またこけた? | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

昨夜の丑三つ時、ピンポーン‼︎と
母からの呼び出し音が鳴りました。

慌てて母の部屋に駆け上がると、
ベットの側で座り込んでいました。

え?また尻もち?こけた?

かわいそうより、腹立たしい気持ちが
先に立ちました。
ベッドから落ちたテレビのリモコンを
拾おうとしてしゃがみ込んだまま、
足に力が入らず座り込んだみたいでした。

助けを呼んだことを
「ごめんごめん」と言ってくれましたが、
そんな事は仕方ないし、
「気にしないでいいよ」
と答えながらも抱き起こすのが大変!

痛みは無いようで
ほっと一息なのですが、
ペタ座りしてしまっているので、
まず少しお尻を浮かしながら
膝を立てるかつくかしないと、
足の裏を床につける術がありません。

普段、椅子からやベッドの端から
立ち上がるのも、手摺をつかんで
ヨイコラドッコイショ‼︎なので
まるで力が入らない。
後ろから脇を抱えたり、
パジャマのズボンを引き上げたり…

ウンウンしながら、
やっとこベッドの手摺をつかんで
立ち上がらせました。

こっちの腰がどうにかなるかと
思いました。

心配した骨もどうも無いみたいだし、
トイレを済ませて横になった母を
確認して、私もやっとこ寝ました。

そもそも、その夜、息子の帰りが
連絡なしに遅くなり、
私も心配はしていたのですが
そういう時ってなぜか母までテンションが上がって、
同じように心配しだすんです。

それがまぁ、鬱陶しい鬱陶しい。

心配なのは気持ちはわかります。
でも、もう26歳の男です。
83歳のばーさんが心配しても仕方ありません。
なのにその日は、まだかまだか、大丈夫かとうるさい!
黙って寝てろと言いたかった。

おまけに帰ってきたら、よろよろ出てきて
何やら息子に心配して起きてたアピールをしています。

早く疲れた息子を寝かせてやってくれ~と
間に入り、
寝かせて30分から1時間後のことだったのです。

何度も言うが気持ちはわかります。

でも、という立場がいるのですから、
そこは布団の中ででも
「あ、帰ってきた。よかったよかった」と、
思ってくれるだけで充分なんです。

実家近くに一人暮らしの娘も
このばーさんの鬱陶しい心配と出迎えに
閉口して「ママだけならともかく、
おばあちゃんまでたいそうに待たれてたらしんどい」という理由もあり、
就職と同時に実家を出たのです。

早くに眠剤飲んで、眠気も半端ないのに
フラフラと起きるから
こけるんや~!と、
学習能力のない母に腹がたったのでした。

私自身の学生時代、
普段私のことなど放置のくせに
たまに夜遅くなると絶対に
起きて待っててうじうじ言われて
「あー、なんで他の子のお母さんみたいに、
帰ったら寝てる(た)わ」
ってなれへんねやろ~
って思ってました。

心配するっていうのは聞こえはいいけど、信頼してないことなんだって、
のちにそんな話を聞いて、納得!

だから我が娘も息子たちも山ほど心配はしながらも、
でも、大丈夫、信頼しなきゃと
葛藤していました。
まぁ、連絡が無いとやっぱり心配で、
携帯を握って寝てましたけどね (笑)
少なくともわざわざ起き出して
心配してるアピールはしてません。

ま、そんなこんなで
だから眠剤飲んだら大人しく寝ててくれ~というお話でした。