今日は墨田区のひきふね図書館にお招きいただき

英語絵本読み聞かせ講座をさせていただきました。


読み聞かせ講座、と言っても

私が実際に読み聞かせることがメインではなく

本日の目的は


⭐︎英語絵本の効果

を実際の数字からお見せすることで

ご両親様にその意味をしっかりご理解いただくこと 


⭐︎年齢別の「はじめ方」

のポイントを発達的な観点からご理解いただくこと



英語絵本の読み聞かせをやりたいな、と思っていても

実際やってみるとうまくいかなかったり

嫌がられたりする


その「ナゼ?」について

発達的観点からお話させていただきました。


その中で、面白い質問をいただきました。


「別のセミナーに出た時

絵本は読み方を変えない方がいい

と言われたのですが、

やっぱり読み方は変えない方が良いのですか?」


というものでした。

真面目なお母様ですね。

ひとつひとつのことを、丁寧に確認してから

育児に実践しようという姿勢が見られます。


その講師の方がどういう観点で

読み方を変えない方が良いとお話されたのか

私には分かりませんが、


こどもの思考と言う観点で

とても大切なポイントを含んでいます。


絵本の読み聞かせ、というのは

そもそも親子のコミュニケーションのひとつですから

読み方を変えても変えなくても

そこに親子の優しい対話がある限り

正解はありません。


ただ、実は幼い子どもというのはルールに敏感で

ルールを通して世の中の仕組みを学んでいるのです。


ルールを学ぶ、ということは

この後に何が起こるか、見立てができるようになる

ということです。


夜が来たら、朝がくる

ママに笑いかければ、ママから笑顔が戻ってくる

手を開くと、手の中の物が落ちる

コップを斜めにすると、溢れる


そして、


こうした学んだルールが崩れた時

激しく動揺して癇癪を起こしたり

怖がったりします。


これと同じで

読み慣れた絵本を読んでいる時


こどもは既にしっている「次の展開」が

また今回も同じ様に起こることを

ワクワクしながら待っています。


そして同じ事が起こると安心して

喜びます。


「子どもが飽きるかな?」なんて余計な気を回して

突然お話を変えてみたり

登場人物のセリフを変えてみたりすると

幼いこどもは驚いて、悲しくなります。


そういう意味で、

英語絵本を読む時も

同じページに同じセリフが聞こえる方が

安心して聞く方ができるんですね。


ただ、そういうルールに特に敏感なのは2〜3歳で

知的理解が進む4歳になる頃には

ある時は普通に読んだり

ある時はクイズを出したみたりして


親子の対話を楽しんでも

何の問題もないですよ😌