実はね、我々ロックバンド花ト散るらんはね。またもやコンテストに優勝してね、アメリカの世界最大の音楽見本市みたいなのに出演することになったのよ。

その名もSXSW! USAの西南西だか、南南西だか、よくわからぬがそういう意味なのでしょう。

 

海外はたまに演奏しに行くけれども、英語圏は初めて。

ドイツ、フランス、イタリア、カナダだけどフランス語なケベック州。

今回初めて英語圏。

 

とはいえ、日本語しか喋れないから何処行っても簡単な英語で済ませてきたけれども。

 

時は来たり。英語を勉強せねば。

 

今まで、読み書きは少し自信あったけれども、

今運営とのメールで撃沈してるぜ。フフフ。

 

これじゃ会話なんて…ね。フフフ

 

なにはともあれ、こういったときに役にたつのが音楽!

 

今まで喋れなくて、色んな人にがっかりされながら、ステージの上から日本語で歌って、

賛辞を浴びてきた花ト散るらん。

 

英語の勉強するより、音楽しっかりやろっと。

 

 

僕はついつい過去の話をしてしまう。

 

「昔はこうだった」

こういう言葉を人は毛嫌いしますね。

ネガティブシンキングと捉えますよね大勢が。

僕は今が嫌いで言っているわけではないのですよ。

ただ、昔はこうだっただけ。

今も好きだし、昔も大好き。

 

「昔はケータイがなかった」

若い人に話したらば、「どーやって待ち合わせするの」「チョーフベン」「アリエナイ」

 

いやいや。ね。

待ち合わせもしてたし、不便ではなかったし、ありえたし。ね。

 

その晩に僕のご先祖様が、

「昔は電話もなかった」と夢枕で囁きました。

僕は言います。

「どーやって待ち合わせするの」「チョーフベン」「アリエナイ」

 

「便利」を知ってしまうと、それまでの普通が「不便」になります。

 

ところで、

愛おしい恋人が待ち合わせの時間にその場所に居なかったとしましょう。

 

僕が知らないほどの昔なら・・・

 

待ちまくるでしょう。

時間が経てば彼女の身も案じるでしょう。

走るでしょう。

探すでしょう。

それでも見つからないのであらば、二人の思い出の場所にでも。

とある契りを交わした思い出の展望台か?はたまた、思いっきり喧嘩したレストランの奥のほうにあるテーブルか。

 

僕が知ってるほどの今なら・・・

 

ラインするよね。

既読待つよね。

着信入れまくるよね。留守電もとりあえず入れとくか。

あ、充電無くなってきた。コンビニで充電池買うか。

つーか寝てんのかな!(心配一切なし)

 

なんかズルい比較になりましたけれども、

僕は前者のロマンチックな奔走に憧れますね。

とっても無駄な時間が多いけども、その間に脳内に浮かんだ思考や言葉は

価値のあるものだと思います。

 

でも今も馬鹿にしたものではなくて、

ラインの未読が既読になるまでただじっと小さな液晶を見つめている間に、

脳内で想いは馳せ、強いものを感じるのでしょう。

 

結局、人と人のコミュニケーションにおいて、「便利」とは人と人を確実に繋げるような発明ではないのでしょう。

 

そして僕はついつい過去の話をしてしまう。

 

CIAO,コケシです。

 

生き物を飼うエゴについて散々考えながら生き物を飼ってきたコケシです。

 

幼少からパグと共に健やかに過ごし、青年期にウサギと過ごしながら結論、全然ダメな飼い主だったコケシです。

 

それでも何か他の生物と過ごしてみたいのはなんなのでしょう。

 

エゴだけでもない気がしてきました。

 

以前、亀欲しいと言ったこともありますが、最近「モモンガ」に惹かれます。

見た目リスじゃないですか。

でも、翼っぽいのあるじゃないですか。

でも、飛べはしないじゃないですか。

せっせと高いとこ昇って、それから

 

滑空するんです

いいですね。

 

パタパタと飛ばれると、「自由」過ぎて飼い主のエゴを崩壊させがちですが、

滑空という言葉はとても素敵です。

 

でも

それだけで生き物の命を預かる覚悟はまだないのでやめときますけどね。

それに滑空しようが飛ぼうが、自然の中に居たほうが僕の小さな部屋より似合うはず。