愛媛県フィールドスタッフの山先です。
初冬のしまなみ海道エリアでは20cm以上のエソを捕食するシーバスやブリの回遊があります。
近年、ナイトでブリがヒットする事が増えており、シーバスタックルでは悩ましいターゲットとなります。
ですので、タックルもそうですがルアーにも青物を想定したセッティングが必要です。
今回、激流エリアでの釣行では月夜まわりという事もあり、表層では出てくれない印象でボトムを探る展開になりました。
使用したルアーは「エヌシコ96 30g」
標準フックは4番ですが、この時期に回遊する青物(5kg〜10kg)を想定すると心許ないので
1サイズ、リングとフックをサイズアップするのにテイルフィンをカットするチューニングをしています。
ちなみに約10cmという、バイブレーションの中では比較的大きめなサイズになります。
約10cmのバイブレーションとなると、振動ピッチが大きくなり、流れの中で扱い難く、小さな入力でのレスポンスが悪くなる傾向があります。
しかしながら、エヌシコ96はボディ内の空気室が広く、樹脂単体の比重が軽い為にこのサイズでもレスポンスが非常に良いのです。
レスポンスが良いという事はロッドアクションの際に強い入力を必要としない為、ボトムやピンでの位置が変わり難くく、感覚的には良い位置をキープ出来るという事になります。
昔は背中のフィンが差し込み式という事で強度が高くなかったのですが、今はリニューアルしてフィンが一体型となり、少し強度アップしています。
強度だけを求めると間違いなくレスポンスは下がるので、弱過ぎない程度が良さを引き出すのだと思っています。
前置きがながくなりましたが、激流域の8mくらいのボトムをフワフラとリフト&フォールさせながらドリフトしているとフォールでヒット。
中々のメジロ?ブリ?サイズをエヌシコ96でほぼ糸は出さずに、キツい根を止めて浮かせて(かなり必死でw)キャッチしました。
少しチューニングしますが、スプリットリング4番に3番フックを入れられるバイブレーションは貴重です。
アクションもレスポンスも申し分ありません。
デカいシーバスや青物がバイブレーションでしか食わない。
強引なファイトをしないと獲れないけど、フックが持たないってシチュエーションも少なからずあると思います。
かなり局所的な使い方の解説でしたが、興味ある方はお手に取ってみて下さい。
※プロモーションを含みます。
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