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「先延ばし」の意外なホントの原因
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いらっしゃいませ、マスターの濱田です。
やらないといけないことはわかっているんだけど、ついつい先延ばしにしてしまう。
そんな経験が、誰にもありますよね。
あるある!って方もいらっしゃると思いますし、
いや、自分はないんだけど、社員がそうで困ってるんです!
そういう方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、その「先延ばし」のクセって、【そもそも何が生み出して】いるんでしょう?
え!? そう言えば、そんなこと考えたことなかった。
そんな方が多いんじゃないでしょうか。
「先延ばし」のクセの、本当の原因って、いったいなんなんでしょう?
今夜はバーのカウンターで、マスターと常連のEさんが「先延ばしの本当の原因」について話していますよ。
あなたも一緒に2人の会話を聴いてみませんか?
さあ、あなたもカウンターのお隣の席にどうぞ。
※マスターのメールマガジンからの転載です
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「先延ばし」の意外なホントの原因
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登場人物
【М】
マスター
【E】
常連Eさん
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【E】
マスター、こんばんは。
【М】
これはEさん、いらっしゃいませ。
【E】
今日は蒸し暑いですよね。
さっぱりしたカクテルをお願いしようかな。
そうだ、ジンリッキーをお願いします。
【М】
かしこまりました。
【E】
ところで僕、ずっと悩んでることがあってね、聞いてもらえますか?
【М】
どんなことですか?
【E】
それがね、お恥ずかしい話なんですが、「先延ばし」のクセが凄くあるんですよ。
【М】
先延ばしのクセですか?
【E】
ええ。
僕、新しいビジネスモデルをつくってはじめないといけないですが、
いつものルーティンの仕事ばかりやっていて、いざやろうと思ったら腰が重くて...。
【М】
で、もう今日はいっか、明日やろうになっちゃう?
【E】
そう。
で、いつまでたってもやりださないんですよ。
【М】
で、ホントにもうやらないとマズイ!ってなったらやっとやりはじめる?
【E】
あいたたたた!
その通りです(笑)。
【М】
わかるなぁ、それ(笑)。
わたしもそれ、ひどかったので。
【E】
そうなんですか?
【М】
はい、どうぞ。
ジンリッキーです。
【E】
あ、ありがとうございます。
このクセ、どうやったら克服できるんでしょう?
【М】
まず、そもそも「先延ばし」が何処から生じているかを、見極めることが必要ですよね。
【E】
何処から「先延ばし」が生じているか?
つまり「先延ばし」が生じる【そもそもの原因はなにか?】ってことですか?
【М】
ええ。
先ほどわたし、Eさんのお話を聞いて「わかるなぁ、それ」って言ったでしょう?
【E】
あ、はい。
【М】
わたしもひどい「先延ばし」のクセがあったんですよね。
そりゃあもう、ひどいもんでした。
で、わたし長いこと、意志の力でそれを克服しようとしていたんです。
【E】
僕も同じです。
【М】
ところが「先延ばし」の欲求って深層意識から出ているんですよね。
【E】
深層意識....ですか?
【М】
ええ。
Eさん、やらないといけないことがあるとき「やらなくちゃ」って思っていますよね。
【E】
ええ。
【М】
だけど、いざやるとなると「抵抗感」が湧きがってきませんか?
【E】
あ、そうそう!その通りです。
【М】
つまり表層意識では「やろう」って思うんだけど、深層意識の「なにか」が抵抗するってことですよね。
【E】
ああ、確かに。
【М】
で、綱引きが起こって、負けちゃう.....。
【E】
ああ!その通りだ。
じゃあその綱引きの相手って、いったいなんなんでしょう?
【М】
それがインナーチャイルドなんですよ。
【E】
え?僕が先延ばしをやっている時って、インナーチャイルドと綱引きをしているってことですか?
────────────────────────
綱引きの相手はインナーチャイルド
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【М】
わたしも長い間「先延ばし」のクセを、治すことができませんでした。
ところがあるとき「先延ばし」のクセが元で、仕事上でトラブルになりそうなことが起こちゃったんです。
【E】
それはマズイですよね。
【М】
でしょう?
で、さすがに「先延ばし」のクセを、放置しておくわけにはいかなくなったんですね。
これ、ほっとくわけにはいかないな!って。
【E】
本気で向き合う気になったということですね?
【М】
そう。
で、「先延ばし」をしたくなる時、自分の深層意識で何が起こっているかのかを、
深層意識に深くダイブして調べていったんです。
そしたら...。
【E】
そしたら?
【М】
幼いころの自分が出てきました。
【E】
幼いころ?何歳くらいですか?
【М】
3歳か4歳の頃の自分です。
で、なにか不機嫌にむくれているんですよ。
【E】
なにがあったんでしょう?
【М】
おもちゃを片付けなさい。
そんなことを親に言われているような場面でした。
【E】
ふんふん。
【М】
で、そのとき、幼いわたしが、どんなことを思っていたかを観てみたんです。
そうしたら......。
【E】
そうしたら?
【М】
「なんでそんなこと自分がやらないといけないの!?」「お母さんがやってよ!」
そう思っていたことが見えてきたんです。
【E】
子供ならありそうなことですよね。
【М】
ですよね。
で、肝心なのはなぜ「親がやってよ」って発想が生じるかです。
【E】
え?ただの子供の甘えじゃないんですか?
【М】
「親がやってよ」って発想が生じるということは、そもそも前提として「ある信念」があるからですよね。
【E】
つまり「親がやってよ」という発想が生まれるということは、そもそも「ある信念」があるから、
そういう発想が生まれる.....そういうことですね?
【М】
ええ。
その「信念」ってなんだと思います?
【E】
え?.....なんだろう?.....えっと。
【М】
すごくシンプルなことですよ。
【E】
すごくシンプル?....ってえっと.....。
あ!
【М】
わかりました?
【E】
親は、自分の世話をして当然だろ!ってこと!?
【М】
そう!
幼いわたしはまさに「親がやるのが当然」って信念を持っていたんですね。
【E】
わぁ、多分僕も同じです。
でもそもそもなぜ、そんな傲慢な信念を持っちゃったんだろう?
【М】
実はわたし、上の兄弟と離れて暮らしていたんです。
なので実質一人っ子だったんですよね。
【E】
え?そうだったんですね。
【М】
なので幼いころは、親はなんでもしてくれたんですよね。
おむつを替えてくれ、ミルクを飲ましてくれ、
そしていつも可愛がられ、構ってもらえていた。
【E】
ふんふん。
【М】
ところが大きくなってくると「自分でやりなさい」って言われだしますよね。
【E】
ま、当然ですよね。
【М】
ところが【脳には未熟な幼いままの信念】が残っている。
なので「え?なんで自分でやらないといけないの?」
「あんた(親)がやってくれるものでしょ?」「なんで面倒見てくれないの!?」って恨みに思った。
【E】
はぁー。
だけど、そんなことを思っている自覚は、ありませんよね?
【М】
勿論、自覚はありません。
だけどむくれていたということは.........。
【E】
ああ!確かに!腹を立てていた!
やってくれないことに。
【М】
そう。
【E】
でもそれ、一人っ子だった、マスターのケースじゃないんですか?
僕は下に弟がいますよ。
【М】
弟が生まれてから、むくれたことありませんか?
【E】
え?弟が生まれて.......?
【М】
ええ。
【E】
あ!あります!
なんで弟ばっかり! なんで自分を構ってくれないんだ!
ってむくれていた場面を思い出しました。
【М】
ということは、幼いころのEさんの前提は.......。
【E】
赤ちゃんの頃のように、自分の世話をするのは当然だろ!?
【М】
どうですか?
【E】
ああ....そう思っていたんだ。
今まで全く気付かなかった........。
でもこれじゃあまるで......。
【М】
まるで?
【E】
親のことを、自分の世話をするための、召使いだと思っていたようなもんじゃないですか。
【М】
そうなんですよ。
勿論、そんな自覚はありませんでしたが。
【E】
でもむくれていたことってことは、そういうことですよね。
【М】
で、「先延ばし」のクセの話に戻りますが。
【E】
あ、はい。
【М】
わたしが「やらなくちゃ」と思う時、
実は深層意識では「なんでこんなこと自分がやらないといけないの!?」
「誰か(親が)やってよ!」というインナーチャイルドがごねていたんです。
【E】
わぁ!なんて憎たらしいクソガキ!
【М】
でしょう(笑)?
【E】
そうかぁ!
今、初めて腑に落ちましたよ
今まで散々、インナーチャイルドを癒すことをやってきたけど、「先延ばし」のクセは治らなかったんですよね。
それはそもそもチャイルドが【やってもらって当然】って思っていたからなんですね。
【М】
そう。
わたしたちの意識(脳と捉えてもOK)には、その回路が残っている。
その【誤作動している回路】が、「先延ばし」をつくりだしていたんです。
【E】
僕は今までずっと、その【誤作動を起こしている回路と綱引き】をしてきたんだ。
【М】
そう、「誤作動を起こしている回路」を【修正】する必要があったんです。
【E】
なるほど。
で、どうやって修正したんですか?
【М】
それがね、とても奇妙なことが起こったんですよ。
【E】
奇妙なこと? どんなことですか?
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チャイルドが現実化した未来の姿
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【М】
ある日、わたしがコンビニに買い物に行ったら、駐車場にホームレスがいたんです。
【E】
は?ホームレス....ですか?
【М】
そう。
それがボロボロの軽自動車に乗っていてね。
クルマの中が、それはもうひどいゴミ屋敷状態なんです。
で、こんなひどいの見たことないなって驚いたんです。
【E】
は....はぁ。
【М】
で、数日後、今度は全く違うコンビニで、同じクルマに乗った、同じホームレスがいたんです。
【E】
え!?二度も遭遇した?
【М】
そう!
わたしそれですごくビックリしてね。
これ、偶然じゃないなって気づいたんです。
【E】
偶然じゃない?
【М】
わたしいつも、現実は自分(の意識)が創り出しているって、いつもお話しているでしょう?
【E】
え?ええ。
【М】
でね、インナーチャイルドに伝えたんです。
「いいかげん、「なんでも人にやってもらって当然」っていうのをやめなさい」
「でないと、将来、あのホームレスみたいな人生を送ることになるぞ」って。
【E】
つまり....そのホームレスって、傲慢で怠慢なインナーチャイルドの未来の姿が、現象化したものだった?
【М】
そう。
わかりやすい形で。
【E】
で、そう伝えたら、チャイルドはどうなったんですか?
【М】
チャイルドって傲慢ですから、なかなかいうことは聞かないものなんですが、
さすがに「あのホームレスみたいな人生になるの!?」っていうのは驚いたみたいで。
翌日から、わたし「先延ばし」をしなくなり出したんです。
【E】
なるほどぉ。
それにしても「先延ばし」のクセが、「やってもらって当然」のチャイルドが引き起こしていたなんて、
今まで考えたこともありませんでした。
【М】
そもそもが勘違いなのにね。
【E】
え?勘違い?
【М】
ええ。
全ての現実は自分自身(の意識)が創り出している。
ということは?
【E】
親も自分(の意識)が創り出した。
【М】
じゃあ、なんのためにわたしは、親に「自分でやりなさい」ということを言わせたのかですよね。
【E】
自分を自立させ、成長させるため。
【М】
なんですよね。
【E】
そっかぁ!
それにしても、自分がつく出したものの、自分が被害者になっているなんて、
なんておかしなことをしてきたんだろう!
【М】
悟った覚者たちは(幻想)から目を覚ましなさいって言いますが、ホントですね。
【E】
ホントだ(苦笑)。
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【著者プロフィール】
深層意識をマスターし、人生の目的を実現する
意識共鳴瞑想コーチ 濱田 預士之 (YOSHIYUKI HAMADA)
(旧ペンネーム 濵田浩朱)
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1966年京都生まれ。
子どもの頃から、自分の好きなことを仕事にして成功したいという願望と
好奇心の一方で、漠然とした不安を持ちつづける。
自分とこの世界の仕組みを解明するため、30代より禅の老師のもとで修業を始める。
アマゾンの奥地まで足を運ぶなど、17年にわたり探究を続ける中で、
意識共鳴瞑想やコーチングをはじめ、様々なメソッドをマスター。
コーチング歴30年、禅を土台とした意識共鳴瞑想の指導歴は15年に及ぶ。
これまでに、600万部のベストセラー作家や、
世界的に知られる映画制作会社の社長も含め、
3万人以上にセッションやワークショップを提供してきた。
目の前の出来事の奥にある本質を読みとく力と、
自身の体験談を踏まえたわかりやすい説明によって、
パラダイムシフトが起きていくセッションは、
「自分では全く気づかなかった的確なフィードバックがもらえる」
「初めて腑に落ちた」など感動も大きい。
2023年3月、4時間にわたる瞑想の中で、この世界の本当の仕組みを解明。
同時に、自身の人生の目的を発見する。
現在は、世界の仕組みを理解しながら、
人生の目的を生きる最高の自分を実現してゆく瞑想の指導、
セミナー、コーチング等を行っている。
オフィスハートネット代表。
かつて京都でバーを経営していたことから、愛称は「マスター」。
趣味は居合、映画、ドライブ。居合の所作の美しさとカッコよさ、
自身のテーマである「悟りの仏性」とも重なる精神性に深い学びを得ている。
著作に『わたしが目覚める~マスターが伝える悟りのお話』(ナチュラルスピリット社)がある。
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【意識のステージを共に上げていくプログラム】は、
このような経営者や事業主、アーティストの方にお越しいただいています。
・今までのやり方では、事業が停滞するようになった
・これまでの人間関係に違和感が出てきた
・人生の目的を実現したい
・最高に魅力的な自分になりたい
・深層意識をマスターして、最高の自分になりたい
・「仏性」を理解して、最高の自分になりたい
・精神性と人間性を高めることで、事業だけでなく社会に貢献したい
・この人生で何か崇高なことを成し遂げたい
・社会や人類の進化のために、力を発揮したい