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まず、コカ・コーラ ウエスト(2579)の第1四半期連結業績(1-3月)について報告する。
2012年12月期第1四半期業績は2.0%減収、98.3%営業減益となった。ただし、もともと第1四半期の利益水準は低く、2010年度第1四半期の営業利益は8.91億円の赤字であり、むしろ今期は23百万円とは言え黒字であり健闘していると言える。
前年度は3月の震災によって、飲料が関東、東北に流れたため、関西や九州でも安売りが少なったため、利益水準が高くなったのではないかと考えられる。
この傾向は第2四半期まで続いていた。 それを考えると、第2四半期も厳しい状況が続くことから、上期の計画達成はやや難しいのではないかと考えられる。
コカ・コーラ ウエストの母体であった北九州コカ・コーラは過去から日本のコカ・コーラボトラー中で、最も収益性の高いボトラーであった。
担当エリアでのシェアが高い上、卸売業を通さない販売形態であり、小売業の店頭でもきめ細かなマーチャンダイジングを行っていたことによる。
その北九州コカ・コーラが1999年7月に山陽コカ・コーラと合併し、コカ・コーラウエストとなってから、山陽コカ・コーラの業績がフルに上乗せになった2000年12月期の営業利益は165億円であった。
その後、三笠コカ・コーラ、近畿コカ・コーラ、そしてグループではないがキューサイと合併もしくは子会社化を行ったにもかかわらず、2011年12月期の営業利益は165億円と10年前と全く同水準にある。
つまり、三笠、近畿、キューサイなどの利益相当分がどこかに飛んで行ってしまったのである。
私は北九州コカ・コーラ時代の同社を優れた経営力があり、マーケティング力にも秀でていると評価していた。
しかも、満を持して日本のアンカーボトラー第1号としてコカ・コーラウエストとして生まれ変わり、まさに前途洋々であった。
そして構想の主役になる企業と言うことで株式市場でも高く評価され、株価も大きく上がったのであった。
しかるに、その後長期にわたって、同社と言うよりも日本のコカ・コーラシステム自体が低迷を余儀なくされた。
このこと自体長い間不思議で仕方がなかったが、最近、卸売業の機能について分析した書籍を刊行したことによって、なぜコカ・コーラシステムが日本では壊滅的になったのかがわかった。
その理由に興味のある方はこちらからどうぞ。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/487
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