歯科治療、なう。 | 乳がんステージ4 はなの日常

乳がんステージ4 はなの日常

乳がんステージ4の11年目。新たに治療方針が変わり、新しい治療への取り組みが始まります。日々の出来事をブログにのせる事で、自分自身の気持ちの整理を。また、同じ様に闘病で辛い日々を送っている方々の一助になれるといいなと思っています。

はなは今、歯科治療に奮闘中。                        

アレディア、ゾメタ、ランマーク。
はなは10年近く身体に投与している。                        

1年に1度は欠かさずしてきた歯科検診。
はなはめちゃめちゃ丁寧に歯磨きをし、口腔内の清潔を保つ努力をしている。毎年虫歯無し。                             

しかし去年は治療方針変更で医療費が高騰。
とても歯科検診に行ける費用が捻出できなかった。
そして今になって、なんと虫歯が数カ所見つかった…。
どうにかして歯科受診するんだった。
あぁ、後悔先に立たず…。                                   

はなが何を恐れているかとゆうと、それはアレディア、ゾメタ、ランマークにみられる副作用、顎骨壊死。はなは10年とゆう長期間に渡り薬を投与しているので、副作用のリスクがとても高いのだ。1度顎骨壊死になってしまうと治療法がない。対症療法のみ。なので、それを回避するには予防するしかないのだ。                                
先日、主治医のMAKI先生「ランマークに変わってしばらく経ったから、歯科検診に行ってらっしゃい。」と、県病院からお勧めされている個人歯科医院の一覧表を頂いた。そうだ、去年行けてなかったんだ。                    

ソッコー歯科医院受診。なんと、今までパーフェクトだった歯に、虫歯が数ヶ所見つかった…。                               

「虫歯治療しましょうね。」と歯科医院のおじいちゃん先生。
口腔内のクリーニングのつもりで受診したはな。
プチパニック。
はな 「先生はビスフォスフォネート剤を使用している人の歯の治療をされたことはありますか?」 
おじいちゃん先生 「んー?あなたの主治医の先生と連絡を取りながら治療してあげますよ。」                      
【あの、おじいちゃん先生。ゾメタ、ランマークを長期使用中で、顎骨壊死を起こさず治療するための注意点はご存知でしょうか‥?】                 

歯科衛生士さんに聞いてみた。   
 「ビスフォスフォネート剤を投与されてる患者さんって、治療に来られます?」 
 「あー、あの骨粗鬆症の薬?」   
 はな心の声 【そうだけど、ちげーよっ。飲み薬じゃなくて、注射だよ。骨転移で使ってるって問診票に書いたの見てたでしょうがっ。
駄目だ。歯科衛生士も知識がない…。
ホントに知らないんだ。ここの歯科医院。やばいっ。怖いっ。やられるっ!】            
「口腔内のお掃除には来られるけど、治療には来られないわねぇ。あなたなんでここ(の歯医院)に来たの?」       
「県病院からの紹介です…。」             
おじいちゃん先生「さぁー、レントゲン写真撮って下の歯から治療しようかー!」 やる気満々。              
さらにやばいっ。やられるっ。          
歯科衛生士さん「今日は口腔内チェックとレントゲン写真だけでいいでしょう。次回はクリーニングと下の歯の治療ね。」  
おじいちゃん先生 < 歯科衛生士の姉さん。 の力関係。      
はな「治療の注意点とかも、主治医の先生から、紹介状貰ってきてからの方がいいですもんねー。」と、しどろもどろに、ソッコーばっくれた。                            

県病院受診の日。
主治医のMAKI先生に「先生、先日ご紹介頂いた一覧表のなかの○○歯科医院に行ってきました。虫歯が数ヶ所あるって言われたんですけど、歯科医院の先生がビスフォスフォネート剤による副作用の顎骨壊死について、ご存知ないみたいなんですよ。治療の仕方を知らない歯科医の先生に治療をお願いするのは、イーヤー(:_;)。県病院の歯科で虫歯治療だけでもして貰いたいんですけどっ。」って、文字通り泣きついた。                              

そんなこんなで、県病院内での歯科受診。
歯科担当の女医さん。県病院で虫歯治療?怪訝な表情。
でも、ここは負けられないっ。
「アレディア、ゾメタ、ランマーク。10年使ってます。顎骨壊死のリスクも高いので、虫歯治療だけでもこちらでして頂きたいのですがっ!」
歯科医師に強引に頼み込み、虫歯の治療だけして貰える事になった。良かったー(>_<)。                      

県病院の歯科の看護師さん「顎骨壊死の人?多いよ。」
ついでに顎骨壊死について、看護師さんから情報収集。
ネットでは分かりにくい事も多かったので、いろいろ教えて貰えて本当に良かった。                                    

そして始まった県病院での虫歯治療。
はなは安心して、治療用のリクライニングシートに身を沈めた。
治療の間も心穏やかに過ごす事ができた。
あまりの安心感に、ちょっと涙が出た。
それだけはなは、心細かったんだな。
虫歯を治療をする。たったそれだけの事で、副作用が怖くて、気を張ってしまう。                            

もうこれ以上、薬の副作用で身体にダメージを与えるのは嫌なのだ。
治療法のない顎骨壊死なんて、とんでもない。
今まで薬の副作用で散々だった。
だからはなは、自分の身体をいたわるって決めたんだから。
自分が守っていくしかないよね。
自分の身体だもん。