「PEANUTS」のまんがの主人公、チャーリーブラウンの友達の中でも、特にしっかりものでエネルギッシュなのが、ボーイッシュていうより男勝りって感じの女の子、ペパーミント・パティだよ。すっごくかわいい名前とは反対にちょっと周りがついていけないくらい押しが強くて、チャーリーブラウンにしょっちゅうはっぱをかけてるんだ。のんびりやでちょっとどんくさいチャーリーブラウンにいらいらしちゃうんじゃない?って心配になるけど、ペパーミント・パティはチャーリーがほっとけないみたい。
はなくろちゃんのお友達にもすごくのんびりやで、なにをするのも遅い子がいるんだけどね、はなくろちゃんはその子のこと、そんけいしちゃうことがよくあるよ。雨がやむのを待つ間に道具もいらない楽しいゲームやみんなが夢中になる物語を考えついちゃったりできるんだもの。
だからペパーミント・パティも、チャーリーが自分にないものを持ってることに気づいてて、そこに一目おいてるんじゃないかな。それに、チャーリーにあれこれ世話をやいたり、アドバイスしてるときのパティは、すごく楽しそうだし。
あとね、チャーリーとパティは野球ではライバルチーム同士なのも面白いよ。パティのチームにはベースボールキャップがなくて、「どこで手に入るのか」ってチャーリーに電話で聞いたりしてるの。
友達って、にたもの同士な場合と、ちがったもの同士な場合と、どちらもきっと大事なんだね。
引用元「Think About it Tomorrow, Snoopy」 Charles M. Schulz (著) Coronet Books
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