なつやすみのにっき つづき | halfboiled's BRAIN~虎之介の半熟な脳内~

なつやすみのにっき つづき

 

8がつ17にち ぎふ 大雨こうずいけいほう

 

お日さんものぼったころ、ぎふけんの「せきがはら」というところで

 

雨がふってきました。

 

ぼくは、はれおとこなので、おかしいなぁと思いました。

 

しかたないので、どうろのはしっこに止まってカッパをきました。

 

そこにはぐうぜん、かんこうあんないばんがありました。

 

それには、こにたん・うっきー・鬼 の名前がありました。

 

それをみたぼくは、

 

あぁ、これは西軍のなみだ雨なのだなぁ、と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月です。

 

永遠の西軍、俺たちの西軍、虎之介です。

 

15日は関ケ原記念日です。

 

 

前回の記事では、童夢に脱線したので触れませんでしたが、

 

8号線から21号線にかけて、及びその周辺は、旧中山道あり、

 

多賀大社あり、近江商人関連施設あり、

 

各時代の城跡(安土城址など)あり、国宝天守(彦根城)あり、

 

と、歴史好きにはたまらない、見どころ満載街道なのです。

 

 

そんな中で、佐和山から大垣までは『三成街道』とワタシは勝手に呼んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、ハナから脱線しましたが、続きをどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮ケ瀬橋から天守を臨む。

 

(赤丸内に郡上八幡城 模擬天守)

 

 

 

 

 

宮ケ瀬橋で不審がられながら、そういや家出てから何も食べてないやと気づき、

 

なにか食べようとお店を探す。

 

特に予備知識があったわけでは無いが、水がきれいな街だから、

 

そばが美味いんじゃないかと探す。

 

 

 

ほどなく一軒のお店を発見したのだが、開店前にもかかわらず、

 

すでに何人も並んでいる。

 

帰ってきてから喫茶店のマスターに聞いたら、

 

郡上でも老舗の有名店だったようで、ちょっと後悔。

 

ま、次の楽しみに。

 

 

 

他を探そうとウロウロしたけど、なんしか観光客が多い。

 

このときすでに感じていたけど、昔来た頃の『寂れた観光地』という趣は無い。

 

郡上おどりが無形文化遺産に指定されていることもあってか、

 

外国人観光客も多かった。

 

 

 

で、ウロウロした結果、中心部はどこも時間前かお客さんいっぱいかの

 

どっちかだったので、ちょっと外れた『町の喫茶店』みたいなとこを探す。

 

 

 

で、中心部から市役所方面にウロウロしているときに見かけた喫茶店へ。

 

敢えて名を秘すが、なんかホンマに常連客だけでやってます、みたいなお店。

 

 

入ってみたら、毎日来てるんやろなというご年配の方々が、にこやかに談笑している。

 

場所も雰囲気も違うが、行きつけの喫茶店を思い出す。

 

 

 

観光客が来ることがあまりないのか、見慣れないジメっとした(当社比)客に

 

ちょっと驚いてはった(ように見えた)。

 

メニューを見てみると、観光客を意識したようなものは無い。

 

ホンマに普通の町の喫茶店やなぁ、と変に感動しながら、コーヒーとトーストを注文。

 

で、しばらくしてでてきたものは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、普通のコーヒーとトースト。

 

 

この時すでに、空腹よりも地元の空気感を味わいたいほうに

 

気持ちがシフトしており、それにはすごい満足していた(郡上弁すごいw)ので、

 

言い方が悪いが特に期待もせず、ルビーがちょっとうれしいなと思ったぐらい。

 

 

でも、コーヒーもトーストも、当たり前のことを当たり前にしているなぁ、とか、

 

トーストにはちゃんとバター塗っているなぁ、とか、

 

今回はルビーやけど、毎回違うんやろうなぁ、とか、

 

勝手に色々思いを巡らしてホッコリしてた。

 

 

 

あ、写真に写っているけど、ハチミツが置いてあった。

 

このハチミツが、まぁ疲れていたのもあったと思うが、

 

尖ったとこも雑味も無く素直な甘さで、とてもとても美味しかった。

 

 

 

そんなこんなで気力をすっかり回復し、あらためて街中をゆっくり徘徊。

 

中心地は相変わらず観光客やその車でいっぱいだったので、

 

その周辺をウロウロ。

 

 

 

 

 

余談だが、雰囲気や街並みを楽しみたいなら、

 

周辺にも古い建物や街並みは残っているし、中心外れたほうが良いかも。

 

人が多いっていうのもあるが、観光客が運転する車が、とにかく危ない。

 

地元誌を買おうと入った中心街にある本屋さんともそんな話になり、

 

郡上みたいな小さな観光地は、シーズン中は

 

普段の生活に支障を来すことが多いそうだ。

 

五箇山みたいに、車入場禁止に向けての話し合いもしているとのこと。

 

そのほうが地元のストレスも減り、結果として観光客も

 

ゆっくりのんびり楽しめと思うし、良いんじゃないかな。

 

 

 

 

さて、街の雰囲気を味わい、マスターから聞いていた話などを

 

重ね合わしたりしつつ、オミヤゲ(自分用)もしっかり買い込み、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中から天気も回復し(警報は出たまま)、やっぱり俺は晴男だ、と思い直しつつ

 

次の目的地、犬山へ出発。

 

 

 

156号線をズンズン南下。

 

長良川沿いの風景を楽しみつつ、郡上はシーズン外に泊まりで行こう、

 

雪に埋もれた郡上もみたいな、そうなるとヴィンちゃんでは無理やな、

 

とか考えながら、ドンドン南下。

 

 

陽は照っていたが、結構雨の時間が長かったからか、

 

若しくは川沿いだったからか分からないが、

 

蒸し暑さをそこまで感じず、風は涼しいという、

 

原付といえど二輪特有の利点を味わいながら、

 

 

ああ、そうか、この気持ちよさを味わわさせるためにあの雨はあったのかぁ、

 

 

などと、自分に都合の良い解釈をブッコいていた。

 

 

大雨に遭遇し、合羽着てたから服は濡れなかったけど、郡上にいた時も

 

気持ちのどこかがジメっとしていたが、それもスッキリした。

 

 

 

確かにいま思い返しても、あの時の数キロは走っていて気持ちよかった。

 

ただ、今のワタシが、そのときのワタシに言う機会があればこう言うだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴチャゴチャ言わんと黙って合羽着とけ!

 

 

 

 

 

 

と。

 

あれ?と思う瞬間はあった。

 

反対車線を走ってくる車が濡れていたから。

 

ただ残念ながら、あれ?と思った瞬間、の次の瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッシャー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てな感じで雨。

 

そりゃあもう、バケツの水をブッカケられたみたいに。

 

以下、心の声。

 

 

 

 

 

 

 

ーとりあえずどっか、屋根のあるところで一旦停まろ。

 

ーいやいやいや、山と川しかないやん。

 

ーあ、そこちょっと道広いからそこで一旦停まろって池みたいになってるやん!

 

ーとにかく雨しのげるとこ探そ。

 

ーないやんないやん何にもないやん!

 

 

 

 

と、どっかで聞いたことあるような心の叫び。

 

今回、声には出なかった、てか出す余裕が無かった。

 

いや状況的には朝とほぼ同じで、違うところと言えば、

 

 

 

 

 

 

 

合羽を着ていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこの違いだけで、朝のワタワタが今回はパニックに。

 

あ、そういや、

 

 

 

 

 

 

 

イィ~ヤァァァァァ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って叫んでましたわ。

 

 

とにかく、なにも無いからといって、そのままで行けるわけも無く、

 

足首が浸かる程度には水が溜まったところにヴィンちゃんを停め、

 

メットインに雨が入らないよう極力注意しつつ合羽を出し、

 

メーターにぶら下げていたトートバッグを代わりに放り込み、

 

水を跳ねないように気づかって通っていく車に感謝しつつ、

 

なんとか合羽に着替え、一安心したところで再出発。

 

 

 

 

もう、さっきまでの気分はどこへやら。

 

この先、永遠に雨が降るんじゃないかと思うぐらい憂鬱に。

 

冗談や誇張抜きでパンツまでぐっしょり。

 

 

夏とはいえ、雨が降っていてしかも合羽を着ている状態では、

 

乾くものも乾かない。

 

身動きするたびに、段差ではねるたびにグチョグチョいって

 

気持ち悪いことこの上ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、永遠に降り続ける雨は無い。

 

どんな困難に当たっても、それでも進めば道は開かれる。

 

 

2~30分で雨は上がり、濡れた身体に心地よい日射し。

 

雲間からの陽光が、天使降臨のよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・なんかキザったらしい言い方しているけど、

 

未だこの段階では、おねしょレベルでパンツぐしょぐしょです。

 

 

 

でも、雲間からの陽光は暖かく、というか暑く、

 

合羽がみるみるうちに乾いていく。

 

進む先の空を見たら雲は無く、

 

雨は止んだけどこのまま合羽が乾くまで着続けることにする。

 

 

普段だとなんとなく乾き加減が感覚で分かるのだが、

 

今回、合羽の中のほうがグショグショなので、なかなか乾いたと判断できず、

 

日光だけでなく風まで温風に感じるに及び、

 

首周りからほんのり湯気が出てきた。

 

 

どうりでアタマがボーっとするわけだ。

 

言うなればサウナスーツ着てるようなもの。

 

これは乾く前に熱中症になるんじゃね?ということで脱ぐ。

 

前のファスナーを降ろしたとき、結構な濃さの湯気が立ち上りましたとさ。

 

 

ていうかさ、外側乾いても中が濡れていたら意味なくね?

 

そんなことにも気が付かなかったワタシは、熱中症より、

 

ノリ中毒を気にしたほうが良いようで。

 

 

 

 

 

 

さて、グショグショネタは置いておいて、その後は晴れ間が続き、

 

パンツまでほぼ乾いたころ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬山城到着。

 

 

はい、晴れています。

 

ここに載せている以外にも何枚か写真を撮っていたが、

 

ここから先の写真は、多少雲が多いのはあっても見事に晴れている。

 

着いた頃には多少湿り気があったパンツも、ウロウロしているうちに

 

すっかり乾いた。

 

 

ただ、写真をよく見ていただきたい。

 

本来なら写り込まないものが写っているが、お気づきだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、スニーカーです。

 

雨が降るなんて、アタマの片隅ですら想像していないのに、

 

長靴や雨靴なんて履いているはずがない。

 

そりゃあもう、ぐっしょりですよ、ええ。

 

あ、靴下は最初から履いていない。

 

 

 

 

上半身は常に風に当たっているし、下半身に関してもヤンキー乗りすれば、

 

いくらでも風に当てられる。

 

背面に関しても、姿勢を工夫すれば風が回り込む。

 

 

でも、足に風を当てようとすると、それこそM字開脚でもしない限り難しい。

 

結果、足元だけいつまでも乾かない。

 

 

 

 

 

足というのは結構感覚が鋭敏で、たとえば靴の中に小石が入っていたりすると

 

気になって仕方がないという経験が、アナタにもあるのではないだろうか。

 

 

あと、雨で濡れた靴を乾かすときや、洗った後の靴を乾かすとき、

 

靴の中がいつまでも乾かないという経験もあると思う。

 

 

 

つまりは、そういうことです。

 

気持ち悪くて脱いじゃった。

 

 

 

観光客が郡上にも増して多かったので、そうそうに立ち去ったが、

 

その間、ずっと裸足。

 

 

 

上の写真を撮った時、

 

 

『ママ~、ぼくハダシになる~』

 

 

とか聞こえてきたが、ワタシは関係ないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、夏のワタシは基本的に雪駄履きが好きなので、

 

このときも雪駄を別で持っていっていた。

 

犬山を出る前にはそれを履いたのだが、おかげで、

 

とある店では「そんな格好で」と言われ、

 

写真撮影とオススメの店を聞いてきた観光客と思しき

 

女性二人組には思いっきり「へ~ん!」と言われ、

 

そっと涙した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、そんなこんなで、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬山城をぐるっと回って、今回の範囲的な意味での最終目的地、愛西市へ。

 

道中、特にこれといったことも無く。

 

 

ただ、愛知県行くと、いろんな過去がフラッシュバックしてくる。

 

過去に名古屋市内に8年住んでいた頃、

 

それこそルンバのように不規則にアチコチ走り回っていたので、

 

そこかしこに栄光と挫折と恥の塊が転がっている。

 

 

 

今回、犬山から江南・一宮・稲沢の各市を経由して愛西市に入ったのだが、

 

本当は名古屋市経由で行こうと思っていた。

 

だが、県道63号線を走っていた時に、『あ、ヤバい』と思って急遽変更したのだ。

 

どうヤバいのかは、書き出すとキリがないが、ようは、

 

センチメンタルジャーニー化しそうだったとだけ記す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、夜の入り口に入ったころ、最終目的地、

 

 

 

 

 

 

 

ペイントワークショップモデル

 

 

 

38と書いて、サヤ と読む。

 

スタッフ二人で経営されている。

 

 

最寄り駅は名鉄尾西線佐屋駅だが、このお店の住所自体は佐屋町ではない。

 

ちょっと歩けば佐屋町があるが、それは合併して愛西市になってからのもの。

 

もともとは海部郡(あまぐん)佐屋町で、現在はその時の半分の町域になった。

 

なんだったら、佐屋駅も今は佐屋町に無い。

 

で、店のお二人は旧佐屋町出身だそうで、店の名前をサヤモデルに、と。

 

 

 

・・・・他にもいろいろ話したような気もするけど、記憶にない。

 

なんというか、歴史に絡んで地名の由来なんかも好きなワタシにとって、

 

上記の話は大好物で、想定外にそんな話を聞かしてもらったら、

 

そら、手がスベッて塗料瓶落とすし(ちゃんと買った)、

 

せっかく買ったMGマークⅡを息子たち用にって相棒に獲られるわ。

 

 

 

このままでは何しに行ったんや、てことになりそうなので、ちゃんと紹介。

 

ペイントワークショップと店名についているとおり、

 

塗料のラインナップがハンパない。

 

タミヤ・クレオスはもちろん、フィニッシャーズやガイアカラー、

 

シタデルは全色あるんじゃないかというぐらい、超充実している。

 

 

 

さらにハンパないのが、店内に飾ってあるお二人の作品。

 

ガレージキットなのだが、塗装技術がワタシでは表現不可。

 

ぜひ見に行っていただきたい。

 

 

正確な場所や営業時間は、上記のお店の名前にリンク貼っているので

 

そちらからどうぞ。

 

 

 

 

 

ということで、知識欲を満たしてもらい、目の保養もさせてもらいながら、

 

実はこの近所に住んでいる相棒を呼び出して、マテリアル類を購入し、

 

すでに閉店時間を過ぎていたお店を後に。

 

 

 

その後、相棒とファミレスへ。

 

MGマークⅡの分メシを奢ってもらい、いつもどおり近況のほか、

 

政治経済SDGs等、社会情勢について熱くダベりつつ、

 

23時?0時?ごろ解散。

 

 

あとはただただ帰路を行くだけ。

 

この時間が身体的には一番キツいのだが、一番気持ちいい。

 

今回の道程や出来事を思い返しながら、ゆっくり進む。

 

 

四日市を通った時、そういや近くに24時間営業のプラモ屋さん(兼GS)が

 

あったなぁと寄り道しかけたが、なんとか振り切る。

 

だって行く先見たら、夜でも分かるぐらい曇ってたから。

 

 

これは鈴鹿峠越えたら、また雨かなと思っていたら案の定、

 

手前の亀山あたりで降ってきた。

 

今回はつくづく雨に好かれているなぁと思いながら、

 

小雨だったけど再び?三度?合羽を着こむ。

 

 

行きほどの雨は無く、小雨程度だったけど降ったり止んだりのなか、

 

滋賀を抜け京都に入り、お約束の
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八坂さん前。

 

ここまで来ると、もう気持ち的には帰宅した気分。

 

いや、まだ50キロ近くあるけど。

 

 

 

で、京都に入ったあたりから、雨も止み、空を見ても雨雲は無かったので、

 

合羽を脱ぐ。

 

ずっとヴィンちゃんに吊るしたままだったスニーカーを履こうとしたが、

 

まだ湿ったまま。

 

夏でも長時間走っていると、雪駄履きでは足元が冷えるが仕方がない。

 

雨が降ってないだけ良いや、と再び走り出すこと30分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・また雨ですよお客さん。

 

 

 

 

 

 

もう、ここまでくれば帰るだけだからという思いと、

 

ここまでされたら合羽なんか着るもんか、という謎の意地で、

 

ちょっぴり寒さに震えながらそのまま桂川を越えようとしたとき、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレイな朝焼け。

 

自然現象を撮った時の常で、肉眼だとこんなもんじゃない。

 

目ん玉落ちるんちゃうかと思うぐらい、見開いた。

 

 

 

実は最初に見たときは、まだ日が昇りたてで、

 

場所も写真より南側(松尾大社近く)だったが、

 

そこはそれ、いままでの経験で『これは!!』と思い、

 

渡月橋まで移動して撮影した。

 

 

いや~大正解。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この絵面に、桂川の流れる音が良かったんですよお客さん。

 

これまた記録用に撮った動画、30秒弱ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小雨の中、早朝おさんぽおじいさんおばあさんたちと、

 

おはようございますきれいな朝焼けですねーそうですねー

 

みたいな会話をしつつ、10分ぐらい眺めていた。

 

 

空がスカッと赤く染まるのも良いが、

 

個人的には、雲に照り返すほうが好きなので、

 

「あぁなるほど、これを見せるために雨が必要だったんだ」

 

などと、いつもどおりの痛々しい能天気解釈をしつつ再出発。

 

 

 

 

小雨になっていた雨もいつの間にか止み、

 

向日市、長岡京市と抜け大山崎町へ。

 

大山崎インターチェンジのアンダーパスを抜けて171号線へ入ろうと、

 

まさにアンダーパスに入ろうとしたとき、

 

右頬に当たる風の感触が、前からではなく横から来たように感じ、

 

何気なく右側に目をやると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にじ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも二重!!!!!!!

 

 

 

 

ていうか、写真には撮れなかったけど、天王山に

 

それはそれは綺麗にアーチを描いていた。

 

 

それを見ながら、冗談抜きに泣きそうになっていた。

 

 

 

 

 

 

前回の記事の冒頭に書いたが、8月頭に退職した。

 

退職理由のひとつに、メンタル的にきつくなった、というのがある。

 

何がどうきつかったは具体的に書かないが、メインの理由ではない。

 

そもそも退職してしまえばもう関係ない。

 

それでもときどき脳裏を過ぎり、なんとも嫌な気分になったりしていた。

 

ていうか、前日に見た夢が勤め先でのことで、起きた時、

 

すごい嫌な汗かいていたし。

 

 

 

 

 

 

そんな、ドロドロした澱のようなものが浄化されていく、と言えばいいのか、

 

とにかく身体から何かがスーーーーーっと抜けていく感覚を味わった。

 

そしてこう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ・・・・・俺はお天気の神様に愛されている・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、引かないでください、泣いてしまうから。

 

あ、石を投げないでください、痛いから。

 

いやでも一瞬マジでそう思った。

 

 

これ書いているのは一通り終わったあとだから

 

今までと変わらないノリで書いているけど、

 

退職してからもダメージが蓄積している感覚はあった。

 

 

そんな中でのヤケのヤンパチみたいな出発。

 

で、体力精神力ともに、ガリガリ削られたりモリモリ補充されたりした一日、

 

最後の最後にこれですよ。

 

 

 

 

 

を感じずにどうしますかお客さん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ええ、これ以降、メンタル絶好調ですよ。

 

なんやったらちょっと躁かもしれない。

 

 

 

 

 

話が脱線したが、その後、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の記事では真っ暗で分からなかった、郡山宿本陣での撮影を済ませ、

 

6時半頃、無事帰宅。

 

 

 

帰宅したがテンションが下がらず、腹減ったとメシを食い、

 

自然乾燥したけど、雨に当たったしと風呂に入り、

 

ベッドに入ってゴロゴロしても寝付けず、

 

仰向けに寝転がってスマホをイジってて、

 

それが顔に落ちてイテッて思ったのが最後。

 

気を失うように、たぶん10時過ぎに寝た。

 

 

 

振り返ってみれば

 

16日は昼過ぎに起き、

 

17日1時半に出発し、

 

11時ごろ、郡上でモーニングを食べ、

 

21時ごろ、愛西市のファミレスでメシを食い、

 

23時ごろ、愛知を出発し、

 

18日6時半帰宅。

 

で、10時過ぎ気絶。

 

 

 

・・・・・・起き続けた時間が48時間ちかいことよりも、

 

家を出てからファミレスでメシを食うまで、トーストしか食ってない。

 

そっちのほうがビックリだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、長々と書いてきましたが、今回のヴィンちゃんの旅は以上です。

 

実は去年の伊勢行が終わった後、

 

さすがに原付はもうキツイなぁ、なんて思ってましたが、

 

内容的には更にハードに、でも気分的には最高の旅になりました。

 

なんていうか、伊勢行くぐらい大したことないやん思うぐらい。

 

 

 

そうだよ、伊勢に行かねば。

 

仕事探している場合じゃない!

 

 

 

ということで次回。

 

ヴィンちゃんの旅、伊勢再び編。

 

お楽しみに!(ウソ)

 

 

 

 

 

 

以上、虎之介でした。

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

あ、最後に、

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんとマスターに報告してきましたよ。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

<(_ _)>