『まだ、人間』 松本准平監督 | はみぴよさっちゃんのブログ

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またまた

強烈なインパクトある映画に出会ってしまいました。







只今、あたくしの中でマイブームな園子温監督。

その園監督がこう言いしらしめる作品。

”ゼロからの出発ー これぞ青春群像の傑作!
真摯で愚直なまでの演出に激しく心が揺さぶられた”


そして、この松本准平監督っていう人物にも興味が湧いたんです。
まだ26歳ですってー若いネ



■ 監督:松本准平
1984 年、長崎生まれ。東京大学で建築設計を学び、同時に、お笑い養成所に通い芸人を志す。その後、仲間とNPO 法人を立ち上げて、政治的・社会的な影響を持つ映画の製作を開始。建築においてはル・コルビュジェとエイゼンシュテインのモンタージュ理論を取り上げて、建築のシークエンシャルな体験を分析研究。NPO法人においては、成人式で流すためのメッセージ性の強い映画を製作し、新聞などで取り上げられた。
以後、社会の闇の中でもがく人々を描いた作品を数本製作。中編「デーアフターつもろー」は、自主制作ながら有名キャストを積極的に起用。続く長編「エデン」では、社会ではなく、人間そのものの闇を見つめ、物議をかもす過激な内容となった。劇場デビューとなる今作「まだ、人間」はこれまでの作品を総括し発展させた形をとり、現代の東京を舞台に、人間の矛盾を抉り出し、同時に確かな希望を見つけようとする群像劇。現代に生きる上での個人的な想いや葛藤を、力強くぶつけた鮮烈な作品となった。


 ストーリー

2012年・TOKYO―
ここは現実の街か、未来の街か、
それとも崩壊した過去の街か。
一人は、金に憑かれたエリート。
一人は、恋人の死の謎を追う女。
一人は、キリストに縋る同性愛の青年。
絶望の闇の中で< 絶対愛> を希求する──魂の乱反射。
「まだ、人間」の劇的終幕< カタストロフィ> まで、あと132分。
大手企業のエリートサラリーマン達也は、儲けのため彼に不正流用した金を探して、死んだ男の婚約者であったルカと出会う。金を探せば犯人も見つかると考え、動き出す二人。 一方、達也はその捜索の途中で、大学の後輩であるリョウと出会い、金のない彼を自宅に住まわせていた。同性愛者のリョウは密かに達也への想いを胸に抱く。しかし、リョウには知られざる過去があり…

長い夜をさまよい、禁断を超えて
三人の男女が一体になる衝撃のラスト。




 


公式HPはコチラ→http://www.madaningen.com/

予告動画


                 准平 松本様よりお借りしました。ありがとうございます。



観たくなりません?

ここから個人的感想を少し。

まずはスタイリッシュ!!!

表現手法にセンスを感じるんですよね


斬新さが際立つ。

非日常世界のようでいて
やたらリアリティ。
まるでノンフィクションかと思わせる。

それでいて。
人間の欲情まみれの姿や、汚い部分だとか。
いったいなんなの?!これってどうよ?
正直、観てる間はなんともいえない内臓を揉まれるような
キモチ悪さを感じてしまいました。。。
何が言いたいのか?この登場人物三人はどうしたいのか?



 




観終えて数日してから、やっとでした。
不思議と私の中で
この作品のメッセージが カタチになって見えた。
観てる時点で監督の伝えたい事は理解できたが、
受け入れるのに、少し、時間が必要でもあった作品ですねー・・・。


 




不思議で新しい映画。 一歩間違えば、あたし、途中リタイアするとこでした。

ストーリーの最後の一文にあるように、
「衝撃のラスト」でしたよ。終盤は、開いた口が塞がりませんでした。

 



答えのない矛盾だらけの都会の歪み、自己嫌悪感。絶望

ストレートにぶつけてこられる熱い作品でした。

キャストの演技、特にリョウを演じられた上山学さん。素晴らしかった。

 
この俳優さんも、アメブロされてますよ♪


園子温監督作品常連、でんでんさんも出演されてます☆


 



次にこの監督がどんな作品を描くのか?
興味ありますね。良かったら、ご覧になってください♪子供の居ない時に(笑)