First Listen : Bleeding Heart Pigeons
NewBlood - No. 66 ブリーディング・ハート・ピジョンズ
ブリーディング・ハート・ピジョンズが12月16日にデビューEPをリリース予定であると発表しました。ドミノ・レコーズ(Domino Recording Company)など数社が触手を伸ばしていたそうですがヴァージン・レコード(Virgin Records)とサインアップ。
ブリーディング・ハート・ピジョンズは、マイケル・キーティング(Mícheál Keating : vo/g)、ブレンダン・マキナニー(Brendan McInerney : ds/vo)、カハル・ヒストン(Cathal Histon : Synths/ Sampling/ percussion/vo)の3人が音楽学校で出会い結成されたアイルランド・リムリック拠点のバンドです。
リリースに先駆けて'Visiting Myself in Hospital'と'Catharsis'がSoundCloudでストリーミング試聴できます。
これは最前線の実験精神と折衷主義のアートフォームです。
'Visiting Myself in Hospital'は、ジーズ・ニュー・ピューリタンズ (These New Puritans) の拡張されたのは現代音楽的なエレメントと、マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)のヴォーカリングとギターの美学を借用し絶妙に折衷させ、セカンド・パートでレディオヘッド(Radiohead)の"15 Step"のような拍になり怒号のクライマックス後ワープ風のブリープで遮断の終焉。タイム感に戸惑い美しい旋律の余韻は大幅に遅延してやってきます。
'Catharsis'はヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)からの借用で、もはやマッシュアップともいえず、ヴァンパイア・ウィークエンドをリッピングした前半後のプラグを抜いた2分間(だけ)がオリジナルといっていい構成に聴こえる。
今後、彼らが最前線のアーリーアダプターに成り得るか否か注目していきたい。まずはデビューEPのリリースが楽しみです。
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