「実現不可能な企画をいくら考えても時間の無駄。企画力とは実現させられることのアイディア力だから」


 仕事のできる人は企画力があります。

今までにないユニークなアイディアを出すことも大切ですが、それ以上に実現可能かどうかがもっと重要です。

いくら斬新な企画でも、実現できなければまったくやる意味がありません。検討する時間の無駄になります。

しかし、アイディアが凄ければ凄いほど、一見実現不可能そうに映るので、要注意です。やってみたら案外できた上、大成功することもたまにありますので。

企画力のある人は総じて前向きで、チャレンジ精神が旺盛です。常に斬新なことを考え、現実的なアイディアを探求しています。

努力を怠らないので、地に足のついたアイディアが生まれてくるのです。


 それでは、どうしたら実現可能で斬新な提案ができる企画力がつくのでしょう?

 私は、いつも問題意識を持って生活することだと思っています。つまり、問題意識を持って過ごしていないと、いい提案のネタになるようなことに出会っていても、気づかないのです。

気づくためには、何か変わったものを見たら、「どうしてだろう? 理由を探ってみよう!」という具合に、なんでも深く掘り下げて考える習慣をつけるのです。ただ単に、あるもの見るものを当り前と思って、疑問も持たずに受け入れていては、いいアイディアや考えはまったく思いつかないでしょう。

 また、どんどん様々なバックグランドの人に会い、色々なところに行き、沢山のユニークな経験するのもいいと思います。非日常的なことを経験することで、思わぬ発想が出てきます。私はこれを何度も経験しました。特に、海外での経験が生きています。