接客→×
味→△
装飾→△
総合→6点
×△△で6点と言う点数を付けたのは接客で大減点をこちらのお店ではしたからです。
アレルギーを聞かれない点
和食で左利きのお客さんに右利きの人用にスプーンを置く点
(膝当てはありませんでしたが2点の減点しかしてありません)
大減点は18時から一つのコースしか無く同じ料理を作る分、一品一品に真剣なのかと思いきやお客さんに勧められたお酒(シャンパン)を店主自ら一杯飲み干してしまっていた点になります。
接客業なのでお客さんの祝い時などに遭う事は少なからず想像は出来ます。
それでもプロとしての自覚があるのなら
営業が終わってから精一杯祝いに付合う約束をさせてもらう
グラスに口を付け後は他のスタッフさんに頼み何かしらの処理をしてもらう
折角だが味覚が鈍ってしまうので断わらせてもらう
等々その場の対処の仕方は色々と出来ると思います。
私がビックリしたのは一口飲みカウンターのお客さんの見えない位置にグラスを置いたのでそのまま営業が終わるまで一先ず置いておくのかと思いきや1作業するたびにそのシャンパンを飲んでいた事です。
お水を飲む調理人さんはよく見かけます、喉も渇きますし正常な味覚でいる為であるとも言えます。
しかしお酒を飲みながら日本料理を提供するのは信じ難いです。
BARに来ているのでは無くお客さんは料理を食べに来ています。
接客での減点はこちらのお店は今までで1番大きいです。
見えにくくて申し訳ありませんがシャンパンを飲み干したグラスの写メもあります。
いつもながら予約時に写メを撮る許可はまた頂いた上のアップです。
味は全体的に濃い味付けになっています。
餡かけだけは高い得点を付けられる美味しさでした。
蟹と蟹味噌、百合根、アケビ、ほのかに香る山葵がかなり良い塩梅で絡み合っています。
茶碗蒸しは腕の良い方なら作れてしまう味です。
押し寿司もすば抜けて美味しいとは言えず普通より少し上の味です。
蒸し牡蠣は砂がジャリジャリと口の中で音がしてしまう仕込みと何かしらの調味料を添えて食べるバリエーションを増やす問題点があります。ずっと食べていると1人前でも飽きが来てしまいます。
寒ブリはかなり良い脂の乗り方をしているのを辛い大根おろしが大量に乗ってしまっており台無しにしてしまっています。
大根おろしだけ私は残してしまいました。
鶏肉、冷汁も美味しいと声を出すほどではありませんが
甘味物のユズキリは餡かけについで美味しいです。
ここまでコースの味で加点減点を繰り返した結果点数な△の点数になりました。
奥の個室ならプライベート感はありますがカウンター席は肘を隣のお客さんに注意をしながら食べているくらいに近いです。
間隔的には牛丼屋さんのカウンター席の間隔です。
器などには料理に合った拘りなどを見てとれましたが
カウンターテーブルの傷や宮崎のパンフレットを全ての席に置いてあり置き過ぎてしまっていると思えてしまった事や
トイレの天井には蜘蛛の巣が張っていたりとこちらも総合して△の点数をつけています。
△が二つあるのに6点とは本当に残念な気持ちでした。
き久ち(日本料理)の店主さんが言っていたミシュラン店でもお酒を飲みながら営業されているお店もあるみたいですね。
の1言が今日はふと思い出しながら食事をしていました。