いずみホールでおこなわれたザ・タローシンガーズ第十六回定期演奏会を聴きにいった
 タローシンガーズはアカペラで歌う室内合唱団で数々の賞を受賞してきており創立15周年を迎える 
 取り上げた曲はブリテン、プーランク、シュミット、マルタンとまさにプロフェッショナルな選曲 プーランクのG-durミサはやったことがあるし、マルタンの二重合唱によるミサ曲はいつかやりたいとあたためている曲である
 結論からいうとさすがである少々の傷があってもそれが演奏全体には何の影響も与えない安定感だ 声も強く、フォルテやフォルティシモでは圧倒的にホール内に和音が響く
 ただブリテンにしてもプーランクにしてもこの音色でよいのだろうかという疑問は残った それはアンコールで取り上げた武満徹編曲の「さくら」でも同様だった