女性は年々、年齢を訊かれなくなります。
自分でも無意識のうちに忘れようとしているのか、
だんだん認識があやふやになっていくんですよね…。
そりゃ完全に忘れてしまうわけではありませんけれど、
1歳、2歳、意図せずしてサバ読んだりしちゃうわけ。

特に私は早生まれなので、
「こないだ42歳になったんだけど、
今年43歳の人と同学年」みたいに…
この歳になって同学年もありませんが、
同級生に合わせて、
自分の年齢に1歳プラスするクセがありまして…。
そうなるともう、
「じゃなくて、こないだ43歳になって、
44歳の人と同学年なのか?」とか、
こんがらがってしまうのです。

30歳、35歳、40歳、45歳…みたいに、
キリの良い年齢は比較的覚えているんですけどね、
間がダメです。
32、33歳、36、37歳、…この辺はまだ、
たまには年を訊かれたりもしますので、
どうにか覚えていられましたが、
42、43歳…の辺りは、
メモっておこうかと思ったくらい。
もうわからなくなっちゃう。
考えてみると、40代に入ってからは、
自分が何歳だと、一度も口にすることなく、
終わってしまった年齢もあったのかもなぁ。

つい先日、今、自分が、
46歳であることを知って愕然としました。
この一年間、ずっと47歳だと思っていたのです。
私、いくつかの書類に
「47歳」と書いて提出しているはずですよ。
信じて疑いませんでしたから。

こないだ、ネットで個人情報を記入する機会があり、
確認画面で、生年月日から自動的に計算されて、
自分の年齢が表示されたんです。
「46歳」
え?あれ?47歳でしょ?
そこで改めて計算してみたら、
間違いなく46歳でした…。

ショックでした。

「ワーイ、今度誕生日が来ても47歳のままだぁ~」
とか、思えないんですよね…。
私にとっては、何だか大きな違いです、46と47は。
「46歳」をすっ飛ばしてしまいました。
あとひと月しかありません…。
何だか損した気分です。。。( p_q)
あけましておめでとうございます。

さて、何から書き始めたらいいのやら…
あまりにご無沙汰してしまいました。

昨年は、私にとって変化の大きい一年でした。
何と言っても、HANA HANAの閉店…
と言いたいところですが、
身内の病気への右往左往、試行錯誤に明け暮れました。
特に夏以降は食生活を変えたので、何だかもう忙しくて、
この歳になって初めて、主婦業の大変さを知った思いです。

そうは言っても、お店を閉めて初めての忘年会シーズン、
そろそろ予約の電話が入り始めている頃かしら
いやいや、出だしが遅くてヤキモキしている頃かな
(←マスターが)
などと、懐かしい気持ちになりました。
また、前の年までは「良いお年を」とご挨拶を交わしていた、
ご常連のお客様たちのお顔を思い浮かべて、
切ない気持ちになったりもしたのでした。

そうそう、12月の初めに、マスターの携帯に、
「今、浜松町に来ているんだけど、これから寄ろうと思って…」
というお電話がありました。
オープン当初、とってもご贔屓にしてくださったSさんでした。
Sさんは、当時HANA HANAの近くにお勤めで、
数年前に定年退職されてからは、
時々浜松町で“同窓会”をされた時にお立ち寄りくださいました。

HANA HANAのお客様、
どなたか覚えていらっしゃるでしょうか、
レジの右側の壁で、
餌を口にくわえ窓のほうを見ていたアカショウビン、
あれはSさんが石垣島で撮影された写真で、
額縁も一緒にプレゼントしてくださったものでした。

Sさんには、閉店が決まってからお会いできず、
ご連絡できないままになってしまい、心を痛めていたのです。

マスターの携帯の番号、
どうしてご存知だったかわかりませんが、
消さずにいてくださって本当に良かった!
Sさんとお話しできて、とってもとっても、嬉しかったです。

お客様のことは、思い返せば素敵な思い出ばかり。
本当に感謝に絶えません。

クローバークローバークローバー

今、ふと気づいたのですが、
私、マスターの病名を書いていなかったのですね。
失礼いたしました。
大腸ガン。

彼は糖尿病で、これまで何年も通院しており、
網膜症や閉塞性動脈硬化症や腎不全など、
合併症の心配ばかりしていたのですが、
まさかガンとは…
診断された時は、頭のなかが真っ白になってしまいました。

8月の初めに診断されて、
3日後には入院、一週間後に手術でした。
ガンは周辺リンパも含めてきれいに取り除いて頂きました。
ただ、進行ガンのステージⅢb…
油断できる状況ではありません。
このステージだと、目に見えない形で、
ガンが転移している可能性があるということで、
医師から術後化学療法を勧められます。
…抗癌剤ですね。

大腸ガンのステージⅢbの患者さんのうち、
ガンが再発する確率が4割で、
術後化学療法を受けた場合は、これが3割なんですって。

4割と3割、これ、“もとにする量”が違いますよね。
4割のほうは、
大腸ガンのステージⅢbの患者さん全てを10割とするとして、
3割のほうは、
大腸ガンのステージⅢbの患者さんのうち、
術後化学療法を受けた人全てを10割とする…のでしょうか?
そうだとすると、
術後化学療法によって再発を避けられる確率は、
単純に4割-3割=1割、ではありませんよね?
それより、術後化学療法を受けても7割は再発するってこと?

…確率ってイヤですね。

私は、「何に対して3割なんですか?」とか、
主治医の先生に質問したと思います。
でも私の質問のしかたが悪くて伝わらなかったみたいで、
質問を変えて、「大腸ガンのステージⅢbの患者さんのうち、
だいたい何割くらいが術後化学療法を受けられるんですか?」
とか、訊いたんじゃなかったかな。
それから、「術後化学療法を途中でやめた場合、
全く受けなかった場合より効果はあるんですか?」
と訊きました。

主治医の先生は、術後化学療法を受けても再発する人はいるし、
また、術後化学療法を少しでも行なった人が、
全く行わなかった人よりもどうかというようなデータは無いと
丁寧に説明してくださいました。

ただまあ、確率の数値を突き詰めても、
しょうがないっていうか…
結局、夫が再発するかしないかは、
0%か100%、なんですよね。

で、夫は、自分自身の身体のことや、
抗癌剤の副作用や身体への影響を考えて、
最終的には術後化学療法を受けない
という結論に至りました。

とりあえず今のところ、目に見えるレベルでのガンは、
手術で全て取り除いて頂いたわけですから、
免疫力を攻撃する抗癌剤治療は、
石橋を叩いて壊すようなことのように思えたんです。

主治医の先生はとっても良い先生で、
時間をかけて説明していただいた後、
考える時間をたっぷりくださって、
最終的に私達が出した結論を尊重してくださいました。
先生は、
「食事や運動でガンは治りません」
とおっしゃいましたけど、
定期的に検査をしながら、
経過を見続けて頂くことになりました。

かくして、冒頭に書いた通り、
食生活を変えたわけですが…
でも、食生活を変えたというほど、
劇的なものでもないなぁ、実際。
何を変えたかって、ちょっと書き出してみましょうか。

メモ

◯白米→発芽前玄米
糖尿病にはギャバが良いとされているので、
あえて発芽前玄米にしました。
また、いろいろ調べた結果、
スーパーなどで市販されている商品ではなく、
ある農家さんから直接購入しています。

◯朝の野菜&果物ジュース
以前、ブログにも書いたような気がしますが、
低速回転ジューサーを使っています。
野菜と果物、計10種類ほど入れています。
果物を入れるとおいしいのですが、
最近血糖値が上がっていて、
糖尿病の主治医から、
市販の野菜ジュースを勧められてしまいました。
果物を減らしつつ味はおいしく…試行錯誤中です。
タレントさんみたいに、
「朝はこれだけ!」ってすれば、
ダイエットできるんでしょうけれど、
お腹空いちゃいますもん、
ハイ、朝食はしっかり摂ります…(*'-'*)

◯野菜スープ
ファイトケミカルスープが良いということで、
冷凍庫にストックしています。
それから、以前、病院の栄養士さんから、
糖尿病の合併症を心配されて、
塩分を控えるためにやめるよう言われましたが、
発酵食品は良いということですし、
野菜をたっぷり摂れるので、
味噌汁は毎日飲んでます!
…ただし、かなりうす味。

◯玉ねぎ氷、エノキ氷
定番ですね。
玉ねぎは動脈硬化にも良いということで。

◯野菜・海藻を多く摂る
よく使う野菜はネット注文です。
でないと、週末の買い物では到底持ちきれません。
海藻は「海の七草汁」がオススメですよ~。
今では、大袋、買っちゃってます♪
もちろん沖縄モズクも、ほぼ毎日食べてます。

◯添加物を極力避ける
実はこれが一番大変。
買い物に時間とお金がかかります(;´∀`)

◯ぬか漬け
乳酸菌が良いと言うので始めましたが、
最近は私のほうが食べている気がします…。
もっともっと、おいしさを、
追求する必要がありそうです(●´ω`●)ゞ
そういえば昔、石垣島で始めて、
すぐ大失敗したことがあったなぁ…
南国では冷蔵庫に入れなくちゃ、無茶ですよね(^_^;)

それから、ガンのこともありますが、
閉塞性動脈硬化への対策もあって…

◯足湯
血行促進するために炭酸入浴剤を入れてます。
15分くらい。

◯こんにゃく&ビワ温湿布
ネットで検索するといっぱい出てきますよ。
古くから伝わる民間療法らしいです。
お恥ずかしながら、私はぜーんぜん知りませんでしたけど。
こないだ、腎臓にあてたビワの葉がまーっ黒になっていて、
びーっくりしました…( ̄Д ̄;)

メモ

…書き出してみると、
たいしたことしてないんだなぁ(´~`ヾ)
でもね、最初はほんと、てんてこ舞いだったんですよぉ。
最近は、少しずつ要領を覚えたのか、
あるいは、知らず知らずのうちに手を抜いてるかなぁ…(・ω<)
ずいぶん余裕も出きてきました。
また少しずつ本を読んだりしようと思っています。
本…ガンの本以外のね(^_-)

当の本人は元気です。
元気ですって変だけど、元気にしています。
考えてみると、彼がクヨクヨしたりメソメソしたり、
はたまたイライラして八つ当たりしたり、
そういう所、見たことないのでね、
私には全然、本質が見えていないのかもしれませんけど(^_^;)

ガンはね、ストレスが一番良くないんですって。
毎日笑って、楽しく過ごすことが大事なんですって。
それは守れていると思うんですよね…。

ヒツジヒツジヒツジ

長くなってしまいましたが、私たちの近況報告でした。

皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたしますドキドキ
父が、骨髄異形成症候群なんです。
こんな病名、知らなかったのですが、
なんでも、白血病予備軍みたいな病気らしいんです。
簡単に言うと、血液幹細胞に異常が起きて、
白血球、赤血球、血小板を
きちんと作れなくなってしまう病気です。
常にひどい貧血状態で足がふらついたり、
めまいがしたり、だるかったりするらしいです。

診断されてから、もうかれこれ数年経ちます。
若い方ですと、造血幹細胞移植をしたりするようですが、
70代の父は支持療法といって、
毎月通院して、数値が足りないと輸血する、
という治療を続けております。

数値が悪化して、ステージが進むと、
抗癌剤治療のようなものをすることになるらしいのですが、
この「のようなもの」というのが、よくわかりません。
また、この治療で元気になるのは1年くらいだと
言われたらしいのですが、
抗癌剤治療なのに「元気になる」の?
1年くらいで免疫力が落ちて、
他の感染症か何かを発症しちゃうとか、そういうこと?
などなど、疑問が湧いてきます。

これまで、お医者さまに任せっきりのようだった父ですが、
最近、自分の病気について、
少しは勉強しようという気になってきたようです。
…ようやくかぃ…って感じですけどね(^_^;)


うちが玄米食にしたと言ったら、一も二もなく、
同じ玄米を自分にも手配してくれ、と言い出しました。
すっごく安直なんですよねぇ…(^_^;)

「あのね、玄米食べてればガンが治るんだったら、
病院で玄米を処方されるはずでしょう。
やみくもに盲信したってダメよ、
まだ誰も答えを見つけていないというのが正解なんだから。

本を読んだり、情報をいろいろ集めてみて、
お医者さまにもバンバン質問して、
自分が納得できるやり方を見つけるしかないの」と私が言うと、

「玄米っていうのは、
何となくいいような気がするんだなぁ」ですって。

それで私も、聞きかじりではあったのですが、
「私もよく知らないんだけど、
白血病や血液の病気には、
高麗人蔘やタヒボ茶、シモン芋がいいって
書いてあったよ」と言うと、
「あ、それ、注文しておいてくれないか♪」と父。
まず、自分で調べてごらんって…スマホ持ってるんだから(^O^;)

でもまあ、せっかく積極的になっているので、
私も協力できることはしようと思い、
しばし大腸ガンの勉強はストップして、
骨髄異形成症候群についてあれこれ検索してみたんです。

そうしたら、まぁこの病気、本でもブログでも、
「奇跡の完治」物語でも、何しろ、記事が少ない、少ない!
この病気にかかる人、まだまだ少ないってことですね…。
そうですよね~、難病指定されているんですもの。

改めて思ったんですけど、
難病に罹患した人やそのご家族って、
本当に心細いだろうなぁ。
国に特定疾患として指定されているだけでも130もあるんですね。
世の中には、原因や治療法が特定されている病よりも、
病名すらついていないような、全く未知の病のほうが、
比較にならないくらいたくさんある、と
以前聞いたことがあります。

今ほどの情報社会でも、
見つからない情報があるということ、
それも命に関わることで。
…何だかとても妙な気分になりました。