使命を自覚した時、才能の芽は急速に伸びる



「使命を自覚した時、才能の芽は急速に伸びる」は、尊敬する世界的なリーダーの言葉で、私が高校生の時に、初めて聞いて心に刻まれたものです。

 よく「私は能力がないから、ダメだ」などと言って、自身のことを悲観し、将来を諦めている人に出会います。もったいないことです。なぜなら、人間である以上、皆すごい可能性を秘めているからです。つまり、人間は、自身では計り知れないとてつもない能力を持っているのです。

 諦めてしまったら、その時点で人間としての凄い能力を引き出せる可能性がゼロになってしまいます。また、「他人はすごい可能性があるかも知れないけど、私はそもそも何も取り柄もないから、無理です」と言う人もいるでしょう。でも、同じ人間ですから、実はそんなに差はありません。

 差が出てくるポイントは、自身の使命を自覚できるかどうかです。自身の使命とは、「この世に生まれて、本来やるべきことが何であるかを決められること」です。

何のために、この世に生まれてきたのかを自問自答してみてください。そして、その観点から、今やっていることが、自身の使命に合致しているかどうか確認してみて下さい。


 自分の使命が何であるかを悟ることができたら、人間はすごい努力ができるようになり、強くもなれます。その使命の道にまっしぐらに突き進むことができ、成果もどんどん出ます。

 もし、今やっていることが、使命に合致しているかどうかわからない場合、とにかく今いる場所で目の前にあることを一生懸命やってみて下さい。一生懸命やればやるほど、今やっていることが、使命の道なのか見えてきます。

また、今やるべきことを一生懸命やってみれば、もしそのことが本来の自身の使命と合致していない場合、自然と使命の道に誘導されていきます。


 私も高校三年生まで、自身の使命がわからず、何をやってもダメでした。ところが、私の使命が、人のビジネス上の相談に乗る「経営コンサルタント」になることだと悟り、徹底してその道を究めていったら、どんどん力がつき成果が出て、出世もできました。経営コンサルタントの仕事をすればするほど、天職であることを悟ったのです。