小ぶりでもバッテリー長持ち エクスペリア「Z1f」 | 半田貞治郎のちょっと気になるサイバーモバイルニュースファーム

半田貞治郎のちょっと気になるサイバーモバイルニュースファーム

北海道在住の60でパソコンを始めてあれやこれや気になるニュースを半田貞治郎の独断と偏見でとりあえずブログに載せています。


「Xperia(エクスペリア) Z1 f SO-02F」(ソニーモバイル)【拡大】

 ドコモの新端末で、年内最終の製品としてソニーモバイルの「Xperia(エクスペリア) Z1 f SO-02F」が先ごろ発売された。5型スクリーンなど、かなり大型の画面を持つスマートフォンが多い中で、この機種は4.3型と小ぶりだ。

 iPhoneより大きくAndroidスマホの多くよりも小さい、というイメージだろうか。Xperiaは、先行して「Z1」という機種が発売されて人気になっているが、Z1fはZ1の性能はほぼそのままにダイエットした印象だ。

 本体サイズが小さくなることで、搭載されるバッテリーの容量は多くの場合、少なくなる。Z1fも例外ではないが、連続通話時間や連続待ち受け時間はZ1より短いものの、実使用時間は逆に長くなっている。

 これは、スクリーンの解像度がフルHDよりも一回り少ない720×1280になっているからだと思われる。実際に数日間使ってみたが、けっこうヘビーに使っても、丸1日の使用でバッテリーに不安を感じることはなかった。

  つまり、通話や待ち受けは同じだけの電力を消費するので、バッテリーの容量が多い方が有利だが、アプリを使ったり、ブラウザーでインターネットを楽しむな ど、スクリーンにさまざまな映像を映し出す使い方でフルHDスクリーンを駆動するのは、けっこうな電力を食うということがわかる。

 解像度が低いとしても、実際の使い勝手はほぼ変わらない。ルーペでスクリーンを拡大して見て気がつく程度の差だ。

  国内メーカーがどんどんスマホ市場から撤退していく中で、ソニーとシャープ、そして富士通はメーンストリームの端末を日本市場向けに投入し続ける貴重な メーカーだ。特にXperiaは、独自の作り込みをあまり行わず、押しつけがましくないシンプルな状態で提供される点に好感を持つユーザーも多い。グロー バル市場に提供されているXperiaとそんなに大きな違いがないにもかかわらず、おサイフケータイやワンセグなどの日本固有の機能も盛り込んでいる。こ うした製品の作り方はさすがだ。

 スマホにはしたいけれど、ガラケーに比べてちょっと大きすぎると思っている方に、Z1fはおすすめの端末だ。 


リサーチ:テック サイバーファーム ウェア(半田貞治郎)