マスコミでも大変話題になっていた所沢市のエアコン設置の是非を
問う住民投票が2月15日に行われた。
この住民投票のそもそものきっかけは、航空自衛隊の入間基地の航空
騒音を解消するために、市内29の小中学校の防音校舎にエアコンを設置
するか否かで住民と市長をはじめとする執行部が対立をしたからだ。
藤本市長は、エアコンは税金の無駄遣いとして下記のようなビラを
駅頭などで自ら配っていた。
クーラーよりも優先すべきことがある。
そう訴えて市長は住民投票に打って出た。
結果はクーラー設置賛成派が約5万7千票(65%)
反対派が約3万票(35%)となった。勝負ありのはずだった。
しかし、これほどまでに市民と対立して行った住民投票の投票率
が31%で終えてしまったことを受け、民意の3分の1の投票が
されなかったので、この結果を斟酌すべきが市長が考えるという。
「はあ~?」
所沢市民のため息がまさに聞こえてきそうな滑稽さである。
曲がりなりにも、休日に1日市役所の職員も動員して住民投票を
行ったのである。少ないとは言え31%の方がわざわざ休日に投票に
行かれたのである。
いくら住民投票条例に「投票率が3分の1未満」の場合は無効と
みなしても良い という条文があったとしても、それをそのまま鵜呑み
にすることは住民の行政への不信感を煽るだけである。
沖縄の基地問題しかり、この所沢のエアコン問題もしかり、民意を
無視し続けるといずれ大きなしっぺ返しがくることを、行政側はそろそろ
学ばなくてならない。
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