毎日大いに挫折しよう



 クイズです。次の二人は誰でしょう?

まず一人目。二十二歳でビジネスに失敗。二十三歳で地方議員選挙落選。二十四歳で再度ビジネスに失敗し、二十六歳の時、最愛の恋人が死去。二十七歳で神経衰弱の病にかかる。三十四歳、三十九歳で、連続して下院議員選挙に落選。四十六歳でまた上院議員選挙に落ちる。四十七歳の時、副大統領選挙に敗れる。四十九歳で再び上院議員選挙に落選・・・

二人目です。六歳で父を失い、三人の兄弟の世話をしながら、働きづめの母を助けるために家庭料理を手がけるようになる。十二歳の時、母の再婚をきっかけに家を出てからは、機関車の助手や保険の外交、蒸気船、フェリーのサービスステーションなどの様々な職業を転々としながら三十代後半でガソリンスタンドを経営するが、干ばつや大恐慌で倒産する。六十歳でレストラン事業を始めるが、失敗し多額の借金を抱え込み、社会保険で生計を立てる。六十ニ歳で、背水の陣の思いで更に借金に借金を重ね、手元に残ったわずかな資金で再度レストラン事業を模索。六十五歳でそのレストランを事業化し、世界初のフランチャイズビジネスを始める。

最初の人が、後に第十六代アメリカ合衆国大統領となるエイブラハム・リンカーンで、二人目は、世界最大級のフランチャイズビジネスとなった「ケンタッキーフライドチキン」の創業者、カーネル・サンダースです。


この話聞いて、職場での挫折なんてたいしたことないと思いませんか。挫折は繰り返せば繰り返すほど力がつきます。

私も小さい時から挫折の連続でした。小学一年生から競泳選手を目指し大学生まで必死に練習しましが、背が伸びず挫折。国際経営コンサルタントになるという夢を持って米国の大学院七校受け、全校の受験に失敗。ようやく拾ってもらった国際会計・コンサルティング会社に努めている際に米国公認会計士を毎年受験するが失敗の連続。念願叶って国際経営コンサルタントとして米国で独立するが、その直後、資金・信用・人材などすべてを賭けて応援していた会社が倒産。

挫折は繰り返しましたが、その経験が大きな財産になっています。挫折した分、コンサルタントとして力もついたようですし、どんな困難でも乗り越える自信がつきました。