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ロックフィールド（2910）の7月の月次データを報告する。
主要業態のRF1の7月の既存店は、前年同月比3.5％増となった。同社の既存店は、2009年2月から百貨店の不振に合わせるように、マイナス幅が大きくなっている。そしてやはり百貨店の回復に合わせるように2009年10月を底に回復し、2010年3月からプラスが定着している。
ここにきて百貨店の月次は再びマイナス幅を拡大しているが、同社の既存店は好調を維持している。特に6月、7月はその乖離が目に付く。会社側でもその要因はつかみかねているようであるが、各業態とも回復傾向となっている模様であり、最も回復が遅れていた神戸コロッケの既存店も7月には0.6％増と19ヶ月ぶりにプラスに転じている。
（上の画像はクリックすると拡大できます）
7月のRF1の既存店が3.5％増であったのに対して、他の業態も含めた全社売上高は1.3％増と、既存店売上高を下回っている。これは、前年度に退店が多かったことや、駅ビルの再開発のため、吉祥寺ロンロンが閉店したことなどによる。そのため、同社では2010年10月上期の業績予想を1.2％増収、20.9％営業減益と厳しい見方にしている。
今年度の第1四半期に相当する5-7月の全社売上高の平均値は1.4％増収となっており、会社計画を上回っている。しかも、収益性の高いRF1の既存店の平均値は3.9％増収となっており、上期の営業減益にはやや疑問符が付くところである。
なお、2010年4月期の業績動向については、ブログに掲載しているので、参考にしてもらいたい。
http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-124.html
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