舞が生まれてからしばらくの間、
乳飲み子を寝かしつけるので精一杯で
長女と私が一番大切にしてきた毎晩の絵本の時間が
半分どころか1/4程度に減りました。

それから姉と妹の寝る時間が異なるようになり、
更に長女への絵本の読み聞かせができない日々が続きました。

読み聞かせをベッドにいく前にしてみたりいろいろな工夫を試みながら、長女2年生、次女4歳になり絵本のペースが我が家に戻ってきました。

姉の方は妹より、年齢も英語力も上なので
いわゆるchapter bookと呼ばれる絵のない、章立ての本を毎晩2チャプターだけ読み聞かせています。

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⬆︎最近読んでいるcupcake diary
小学生女子の生活や、離婚した親との関係などリアルで面白い

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「小学2年生にもなって寝かしつけ??」

と思われるかもしれませんが
これは忙しい母親とゆっくりつながることができる
長女にとっては大切な時間なのです。

また私にとっては自分の英語の発音練習の時間、
新しい表現を得る時間として重宝しています。

私も娘に聞き取れるようにできるだけ丁寧な発音で読み、
娘は知らない単語が出てくると尋ねます。
あるいはその話について意見を交わしたりします。

だいたいこれで20分程度。
長女は後はひとりで眠りに入りますよ。

それから妹の絵本の時間になります。
「やっとマ○ちやんの時間〜」
次女はいつも、あー待ちくたびれたという顔をします。

次女にはこれまで読めて1〜2冊。
寝かしつけすらできない日が続いていました。

その結果でしよう、姉と比べ妹は絵本の興味が少なくまた集中力も弱い。

そんなことに3歳頃に気がつき、「これではいけない」と本腰入れて絵本の時間を取り戻せるように生活の工夫を細々と続けていました。

この数ヶ月は姉の頃と同じようなペースが戻り
昨晩読んだのはこれくらい↓
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1時間はかかります。

面白いことに、絵本の読み聞かせが習慣化されてくると、それまで絵本の途中でページをめくり始めたり、他のことに気を取られたりしていたのがなくなり、長い絵本でも最後まで静かに耳を傾けるようになったことです。

手が届く範囲で50冊ほどはこども部屋にありますが、
毎回選ぶ絵本はたいがい同じです。

同じ絵本を何度も何度も、毎日読みたがります。

そこで、意味のわからない英語でも
音のパターンを覚えていく。
それが面白いのでしよう。

生徒さんからよくある質問で
「英語の絵本を読み聞かせても娘はまだ意味が分からないので...」という質問があります。

私の場合、娘が意味が分からなくても
まずは丁寧に、音を聴かせるつもりで読みます。

もちろ単語レベルで娘の語彙が増えるような
読み聞かせの工夫もします。

けれど英語の絵本の時間というのは
英語を教えるだけが目的ではありません。

母の声を聴きながら
こどもたちが1日を終えられるということ。

英語という音の連なりを愉しむこと。

そこに出てくるとさまざまな文化や絵を愉しむこと。

読み聞かせの最後にはいつもこどもたちと眠りに落ちてしまい、
仕事も家事も終わらぬまま次の日を迎えます。

それでもやっぱり
この時間の豊かさ、かけがえのなさに勝るものはないと最近改めて感じています。