西尾 大樹 パリでのおはなし。

西尾 大樹 パリでのおはなし。

多くの人が想いをよせる芸術の都。そこで現実に生活をして感じること、考えさせられること、それから。。。

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                  『Le Chat Botté』 (長靴を履いた猫) 
                                
                              61×50cm 油彩 2013年作   
         
       明け方に君が見た夢は、心にあるに真実を映し出した鏡・・・ 
     どちらの道へ歩み出せばいいのかを、君はもう知っているでしょう。
  
            だからもう、ただそのままに歩き出せばいい。 
         もちろん迷ってしまったり、つまずいてしまうことだって
               あるかもしれないけれど、大丈夫、 
           そんな時にはきっと僕が君のことを助けるよ・・・。
  
  

            
               『Parfum de musc』(麝香の香り)

                            89×116cm 油彩 2007年作。

       ゆっくりと抱きしめた君の肩へ口づけをすると、最初は少し冷たく、
      やがて唇の温度と溶け合うようにして重なり、わからなくなった・・・。

       君から漂うムスクの香り。 いつかまた、どこかで同じこのムスクの
      香りを嗅いだなら、僕は君のことを、まるで目の前にいるかの如く、
      鮮明に思い出すことができるだろう・・・。