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“お色気作戦”いまだ健在?アルコール飲料のPRに注目
2011.7.23 07:00 (この文章は産経ニュースに帰属・写真は無関係))
いよいよ夏本番。気温上昇とともに電力不足の懸念が高まっているが、こんなときこそ冷たいアルコール飲料で暑さとイライラを吹き飛ばしたい。かつて定番だったビール各社のキャンペーンガールの水着姿が見られなくなったのはさびしいものの、人気女性タレントがアルコール飲料をPRする“お色気作戦”はまだ健在とか。電気が不足している分、色気がほしい?!
夏といえば、水着姿でジョッキを片手に笑顔を振りまくビール各社のキャンペーンガールたちを思い浮かべる人も多いだろう。
例えば、アサヒビールでは、初代の山口智子をはじめ藤原紀香、伊東美咲、井川遥といった豪華な顔ぶれがキャンペーンガールを歴代つとめ、人気女優へと成長していった。
そんなキャンギャル界で平成16年、異変が起きた。女性消費者に配慮し、各社とも水着によるPRをやめたのだ。時代の流れとはいえ、さわやかなお色気を楽しめなくなった男性消費者の落胆は大きかった。
とはいえ、アルコール飲料から「お色気」が払拭されたわけでは決してない。
モルソン・クアーズ・ジャパンは、プレミアム低アルコール飲料「ZIMA(ジーマ)」の340ミリリットルボトル(259円)に、人気タレントの優木まおみと早稲田、慶応、学習院、青山学院、成蹊といった現役女子大生5人の唇を、しわまでリアルに再現した実物大の「シリコン唇」を景品としてつけるキャンペーンを展開している。
ボトルの先をシリコン唇ではさみ、自分の口をつければ、「擬似キス」が体験できるというもの。6月下旬から出荷され、全国各地のコンビニエンスストアなどで販売され、人気を集めている。
この“お色気”企画は今年で2年目。昨年の第1弾では、木下優樹菜や巨乳アイドルの手島優らタレント5人の実物大シリコン唇計120万個をつけたZIMAが4月から発売され、5月の連休中に完売した。
優木は、ZIMAが女性ファッション誌「an・an」(マガジンハウス)とタイアップした「キス向上委員会」が選ぶ「Best Kisser 2011」にも輝いた。
この東京学芸大卒で「エロかしこい」タレントとしてブレークした優木と女子大生たちを、今年のシリコン唇のモデルに起用した理由について、モルソン・クアーズ・ジャパンの担当者はこう解説する。
「優木さんはセクシーでいてインテリのイメージがあり、そのギャップに人気がある。主なターゲットは男性ですが、優木さんは女性からの人気も高い。若者のお酒離れ、さらに男性の『草食化』が進むなか、女子大生を通じて、20代にも関心を持ってもらいたいという狙いもあります」
お色気作戦がどこまで草食系男子を虜にできるか見ものだが、気温が高くなるにつれて、ビールの需要も高まっている。
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アサヒビールが大阪・心斎橋にオープンした期間限定のビアバー「アサヒスーパードライ エクストラコールドBAR OSAKA」は連日、行列ができる人気ぶりだ。
主力商品の「スーパードライ」をマイナス2度から0度の氷点下の温度で楽しめるのがウリ。ビールは1杯550円で、冷たい口当たりが暑さを吹き飛ばす。
6月9日にオープンし、今月16日に来店客数は1万人を突破。当初の目標より4日早いスピードだ。
1人でも多くの客にビールを味わってもらうために、19日からは平日の開店時間を午後6時から午後4時に前倒し。「エクストラコールド」を1人2杯まで軽いおつまみとともに提供する2時間限定のサービスも新たに設けた。営業は8月いっぱいまで続く。
水着姿じゃなくても、ここで美女との出会いが待っているかもしれない?(宇野貴文)
(この写真は産経ニュースに帰属)
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まぁ、ハプニング期待で行きなはれ。