はなは今、歯科治療に奮闘中。
アレディア、ゾメタ、ランマーク。
はなは10年近く身体に投与している。
1年に1度は欠かさずしてきた歯科検診。
はなはめちゃめちゃ丁寧に歯磨きをし、口腔内の清潔を保つ努力をしている。毎年虫歯無し。
しかし去年は治療方針変更で医療費が高騰。
とても歯科検診に行ける費用が捻出できなかった。
そして今になって、なんと虫歯が数カ所見つかった…。
どうにかして歯科受診するんだった。
あぁ、後悔先に立たず…。
はなが何を恐れているかとゆうと、それはアレディア、ゾメタ、ランマークにみられる副作用、顎骨壊死。はなは10年とゆう長期間に渡り薬を投与しているので、副作用のリスクがとても高いのだ。1度顎骨壊死になってしまうと治療法がない。対症療法のみ。なので、それを回避するには予防するしかないのだ。
先日、主治医のMAKI先生「ランマークに変わってしばらく経ったから、歯科検診に行ってらっしゃい。」と、県病院からお勧めされている個人歯科医院の一覧表を頂いた。そうだ、去年行けてなかったんだ。
ソッコー歯科医院受診。なんと、今までパーフェクトだった歯に、虫歯が数ヶ所見つかった…。
「虫歯治療しましょうね。」と歯科医院のおじいちゃん先生。
口腔内のクリーニングのつもりで受診したはな。
プチパニック。
はな 「先生はビスフォスフォネート剤を使用している人の歯の治療をされたことはありますか?」
おじいちゃん先生 「んー?あなたの主治医の先生と連絡を取りながら治療してあげますよ。」
【あの、おじいちゃん先生。ゾメタ、ランマークを長期使用中で、顎骨壊死を起こさず治療するための注意点はご存知でしょうか‥?】
歯科衛生士さんに聞いてみた。
「ビスフォスフォネート剤を投与されてる患者さんって、治療に来られます?」
「あー、あの骨粗鬆症の薬?」
はな心の声 【そうだけど、ちげーよっ。飲み薬じゃなくて、注射だよ。骨転移で使ってるって問診票に書いたの見てたでしょうがっ。
駄目だ。歯科衛生士も知識がない…。
ホントに知らないんだ。ここの歯科医院。やばいっ。怖いっ。やられるっ!】
「口腔内のお掃除には来られるけど、治療には来られないわねぇ。あなたなんでここ(の歯医院)に来たの?」
「県病院からの紹介です…。」
おじいちゃん先生「さぁー、レントゲン写真撮って下の歯から治療しようかー!」 やる気満々。
さらにやばいっ。やられるっ。
歯科衛生士さん「今日は口腔内チェックとレントゲン写真だけでいいでしょう。次回はクリーニングと下の歯の治療ね。」
おじいちゃん先生 < 歯科衛生士の姉さん。 の力関係。
はな「治療の注意点とかも、主治医の先生から、紹介状貰ってきてからの方がいいですもんねー。」と、しどろもどろに、ソッコーばっくれた。
県病院受診の日。
主治医のMAKI先生に「先生、先日ご紹介頂いた一覧表のなかの○○歯科医院に行ってきました。虫歯が数ヶ所あるって言われたんですけど、歯科医院の先生がビスフォスフォネート剤による副作用の顎骨壊死について、ご存知ないみたいなんですよ。治療の仕方を知らない歯科医の先生に治療をお願いするのは、イーヤー(:_;)。県病院の歯科で虫歯治療だけでもして貰いたいんですけどっ。」って、文字通り泣きついた。
そんなこんなで、県病院内での歯科受診。
歯科担当の女医さん。県病院で虫歯治療?怪訝な表情。
でも、ここは負けられないっ。
「アレディア、ゾメタ、ランマーク。10年使ってます。顎骨壊死のリスクも高いので、虫歯治療だけでもこちらでして頂きたいのですがっ!」
歯科医師に強引に頼み込み、虫歯の治療だけして貰える事になった。良かったー(>_<)。
県病院の歯科の看護師さん「顎骨壊死の人?多いよ。」
ついでに顎骨壊死について、看護師さんから情報収集。
ネットでは分かりにくい事も多かったので、いろいろ教えて貰えて本当に良かった。
そして始まった県病院での虫歯治療。
はなは安心して、治療用のリクライニングシートに身を沈めた。
治療の間も心穏やかに過ごす事ができた。
あまりの安心感に、ちょっと涙が出た。
それだけはなは、心細かったんだな。
虫歯を治療をする。たったそれだけの事で、副作用が怖くて、気を張ってしまう。
もうこれ以上、薬の副作用で身体にダメージを与えるのは嫌なのだ。
治療法のない顎骨壊死なんて、とんでもない。
今まで薬の副作用で散々だった。
だからはなは、自分の身体をいたわるって決めたんだから。
自分が守っていくしかないよね。
自分の身体だもん。