お昼の続きです。


えーと、理由ですね。

それは、いたって単純、私には気になる人がいたんです。

その人、呼び名は“Hさん”としましょう。

私は、Hさんの事が最初から好きだったわけではなく、どちらかというと苦手な人でした。

Hさんは、一言で言えば、誰にも心を開かない人。

話しかければ会話するけど、同じ事務所の女性同士でも仕事の事以外は自分から話しかけることはほとんどなく、男性と話しているのは見たことがありませんでした。

人付き合い自体があまり好きではなかったみたいで、話しかけても、冷たく返されて会話が終わってしまうこともよくありました。

だから私も最初は苦手で、ほとんど会話することもなかったんですが、長いこと同じ事務所にいると少しずつ会話するようになり、たまに笑顔を見せてくれるようになったんです。

その笑顔が普段の印象と全く違っていて、私はだんだんHさんのことが気になっていき、いつの間にかHさんが大好きになっていました。

一緒に行ったゲームセンターで、私がUFOキャッチャーでとったサンタ姿のミッキーをあげた時の、あの笑顔は今でも忘れません。





…Hさんの事を書いていくとキリがないので、話を進めますね。

( ̄∀ ̄)


それで、私は事務所は違っても、この仕事をやっていれば、またHさんと会うこともあるだろうし、一緒に仕事をすることもあるだろうと考え、今の仕事を続けることを決めました。


ところが……、事務所がなくなる1ヶ月前、Hさんが他の事務所には移らず、この仕事自体を辞めるということを聞かされました。

Hさんを引き止めたかったけど、私には止めることはできず、Hさんは今、別のお仕事をされています。

それから私がHさんと会うこともなく、今では年賀状での挨拶くらいです。

今でもたまに電話をかけそうになるけど、結局かけずに終わってしまいます。

今、私が気持ちを伝えても、Hさんを困らせるだけので。


我ながら、情けない性格だと思います(笑)。


ずいぶん長い記事になりましたね。

こんなどうでもいいような記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


(^∀^)ノ