとベッドがある。

寝間着の押見さんが、やってきた池谷さんを出迎える。

「悪いな来てもらって」

「いいよ、これ頼まれてたヨーグルトと栄養ドリンクな」

「ありがとう」

「暑いな!」

「暑い?」

「ここまで走ってきたんだよ。ダイエットのためにな」

「へえ、じゃあ冷たいお茶持ってくるよ」

お茶を取りに行く押見。暑い暑いと言いながらコートと上着とシャツを脱ぎ、冷房をつける池谷

「マジか」帰ってきた押見

「お前、俺が言うのもなんだけど、風邪ひくぞ」

「お前が言うなよ」

「だから事前におことわりを入れただろうが」

お茶を飲み干す池谷。

「トイレ借りるわ」

「すぐだな!」

トイレに行く池谷

「なんか冷気が、寒!冷房かよ!」

冷房を切る押見、帰ってくる池谷

二杯目を取りに行く押見、暑い暑いといい冷房をつける池谷

「…よし」パンツに手をかける

「やめて!」かえってくる押見

「お前今パンツ脱ごうとしただろ!」

「だめか?」

「だめだよ!ていうかパンツでソファ座ってただろ、それすらもう嫌なんだよ!しかもさっきトイレいったばっかりだろうが!しかもまた冷房つけてるし、18℃って!冬に冷房の18℃はねえよ!」

「お前が言うなよ!」

「使い方違うわ。流行ってんのかそれ。」

冷房を消す押見

「どんだけだよロシア人かお前…寒くて体調悪くなってきた」

「あ、ごめん」

「もういいから、俺寝るから帰る時声掛けて」

ベッドに入る押見。ソファで座っている池谷だが、押見が寝ているのを確認しつつ冷房をつけて温度を下げる池谷

「…よし」パンツに手をかける

「やめて!」起きる押見

「暑いんだからしょうがないだろ!」

冷房を切りベッドに戻る押見。キレる池谷

「そうだよ俺はロシア人だよ!」

「…は?」

起き上がる押見

「さっきお前にロシア人かって言われてびくっとしたよ…俺の名前は○○(失念しました。ロシアっぽい名前)、池谷は日本で生きるための名前だ。俺の親は旧ソビエトのスパイだった。俺の肌の色を見ろ。俺の肌の白はロシア人の白、俺に流れる血の赤は共産主義の」

「もういいから」

「共産主義の赤だ!」

「…どうしても言いたかったんだなそれ」

「言いたかった」

「あの、情報力が多くてさ…今おれ風邪で頭回らないんだよ…」

「そうか…」

「とりあえずお前がロシア人だろうがなんだろうがどうでもいいから、とりあえず帰ってくれ」

「ロシアにか」

「練馬にだ」

服を着る池谷。その合間に冷房を切ったり入れたりの沈黙の攻防戦。最終的に押見がリモコンの電池を抜く

「ふっ…日本人らしいな」

「なにがだ」

出て行く池谷

「おい池谷、池谷、池谷…(戻ってこない池谷)…○○」

「なんだ」戻ってくる池谷

「あの、質問なんだけどさ、北方領土って誰のもの?」

「もちろんロシアだ!!…と言いたいところだか、誰のものでもないさ。」

笑いあいながら握手する池谷と押見

「(手を振り払い)北方領土は日本のもんだよ!!!」


◎「テレビ」V

池谷さんがテレビを持ってきてテーブルに置く、そのテレビに映っている部屋にズームしていくとその部屋に押見さんがテレビを持ってきてテーブルに置く、そのテレビに映っているへやにズームしていくと…の繰り返しが続いて行く




→その2に続きます



今日は東京は昨日の雨模様から一転ずいぶん暖かい一日でしたね。

今日はお昼から友人と神保町に繰り出しました!いえい!

神保町といえばこのブログでは神保町花月ですが、今日は普通に神保町散策ですw

同じ作家の作品を卒論に選んでいる友人(超!文学少女)が神保町に行ったことがなかったそうで、それならご案内いたしましょう!と名乗りを上げてきたわけです!ドヤ!


思った以上に喜んでもらえて嬉しかったので、調子に乗って今日行ったところをブログにも残そうと思います!


まずお昼集合のためランチからスタート。

かなり有名な喫茶店、「さぼうる2」へ。

「さぼうる」と「さぼうる2」が隣同士で建っているのですが、どちらもものすごい外観…。

ググっていただければこのすごさはきっと分かって頂けるはず。

外観はウッド調で緑も多く味わい深いですが、内装もなかなかどうして!趣深い昭和の雰囲気そのままです。

回す式の公衆電話があったり、壁はレンガ式だったり…レトロな雰囲気が好きな方なら絶対嬉しい!

平日のお昼時ということで行列もありましたが、回転がいいのかすぐ順番が回ってきました。お昼すこし過ぎてたからかな?

本の街だけあってお一人で本を片手に食事されている方もちらほら。かといって静かな雰囲気ではなく気兼ねにおしゃべりに興じられるにぎやかさでほっとしました。

今日頼んだメニューはピラフとナポリタンを二人で。

ピラフはすこし私には薄味でしたが、お塩も一緒に持ってきてくださるのでお好みでかけられます。

お塩を少しかけるだけで一気に美味に!

イメージしていたピラフとは違い、オムライスの中身に卵をまぜたものという方が近いかも?具だくさんでそこそこ量があるので大満足です。

ナポリタンはさぼうる2の看板メニューなのかもしれません。さぼうるで画像検索されるとすぐ出てくるのですが、小さなボールをさかさまにしたくらいの山盛りで、圧倒されます。

しかも味が超美味!久しぶりにナポリタンをたべましたが、こんなに美味しかったかしら?

ケチャップだけじゃない奥深い味わいで、具もしっかり入っていてこの山盛り!

正直女性二人組でピラフとナポリタンは少し多すぎた感も…。

他のお客様で二人でナポリタンを分けて食べていらっしゃったようで、喫茶店での食事と考えるとそれでも充分だったかもしれません。でも美味しかったから満足!


次にさぼうるを出てすずらん通りへ。

文房堂は大正昭和時期のお店らしい外観が美しく、いつも惚れぼれします。

友人が絵を描く人なので画材なども楽しんでもらえましたが、絵に興味のない方でも入ってすぐの所はその時期で変わる小物コレクションがならんでいていわゆる「かわいい~!」状態です。

今の時期はクリスマスの小物や来年のカレンダーなどが並んでいました。


文房堂の向いにある三省堂の裏手。

改装をしてから期間限定のお店が出るようになっていて、今はテディベアとスノーボールのお店でした。

クリスマスらしい可愛らしいスノーボールがたくさん!

そのまま三省堂にはいると「いちのいち」という小物売り場があります。

期間限定の商品が多く、そのどれもが文系にはたまらない小物ばかりです。

あまり他の街のショップでは見かけないような小物がたくさん!小物といってもお値段は幅広いですので、少し気のきいたプレゼントをしたい時には最適かもしれません。


三省堂の中を通って神保町のメインストリートへ。

さまざまな古本屋さんが軒を連ねていますが、そのまま入る勇気はなかなか出ないですよね。


探したい本があるのであればメインストリートをそのまま靖国神社方面に歩いて「本と街の案内所」へ。

検索するためのパソコンが置いてあるので無料で使えますし、どうしたらいいのかわからなければ常在しているスタッフさんに伺うと良いかと思います。


今日は検索の結果中野書店さんの2階へ。

近代文学の古本と、昔懐かしいマンガたちがたくさん。

私は大学で近代文学を学んでいるため、大いに楽しんで拝見しました。(本来は買うべきなんですけどね…若輩者ですので…)


そのあと書泉グランデさんへ。

幅広いジャンルの本を扱っていらっしゃることと、芸能人のサイン会が頻繁に行われていることで有名です。古本屋さんの雰囲気から一気に気安くなって安心しますねw

2階から3階へ行く階段の途中にトッキュウジャーのトッキュウ1号こと志尊淳さんのサイン会ポスター(志尊さんの自筆メッセージ付き)が置かれており大変興奮しました。お恥ずかしい。


その後お茶するために柏水堂さんへ。

プードルのケーキが有名なようで、頂きました。

普段バタークリームはあまり好んで食べないのですが、しっかりしたスポンジの周りにコーティングされていて素敵にマッチ!可愛らしいプードルの見た目も相まって大変美味しく頂きました。

柏水堂さんは入口が売り場で奥にテーブル席があるのですが、奥の内装がステンドクラスやシャンデリアで飾られていて、趣味の良い可愛らしい雰囲気が素晴らしかったです。

女の子であの雰囲気が苦手な方は少ないんじゃないかしらん?お嬢様チックで楽しいです。


この時点ですでに夕方。日も落ちていましたので、後楽園ゆうえんちに足をのばし、イルミネーションを観に行くことに。

毎年後楽園ゆうえんちと隣接するラクーアのイルミネーションは話題になりますが、今年は例年のイルミネーションに加え「宇宙」をテーマにしたイルミネーションが!

水辺の上に星を思わせる丸いイルミネーションがたくさん配置されていて、水に映った姿はまさに星空のような美しさでした!

もちろん例年のさまざまなイルミネーションも変わらず素晴らしく、毎年驚嘆、感動します。

都会の真ん中という立地もあり、皆様足を運びやすいのかもしれませんね。たくさんの家族連れやカップルが楽しんでいました。

今はまだあまり人も多くなく、落ち着いて楽しめますし、イルミネーションは2/15までやっているので、人混みが苦手な方は今の時期やイベントを気にせずにふらっと立ち寄られると良いかもしれません。


ここで今日の散策は終了!

本当はクレープやゲームセンターなどもあちこち楽しんだのですが、もう相当な文章量になってしまったので割愛!


明日から土日ですし、神保町や後楽園で、冬ならではの一日を楽しんでみてはいかがでしょうか?

では!(・ω・)/

さて、犬の心さん、

キングオブコント決勝進出おめでとうございました!

…いまさらー。


え?結果?知ってる知ってる。

なんならリアルタイムで正座して見た。一回戦目と二回戦目の間なんか床に土下座してお笑いの神に祈ってた。録画して10回は見た。


個人的にはショーレースの類にはあまり興味が無い人でして、

「KOCねぇ…まあお笑いって個人個人の中でオンリーワンだから?ナンバーワンよりオンリーワンであればいい的な?」

って思ってました。

が、決勝進出のニュースを聞いた瞬間にリアルに飛び上がって大喜びしてしまった。

「うわあああああ!!!!良かった!良かったねえええ!!!本当に良かったねええ!!!うわあああああ!!!!!」

って叫びながら手を叩いて飛んで跳ねて拝んではしゃぎまくりで5分間。オンリーワンどこいった。


「犬の心の本気ライブ」の最終回も観に行って、二人の本気の「決勝に行きたい」という思いを肌で感じてきたばかりだった分、本当に嬉しかったです。

しかも決勝戦のネタも本気ライブで予習済み!というのはちょっと誇らしかったです。すこしネタ内容は変わってたけど、やっぱりライブでも一番盛り上がったネタを決勝の一回戦に持ってきていて、(ああ、本当に私たちの反応を見て決めてるんだ…)なんて今更なことに改めて感動したり。


私の周りの友人も私が決勝進出の時に散々騒ぎ散らかしたのを見ていたので、決勝終わってからたくさん「面白かったよ」と声をかけてくれて、嬉しいやら思い出し落ち込みするやらで大変迷惑な奴になっていました私。

twitterで「犬の心」がトレンドに入っていたり、色んな人が犬の心さんを知ってくれて、面白いって言ってくれて、こんなに幸せなことないなあ、と。結果はどうであれ大きな一日になったなぁという思いです。


私はそれでもやっぱりショーレースには今でもそんなに価値があるとは思ってないです。

自分の好きなラーメン屋は、自分がおいしいって知ってればいい。

このラーメン屋が潰れない程度に繁盛してて常連さんとかが黙々とおいしいラーメンをすすれればいい。

そういう感覚でした。

でも、本人たちはそんな気持ちなわけなかった。本気でもっとたくさんの人たちに認められたい、笑わせたいって思ってた。

犬の心のお二人があまりに本気で、本当に「キングオブコントの決勝に出たい、優勝したい」って拳を握っているのを見て、応援しないファンなんかいないです。

だからこそ、決勝進出したと聞いて「良かったねえ!!」って思ったし、二回戦敗退した時に心底「可哀想だ…可哀想だよ…」と落ち込みました。

今回敗退してしまったからといって私の中で何かが変わったりはしません。

でも、この経験が犬の心さんにとって大きな成長の礎の一つとなってくれればな、と思います。


とりあえず、また本気ライブが復活しないかなぁ、なんて期待したりw

なかなかネタライブを見ることができない私としては、犬さんのネタだけをしっかり見られる本気ライブがとても好きだったので…。

あ、今度の12月の単独ライブ、行きます!

卒論提出1週間前ですけど!とりましたよチケット!死亡フラグ!!!

少しでも心安らかに行けるように頑張りますw


では、とにもかくにも犬の心さん、念願のキングオブコント決勝進出、おめでとうございました!!!!

前回の記事が初夏と…。

なんとあっという間…でもないですね。さすがに結構経ってしまった自覚が…。


前回の時はまだ「あれ」の前だったのかと思うと羨ましいやらなんやら。

就活以上のビックイベントの「あれ」は、無事ではないにせよなんとか終了!

前の記事を書いていた時の予想を遥かに遥かに超えたトラウマを心に植え付けて去って行きましたとさ…。これはね、もう掘り下げても血涙しかでないのでこれでおしまい!

乗り越えるの結構かかった!はは!


そしてこちらも色々ありつつ就活も完全終了いたしました!やったね!

来年からはOLとして働かせて頂きます!やったねやったね!

このブログを始めた時はまだ高校生くらいだったかな…?小説サイトを含めると中学生!!

そんな子が来年から社会人ですって!

本当にここには書ききれない&書けないくらい色々な経験をして、やっと納得のいく方向へ向くことができました。

本当は就活終わったら就活での苦労とかこれから就活する人へのアドバイスとかドヤ顔で書こうかと思ってたんですけど、もうすっかりそんな気力もなくなりましたw

というのは大げさですが、正直誰かのアドバイスなんて本当は何の役にも立たないんだなって就活で実感したから、というのが大きいです。

就活は私自身かなり早い段階から始めていた方で、それはそれは色んなものを読んだり聞いたりしてきました。

でも、結局は自分の足で学んで、自分の目で見て、自分の頭で考えたことしか、自分のためにはならないんだって。

…あれ、これ大学入学の時も同じこと言ってるぞ!?

そして就活のはじめも同じこと座右の銘にしてたぞ!?

…oh.

同じ所ぐるぐる回りながら少しずつ成長している、ということでよろしくお願いします。


今は卒業に向けて卒論を書いている真っ最中…と言えたらよいのですが全然書けない。

もう11月なんですけど!?提出12月ですよ!?

毎日自己嫌悪です。卒業できるのかなー。

来年OLだーじゃないよ。卒業してくれよ。

そもそもこんなブログ書いてる暇があるなら卒論書きなさいよ。

うー…。頑張ります。


早く卒業のめど立てて大学のみんなと遊びたいです。

卒業はしたくないんだけど…いつまでも学生でいたい…。

この感情は書き始めると長いからまたにしよう。

どうせここに書きにくるでしょうからね(/ω\)キャッ


思ったより長くなってしまったので、次の記事で犬の心さんのことについて少し書かせて頂きます!

では!

すっかり初夏ですね、こんにちは。

初夏とはいえ寒がり度合いが年々増している私は未だに部屋着も長袖です。この時期はイマイチ何を着ていいのか分からない。

ここ何回かの記事で騒いでいた就活ですが、なんとかありがたいことに一息つけるかもしれなさそうです。

この一息がどの段階かっていうのはね、まあ言及しませんが。

基本的によっぽど確信がないと文字にしない私なので、まあ、そういう感じです。

いままで荒地にしまくってきたなあ、って振りかえったら、あれ、あそこなんか生えてない?あれ?なんか咲いてる?あれ?という具合でした。いやはや。


来週からまた就活とは違った大イベントがありまして(これも一身上の都合で明確には書けないんですけども)正直逃げ出したくてしょうがないといった具合。楽しみでしかなかったんですけどね。やっぱりいざやるとなると…。

というかブログ書いてる時間があるなら準備しろー!って誰かに怒られそうな位なかなか大変なイベント。

たぶん次にここに記事を書くころには終わっていると思いますが、色々トラウマを抱えて一回り大きくなってるか小さくなってるかしてると思います。がんばろう。


いやー相変わらず山も落ちもない記事!

ではでは!


春のーうらーらーのー、いかがお過ごしですか?こんばんは!


なんか、最近ひょうたん島のCMの記事をお探しの人が何人かいらっしゃってくださってるんですね…?

なんでだろう。流行ってるのかな?

就活生としては広告業界の就活生の方が参考にしようといらしてるのかなー、なんて予想してみたり。

ここだけの話、私は広告業界も視野にいれいた時期もありましたが見事惨敗しましたので、私が前に書いた記事を読んだどなたかがあの業界で活躍するチケットを手にされたらちょっとお手伝い出来たみたいで嬉しいなー、なんてこっそり思っています。

まああんな長々へっぽこ考察そのまま面接で話したら面接官間違いなく途中から貧乏ゆすりしだすと思うんですけどね!いやされたこと無いけど!

私大好きですのでね、広告。同じ広告を愛する人があの業界で素敵なものをたくさん生みだしてくれたら私も嬉しいです。ファイト!


そういう私の就活状況は…まあかなり芳しくない、とだけ。はは…。

そろそろチャレンジする持ち駒が残り少なくなってきたというか、通ってきた道を軒並み枯れ野原にしてきたというか…。

毎日逃げ出したい投げ出したいしか思ってないです。

まあやるんですけどね。

逃げ出したり投げ出した方が絶対そのあとしんどいし。やってしんどいのとやらないでしんどいのならやってしんどい方がずっといいです。

なんか殊勝なこと言ってますけど、いつも気を抜くとすぐ怖くてしょうがないし自分は駄目なんじゃないかもう無理なんじゃないかってことしか考えてないんですけどね!

私が「まあなんとかなるだろう主義」の持ち主じゃなかったら精神病んでますよ!つまりなんだかんだ私は元気です!

…よし、気合い入れて行きます。


東京は桜もほとんど散り終わり、青葉があちらこちらで見られるようになりました。

スーツだけでコートいらない時も多いです。助かる!あのコートの扱いすごい困る!

季節の変わり目、お体に気をつけてお過ごしくださいませヽ(゚◇゚ )ノ

おひさしぶりです。

なかなか書きにこれなくて、申し訳ない、と申し上げるべき閲覧者さまももはやいらっしゃらないんじゃないかと思う今日この頃です。

毎日毎日があっというまに過ぎて、この春大学4年になります。

はい、お察しの通り現在就活まっただ中です。

出口の見えない、正解の分からない、自分が出来ているのか出来ていないのかも分からない中でもがいています。日々、毎日。

ここに、大学を今の大学を目指していくと決意してブログを書いた日が、昨日のようです。

それから3年間、あっという間でした。色々あったし、あの日の私からたくさん成長してきました。

でも、根っこは少しも変わらないできてしまったように思います。


昨日、就活先について、方向転換しなくてはいけないなと考えがまとまったことがありました。

具体的な業界をお話しすることはもちろん出来ないのですが、私には第一志望と第二志望と第三志望の業界がありました。

一つ目は知識のある業界。二つ目は興味のある業界。三つ目は大学的に強みのある業界。

はじめは一つ目に熱意をもって息巻いていました。ここなら私の今までの知識が活かせる。人の役に立てる、と。でも、私の経歴はその業界では致命傷でした。私がどんな人間であれ、私の経歴ではその業界に役立つ人材にはなれないと思われて仕方ない経歴でした。私がそれを上回る人間力があればよかったのかもしれません。でもそれもなかった。

だから、今のところほとんど駄目です。きっとこの先もだめなのだと思います。


二つ目は途中から志望しだした業界。本当は小さいころからの夢で、憧れだった業界でした。ただ、好きで好きでしょうがない、そういう商品を扱う業界です。でも、そこに私の大学のつながりはまったくありません。そして、その業界の方とお話しさせていただく機会があったのですが、「あれ、違うな」と。その会社の方だけだったのかもしれません。でも、あれ、ここ向いてないんじゃないかって、感じてしまったのです。

上手くやっていく自信がなくなってしまいました。やりたい、やってみたい、の限界を見たきがしたのです。


三つ目は、一番セミナーにも参加してお話をたくさん聞かせて頂いた業界でした。はじめは大学が強いからという理由で見ていましたが、私にもやれることが、役立てることがあるんじゃないかと感じ始めている業界です。でも、あまりに周りに勧められるので「私はこの業界に興味はないんだけどな」とつっぱねてしまうし、親には勧められ友人には「向いてないんじゃないの」と言われ、なんだか頭がごちゃごちゃしてしまうのです。


そして、昨日。二つ目の業界の1つが落ちたことが分かり、「ああ、これは道は決まってたのかな」と腑に落ちた気がしました。三つ目の業界に、向かっていくことしか私にははじめから道はなかったのかな、と。

昔からそうでした。

演劇部をやりたくてやっていたのに、中学になって演劇部を辞めさせられ、文芸部へ。そこではじめて部長を経験し、物書きを表立ってやれる楽しさにも気がつきました。

大学を決める時も、はじめは推薦でいけるところより受験でハイレベルなところにいこうともがいていましたし、今の大学なんてと何も知らずに毛嫌いしていましたが、今とても楽しく勉強しているし、これはこれで良かったと心から思っています。

演劇を続けたくてインカレに入ろうと目論んでいたことも、結局実際に体験してみて「これはたぶん上手くいかない」と思い、ある意味ドタキャンのように逃げました。でも、そのおかげで今の部活に入れたし、今の部活に入れたのは私の人生の中でも特に最高の出来事だと思っています。


いつもそうだったな、と思います。一番行きたいと情熱を持っていたところには、いつも挫折して、諦めて。

でも、その先にいつも良いことが待っていた。

私の人生、挫けて、諦めて、はじめから見えてたけど目をそらしていた場所に向かうことになって、そこからが勝負だった。

いつもその狭間には最悪の気分だった。

でも、いつもそのあとに「ああ、これで間違ってなかった。ここに来てよかった。」と思う。

それで、たまにあの日の情熱を思い出して、「ああ、あの時こうしてたら違ったのかな」とか「悔しいな、行きたかったな」とか思って、すこし感傷的になって。

それでもいつも、一度だって、あの日の決断を後悔したことなんかない。

いままでの人生のたくさんあった「あの日」に戻っても、それでも私は同じ決断をすると思います。

そしてこれからも、そうでありたい。


この生き方が、幸せなのか不幸せなのか分かりません。

そんなことは、死ぬ間際の私にでも決めてもらえればそれでいい。

きっと思い残すこともたくさんあるのでしょう。それでも思い出もたくさんできたので、まるっきり不幸の一人勝ちにはさせないつもりです。

私にできることは、ただ一歩一歩、その時決めた道を進んでいくことだけなのですから。


これからの就活において、まだまだ先は長いでしょう。もういいっつーの!ってくらい長いのでしょう。個人的にはもうすでにそうとう長いんですけど…。

これからもこういう瞬間がたくさん来るのかもしれません。

ましてや、三つ目の業界だって激戦の業界、私がこんなことをいつまでもウダウダ言ってても、向こうが私を欲しいと言ってくれなくては愚かな独り相撲なのですが。

それでも、これから戦っていく中で私の気持ちをきちんと固めたいと思い、思いのたけを書きました。


…なんだか、大学の推薦を取ろうと決めた時に書いたブログとそっくりですよね(笑)

あの時はほとんど勝って当然の勝負だった(と、入学してから知りました)わけですが、今回はそういうわけにもいきませんので…。気合いを入れて、やっていこうと思います。

いつかここに、良いご報告が出来ますように。

散々放置しておいてなんですが、ここは私にとってとても特別な場所なんだなと改めて思います。こういう風に文章に出来てとても良かったです。


それでは、また。

また少しで早く、こちらに何かくだらないことでもなんでも書きにこれるようになりますように!