浮気は繰り返される
という言葉をよく耳にする
ひたすら反省している夫を見ていると
いやいや、まさか〜
と思うけど
そもそも何故始まったのか
何故やめられなかったのかわからない
夫の浮気
恋は麻薬というけれど
ほんの出来心で始めた浮気を
ズルズルいつまでも続けた夫。
何の気なしに始めたお酒や薬物に
いつの間にかどっぷりハマって
抜けられなくなった人みたい。
こんなはずじゃなかったって皆も思ってるんだろう。
クスリも酒も女も
身体や心が気持ちよ〜くなる
ヤバい物質が出ちゃって
頭の中をおかしくするんだろう。
俺は中毒じゃない、依存症じゃない
やめようと思えばやめられるし…
これが最後、これが最後…
なんて自分に言い聞かせて
どんどん深みにはまっていく。
理性がきかなくなる。
夫と散々一緒に見ていた
ワイドショーの不倫報道も
自分とは関係のないこと
俺はこの人たちとは違うし！
と本気で思っていたみたい。
いやいや、全く一緒ですよ
むしろ芸能人なら芸の肥やしかもしれないけど
あんたには何の肥やしになっていたのやら？？
まわりにやめたほうがいいと言われても
逆ギレしたり、否認したり
自分で自分の状況がみえなくなって
人生までダメにしてしまう。
浮気も依存症に近いんだろね
だから、いいことなんて１つもないと
頭ではわかっていても
身体は依存物質を求めるから
酒飲みは酒を
薬物中毒者はクスリを
浮気者は女を
繰り返し求めて
家族の信用や仕事や金を失って
人生をダメにしてしまう。
タチの悪い病気だよ…
依存症の特効薬はない。
生きている間、ひたすら依存物質を断つこと。
これまで身体が求めていたものを断つことは
どんなに苦しいことだろう。
多くの人が、ふとしたきっかけで
また酒を口にし
クスリを手にし
女に走ってしまう。
そのふとしたきっかけの時にも
いやいや、俺はもうしないし
って言える強い意志がないと
また繰り返してしまう。
その、強い意志を持つためには
「底つき体験」が必要らしい。
酒や薬のせいで死ぬかと思うような目にあったとか
家族や仕事など大事なものを失いそうになったとか
もう二度としたくないようなつらい体験。
夫の話によると
浮気がバレて
すぐに私が離婚を宣告して
子どもを連れて出て行った時
人生で味わったことのない孤独を感じて
何も手につかなくなったらしい。
もうあんな思いはしたくない…
と何度も口にしている。
私から見たら自業自得、バカいうなって話だけど
夫は夫なりに「底つき体験」を味わったようだ。
私の底の方がよっぽど深い気がしますけど
依存症の治療は、まわりの理解と協力も必要。
依存症という病気が
夫をおかしくしたんだ。
再発しないよう支えあっていこう。
再発したら…
今度こそ人生の底を見せてやりますよ
アルコール依存症の方をテレビで見て
そんなことを考えました。
病気憎んで、人を憎まず。
さて、ご飯作ろ。