横綱・朝青龍関(当時)が「綱締め」を披露している。青森市、06年8月
※今回の記事は、2月7日分に加筆修正して掲載いたします。
本日もご覧いただき、有難う御座います
2012年中から「世界に輝く日本の弁護士」。日本のゼントルマン・花らっ京です。
本日、朝青龍関が引退相撲を挙行しました
若くして25回もの幕内優勝を果たしたにも関わらず、
今年2月、自身の騒動で、引退。相撲人生の晩節を汚してしまいました。
一時は引退相撲そのものも危ぶまれましたが、
無事終えることができて、元横綱も感無量であることでしょう。
数年来、何かと騒動が絶えなくて、
日本のマスコミや横審が、毎度のように、朝青龍をバッシング
でも、このブログをお読みの「善良なる日本国民」の皆さまなら、
彼らの言動にこそ、さぞうんざりされたことでしょう
・・・ご安心ください。私もその一人です。
そんな皆さまに、ぜひオススメしたいのが、この一冊。
・・・実はこれ、相撲の本ではありません。純然たる歴史の本です
著者は、宮脇順子先生という、近世・東アジア史の専門家
先週から、シーズン2「中国とは何か」 のシリーズを開始されています。
朝青龍を皮切りに、
「日本人の知らない、モンゴルの歴史と文化の真実」を啓蒙しよう
という、渾身の一冊です。
これを読んでみると、
モンゴル人と日本人の違いとその理由、
日本では絶対に習わない、モンゴル帝国の真実、
現代におけるモンゴル国の可能性や、
さらには、
近代から現代に至るまでの日本人の傲慢さまで、
結構辛辣(しんらつ)に書かれているのです
昨年も何回か「読書の秋」として、記事を掲載してまいりましたが、
この「朝青龍」本は、
いつかは日本人に紹介しなければならない本だ
と思っていました。
そこで、元横綱の引退相撲を機会に、3回(予定)に分けてお話いたします。
日本批判もかなりの分量になるかもしれませんが、
あくまでも、「歴史本の書評・歴史の論評」という視点から書いてまいります。
悪しからず御了承ください。
氣になる目次は、以下の通りです。