今日は「土用の丑の日」ですね。
暑い盛り、夏負けしないように栄養価の高い鰻でも食べて精をつけましょうってことではありますが…
自分は食べませんでしたけど、この日に鰻を食べた方は少なくないと思います。
「丑の日」自体は日にちの干支ですから、年に何回もあるわけですが、なぜ「土用の丑の日」が注目され、そして鰻を食べる習慣ができたのでしょう?
諸説あるようですが、その昔、平賀源内という人が鰻屋に頼まれて、夏に売り上げが落ちる鰻を宣伝するため、「本日丑の日」というキャッチコピーを考案し、それが見事に当たって、いつの間にか習慣づけられたのが始まりという説が一番有名かと思います。
鰻の旬って、秋から冬にかけてらしいですからね、本当はね…
それもあるのか、ある老舗の鰻屋さんはこの日を鰻供養をする日として休業したりするそうですよ。需要が多すぎて、いい鰻を十分に確保・提供できないっていうのもあるんじゃないかと思いますけど。
いきなり、鰻屋の前に「丑の日」って貼られてもねえ…って思うでしょうが、それより以前から「丑の日に『う』のつくものを食べるといい」という民間伝承があったそうなので、もし、この説が本当であれば、当時の江戸庶民にも、すんなり受け入れられたものと思われます。
まあ、バレンタインも一説には、お菓子メーカーや百貨店の「ニッパチ対策(2月と8月は商品の売れ行きが落ちるとされていたので…)」だったという話もありますからね。
今も昔も、キャッチコピーの効果は大きいんだなと。しかも、かたや食欲、かたや恋愛と欲望(笑)に直接訴えかけているし…(^_^;)
なぜ、いきなり梅干し…?
これは自分の母親が作っている最中の梅干しです。
部屋に入ると、梅の香りが充満しています…。
土用干しってやつですね。段々いい色になってきています。(^∇^)
いえね…よく鰻と梅干しは食べ合わせが悪いと言われていますよね…
でも、特に科学的根拠はないみたいです。
むしろ、梅干しは脂っこい鰻の消化を助ける作用があるから身体にいいとも言われます。
食べ合わせの話については、梅干しや鰻は食欲を増進するから食べ過ぎないようにという戒めのためだったり、腐った鰻は酸味があるので、酸っぱい梅干しと一緒に食べると、それが判別できなくなるからだとか、いろいろな理由があるようです。
まあ、確かに何でも欲張って食べたら、身体によくはないですね…(^^ゞ
ていうか、梅干しはあまり得意じゃないんです…かろうじて梅肉あえとかくらいで…(^▽^;)