おしゃれの迫力
2008年1月25日
屹立したおしゃれを |
おしゃれが潔さと深い人格を感じさせる人、
高価な真新しいブランド品で着飾っても
その人の浅はかな心が、
おしゃれを軽薄でけばけばしいものにしている人。
筋金入りのおしゃれになるためには、
やはり多くを学ぶことです。
それがすぐ役に立たなくても、
謙虚に多くをただ聞くこと知ることによって、
心が磨かれるのだと思います。
ただし知ったかぶりをしては逆効果。
オリエント・クラブというもう15年も続いている
夫人ばかりの勉強会があります。
ただ聞くだけ。
心の養分になるだけです。
何の目的もありません。
年齢を重ねても、いつまでも美しくいられることを
私はこの勉強会の先輩に学んでいます。
今日は、キリスト教について根っこから学びました。
カソリックは富士山のようなピラミッド型の組織、
共通語はラテン語だから学ぶ者はどこでも同じに学べる。
東方正教会はアルプスのような連山形式、
ベースは共通ではあるけれど、それぞれの
地域の古くからの風習となじみ
国柄によって個性が違う。
バルカンにイスラムが入って、国がなくなっても、
ブルガリアもマケドニアもルーマニアも、
精神共同体は残り、
またそれから国をつくることができた。
社会主義国となっても同じだった、
と突然キリスト教文化圏を
見る目がぱっと開いたようでした。
こんな知識もどこかで自分の心のおしゃれとなるように思います。
この絵はクリスマスの行事の原型が残るバルカン。
民族衣装こそその民族の男女を、
一番キレイに誇らしく見せるおしゃれです。