ボツになった猫の目です。
羊毛フェルトで猫ちゃんを作る時に最も大事なのは眼なのですが、いまだに毎回苦労します。
で、残念ながらボツになってしまった眼がたくさんあります。
なぜダメかというと1番は色が違う。2番が黒目の位置や形が違う、です。
自分発信の作品のほとんどは眼をパソコンで作ったテンプレートから作るのですが、
ご依頼をいただいて作る猫の目はモデル猫さんに似せてその色形を作らなければなりませんので、これが本当に難しいのです。
色は描いた時とガラスを乗せた時、まぶたを付けた時、完成したときと見え方がどんどん変わってくるので、最終的にどう見えるかを予測して作らなくてはならないのですが、これ本当に難しいです。
だもので毎回苦労します。
黒目付近のグラデーション、縁近くの暗い色はどうするかとか。なかなか思うようにいきません。
黒目は顔料系のペンでガラスの裏側に描くのですが、その楕円の形は最終的に目打ちやカッターの刃で形を整えます。その時は拡大鏡を使ったりする精密な作業です。
半球型のガラスカボションは黒目となるその楕円形が数倍にも拡大されるので少しのゆがみが大きく変形した物になってしまうからなのです。
写真の眼はボツになったものですが、このまま捨てるのはもったいないので、きれいに戻せるものはまた作り直そうと思います。
このガラスカボションもドーム型と半球型、サイズも色々ありますが、近くに売っているお店は無くて、いつもネットで買うのですが、お目当ての商品がいつものお店に無くなっていることもしばしばで、新しいお店を探して、取り寄せてみると微妙に違っていたり、値段も違ったりで苦労します。
まあいろいろありますが、これからも真心こめて、魂のこもった作品を一つ一つ作って行きます。
出来上がって、ああ魂が入ったなあと感じる時はとっても嬉しい気持ちになります。
この嬉しさを多くの人と分かち合いたい!
という訳で、今日できたばかりの新作も発表しますね。
オッドアイの白猫ちゃんです。
ご興味のある方、詳しくはミンネで紹介していますのでそちらもご覧ください。
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
うちの子も作ってほしいなという方もミンネからよろしくお願いします。
ではまた。