休息活用ルール

 勉強において定期的に休息をとることは必須です。とくに集中して勉強すればするほど、頭も心もかなりテンションが高くなってしまいますので、適度にしっかり休息をとる必要があります。

ただし、休息の取り方にもコツがあります。休むことによって逆に集中力が落ちてしまうことがあるからです。

 私は、5の作業をしたら、1の休息をとるようにしています。50分の勉強をしたら、10分の休みをとるという具合です。様々な比率で試してみたのですが、私の場合は、この5対1のリズムがとても、生産性を高めてくれるのです。

 このリズムは人によって違うと思います。ですので、それぞれ試してみて、自分に合ったリズムを見つけるとよいでしょう。それにはストップウォッチが役に立ちます。

リズムの見つけ方にはコツがあります。とにかく、自分の勉強時間の記録をつけてみることです。既に紹介しましたが、私が5対1という自分のリズムを見つけたのは、勉強時間と休憩に要する時間の両方を、ストップウォッチで計り記録し続けたからです。

これは、アメリカにいた頃、勉強の達人であるアメリカ人弁護士に勧められてやってみたら、本当に私なりのリズムがあったので、そのリズムに合うように勉強時間と休憩時間を設定してやってみたところ、驚くほど効果が上がりました。

ただ、人によって元々集中力のある人や、かなり気分的に勉強する人は、この方法が上手く機能しないこともあるということですので、まず合うかどうかを確かめられたら如何でしょうか。