薬剤師過剰時代の到来
クスリ販売に新資格、スーパーでも販売可能に
2009年から施行になる改正薬事法によって、一般医薬品(OTC、いわゆる大衆薬)の販売方法が様変わりする。従来、医薬品の販売は原則として薬剤師しか認められていなかった。しかし2009年以降は薬剤師資格を持たない小売業者でも、登録販売者試験をクリアすれば医薬品の販売が可能になるのだ。すでにこの8月からは試験販売もスタートしている。……<続きを読む >
こんなタイトルのニュースを見つけました。
2年前の院長トークに”医療費抑制と医療系大学の新設” のタイトルで薬剤師の過剰問題について書きましたが、それに追い打ちをかけるような今回の規制緩和。
ドラッグストアで働く薬剤師が必要なくなった時、さて薬剤師は生き残れるのでしょうか?
この記事の中で薬剤師の西松雅豊氏は、「登録販売者が誕生して販売を担い、薬剤師は医療人として、在宅ケアの服薬指導とか、ベッドサイドで患者をケアする臨床薬剤師として働く。本来の薬剤師の仕事に専念できる」と話していますが、本当に臨床薬剤師の仕事に今の薬剤師の数が必要でしょうか?
これは、薬剤師過剰なんて生やさしいものではなく、薬剤師の死活問題です。
歯科医師の過剰問題と同様、国の政策に翻弄される医療従事者とそれを目指す学生。
暗い話ばかりの日本の医療界、希望がもてませんね。