皆さん こんばんは、

造形太郎です。

先日、お客様の打ち合わせに行く途中以前から気になっている建物がある。お客様に聞いてみると今は使っていない牛舎なのだという。

打ち合わせ後、早速帰り道に立ち寄ってみた。

珍しく、牛舎のい屋根には瓦が葺いてあり、なかなか風情がありわたし好みの色である。

畑の中を進み近くまで行ってみた。

かなり大きな牛舎である。


この錆が何とも言えない!



中をのぞいてみると、確かに牛がつながれていたであろう形跡が見える。かなりしっかりとした木の柱もあり、予想したよりきれいで梁も木造の合掌造りになっている。





40頭近くここで飼育されていたのだろうか?
しばらく眺めていると、なんといなく残念な気持ちになってきた。

これから、TPPも始まり日本の農業にとっては厳しい時代に入る。そうでなくとも補助金ジャブジャブの日本の農業政策は頑張る人たちを育ててこなかった気がする。

私は以前、父親の関係で製造業の社員だった。人は機械部品の一部であり、環境に悪い製品を作り続けてきた。それが嫌になった私は結果的に花を栽培する仕事を選び現在に至った。

農業に転身した時に補助金で生産ハウスを6棟建てた。ところがその補助金にはハウス以外に余分なものを購入しないと補助金の対象にならず、結局余分な施設も購入する羽目になった。もちろん口座の開設にはJ★というところを使わないといけない。

県の担当者に私が必要とするものだけに補助金を出してほしいと言ったところ『本当はそれがいいんですが・・・』とあいまいな返事が返ってきて、結局余分な備品も一緒に購入することになった。

しばらく時がたったが、余分な備品は使えず無駄ものになってしまったことを思い出した。


この建物に新たな息吹を吹き込めるような時代がくればいいのですが・・・・


それでは、また明日。