ちょっと前に

アメリカ国歌をヒスパニック系移民が歌いやすいようにスペイン語の歌詞をつけたが、翻訳の過程で意味に少なからずズレが生じたり本来の意図が正しく伝わらないとかで大統領がお冠

っていうニュースがありました。


国歌「星条旗」スペイン語バージョン問題


 俺の考えを述べますよ。

 オリジナルを尊重すべきだと思います。

 国歌はその国の共通認識であり、派生系があってもいいが、原典を皆が知っていることが大前提かつ不可侵であるべきです。

 そしてその派生系も、限度を超えてはならないと考えます。


 曲について、ロックやメタル、ジャズ調のものもあってもいいでしょう。忌野清志郎の君が代なんてのもありますしね。

 ただ、それはオリジナルをきちんと知っており、それに敬意を持って、その上で、というものですし、意図的に君が代を貶める目的で不協和音にするなどというものは到底許すことはできません。


 歌詞については、翻訳という過程を経て言語の壁を越える際に、曲を変えられないから音節に合わせようとすると、どうしても意訳をせねばならなかったりと、オリジナルの伝えたかったことが失われたり、伝わらなかったりします。

 国歌の意図が間違って伝わるくらいなら、原典の言語で歌うべきと思います。歌詞の解説として翻訳文を添えるというのはありだと思いますけどね。まぁそれも「暴走機関車」(紹介元/TZR )の翻訳ハングル君が代 みたいのはどうかと思いますけども。

 歌詞が変わったら、それは別の歌でしょ。蛍の光はスコットランド民謡だったはずなのに中国の故事を日本語で歌ってるんですけど、この曲は歌詞を変えて複数の国で国歌として採用されてたりしますから。たしか韓国の愛国歌が今の曲になる前は蛍の光だったらしいですね。

 そういえば、日本の蛍の光の3題目4題目は国の守りのことだとか、領土のことだとかを歌ってるとかで、領土の拡張に合わせてはじめは千島の先から沖縄までだったのが、終いには台湾から樺太までになっていたそうで。

 日本の国歌が蛍の光で4題目まで歌うってんだったら特定アジアの「軍国主義復活の狼煙」だとかいう言い訳も通じなくはないんでしょうけれども、日本の国歌は君が代ですので、悪しからず。


 えー、なんでいきなりこんなことを取り上げたかというと、君が代を姑息な方法で貶そうという動きがあるからです。


「君が代」替え歌ネットで広まる 斉唱義務への抗議として


 どのへんが姑息かというと、よく知らない人が聞くと「君が代」をそのまま歌っているように聞こえるという所が姑息なのです。君を民に変えた民が世 よりももっともっと。


 君が代はもともと詠み人しらずの恋歌でした。

 この「君」を君主としての天皇と読み変えたというのが国歌に採用された理由だったと記憶しております。
 君が天皇陛下であれ、愛する人であれ、大切なものがある世界が永遠に続くことを願う歌です。

 誰に恥じることなく歌うことができる平和的な国歌ですよ。そこに刀も銃も剣も鎧も兜も血もありません。


君が代は 千代に八千代に

 細石の 巌となりて

  苔の生すまで


 この歌詞のどこが軍国主義国歌なんでしょうね。

 元が和歌ゆえ三十一文字(字余りですが)に納められたこの歌は、それゆえに極限まで簡略化された歌であり、受け手がどうとでも思いを巡らせることができるわけで、病的なまでに極端な被害妄想に陥っているのではありませんか?


 それを云うなら韓国の愛国歌や北朝鮮の愛国歌(朝に輝け)、中国の義勇軍行進曲のほうがよっぽど直接的な軍国主義国歌でしょ。

 そしてそれが仮に軍国主義を匂わせる国歌だとしても、それを制定するに到った歴史があるからそれが国歌であるゆえ、歌う機会があれば敬意を持って歌うことでしょうし、他国の国歌がそうであっても尊重しますとも。



 国旗、国歌を大事にしないなんてのは腹立たしいことですね。

 自国はもちろん他国の国旗国歌を蔑む某国などは宣戦布告とみなして構わない気もしますけど。

 しかもなぜかそんなのが子供に刷り込みができる教師に多いということが哀しくて哀しくて。

藤田勝久元教諭に有罪判決mumurブルログ


 で、その問題の歌詞と訳がありました。

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「君が代」替え歌流布 ネット上「慰安婦」主題?

 卒業式、入学式での国歌斉唱が浸透するなか、「君が代」の替え歌がインターネット上などで流布されている。「従軍慰安婦」や「戦後補償裁判」などをモチーフにした内容だが、本来の歌詞とそっくり同じ発音に聞こえる英語の歌詞になっているのが特徴で、はた目には正しく歌っているかどうか見分けがつきにくい。既に国旗掲揚や国歌斉唱に反対するグループの間で、新手のサボタージュの手段として広がっているようだ。

 替え歌の題名は「KISS ME(私にキスして)」。国旗国歌法の制定以降に一部で流れ始め、いくつかの“改訂版”ができたが、今年2月の卒業シーズンごろには一般のブログや掲示板にも転載されて、広く流布するようになった。

 全国規模で卒業式、入学式での国旗掲揚、国歌斉唱に反対する運動を展開するグループのホームページなどでは、「君が代替え歌の傑作」「心ならずも『君が代』を歌わざるを得ない状況に置かれた人々のために、この歌が心の中の抵抗を支える小さな柱となる」などと紹介されている。

 歌詞は、本来の歌詞と発声が酷似した英語の体裁。例えば冒頭部分は「キス・ミー・ガール・ユア・オールド・ワン」で、「キー(ス)・ミー・ガー(ル)・ヨー・ワー(ン)」と聞こえ、口の動きも本来の歌詞と見分けにくい。

 歌詞の意味は難解だが、政府に賠償請求の裁判を起こした元慰安婦と出会った日本人少女が戦後補償裁判で歴史の真相が明らかにされていくのを心にとどめ、既に亡くなった元慰安婦の無念に思いをはせる-という設定だという。皇室に対する敬慕とはかけ離れた内容で、「国家は殺人を強いるものだと伝えるための歌」と解説したホームページもあった。


≪替え歌の詩と訳≫

【詞】

Kiss me, girl, your old one.
Till you’re near, it is years till you’re near.
Sounds of the dead will she know ?
She wants all told, now retained,
for, cold caves know the moon’s seeing the mad and dead.

【訳】

私にキスしておくれ、少女よ、このおばあちゃんに。

おまえがそばに来てくれるまで、何年もかかったよ、そばに来てくれるまで。

死者たちの声を知ってくれるのかい。

すべてが語られ、今、心にとどめておくことを望んでくれるんだね。

だって、そうだよね。冷たい洞窟(どうくつ)は知っているんだからね。

お月さまは、気がふれて死んでいった者たちのことをずっと見てるってことを。

(05/29 02:11)

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 えーと、言葉遊びとしては面白いですね。悪趣味ですが。

 ストゼロシリーズに出てきたカンチ外人のソドムを思い出しました。

 初出はファイナルファイト、地下プロレスのプロモーターで自らもリングに立ち、日本刀を振り回す大男で、戦国時代のものを模したと思われる兜をかぶっています。

 ストゼロでの彼は、和の世界に思いを馳せるあまり、会話のすべてをがんばって日本語の発音でと試みているのです。

 彼が勝利した際に表示される勝ち台詞は、英文表記に和訳なのですが、英文に意味はありません。

 それを無理矢理読むと日本語に聞こえなくもない、というものだったのです。

 あの頃は俺もソドム語を作って遊んだりしたものです。

 Was are no deep art my know me !

 (訳:華麗な技でキリキリ舞いだぜ)みたいにね。

カプコン
ストリートファイターZERO ファイターズ ジェネレーション

 まぁね、たとえばそれが国際試合なんかで相手チームのサポーターが相手を呑んでかかるとかのときに相手を卑下するような替え歌を歌うなんてのは、歌われたほうはいい気はしないにしても、応援の形のひとつとしてはまぁまだ辛うじてOKだとは思うんですよ。


 もちろん試合前の相互の国歌の交換のときはそんな歌は歌っちゃダメですよ。


 問題なのは、日本の中にいる君が代が嫌いな人たち、日本に八つ当たりを続ける反日思想の在日朝鮮半島国籍人とか、洗脳された日本人たちが、君が代に混じってこれを歌うことで国歌を汚すことなんです。


 反日日本人を良心的日本人と呼ぶメンタリティがよくわかりませんが、朝鮮日報でも記事が出ています。

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【記者手帳】日本の新世代と「君が代」

 元高校教諭の藤田勝久被告が30日、日本の裁判所から20万円の罰金刑を言い渡された。2004年に在職していた都立高校の卒業式で騒動を起こし、式の進行を2分間妨害したという理由だった。この程度の容疑で懲役八カ月を求刑した検察より理性的だったとはいえ、罪を認めたのは裁判所も同様だった。

 藤田被告のより大きな罪は、日本の国歌を拒むように訴えたことだった。教師は父兄たちに向かい、国歌が流れる際に起立しないように呼びかけた。これを制止する教職員といざこざが起こる過程で2分遅れたのだ。もちろん、暴力もなかった。

 卒業生らは藤田被告が退出した直後に入場した。藤田被告の騒動を知らなかった。国歌が流れた。卒業生の90%が着席したままだった。教職員が「起立しろ」と怒鳴りつけたが効果はなかった。生徒たちの完勝だった。5カ月前、東京都教育委員は国歌が流れる際、生徒たちに起立を義務づけた。生徒たちに惨敗した教育委員会が藤田被告への腹いせを行ったのだ。

 もちろん、国民が国歌を拒否するのはおかしい。しかし、天皇の永遠の統治を願う日本の国歌『君が代』は愛国を歌う韓国の愛国歌とは異なる。靖国神社と同様「天皇のための死」を象徴する軍国主義の残滓(ざんし)が残っている。そもそも「君が代」を国歌に定めた日本政府に問題があるというわけだ。

 29日、日本の新聞で「君が代」の歌詞を“死にゆく…”従軍慰安婦の女性たちの恨みを歌う歌詞に変えて歌う日本の学生の抵抗が紹介された。

 歌詞を読んでみると、日本の若い学生たちの真剣さに驚いた。現在もこのような教師がおり、このような学生たちが日本の社会ですくすくと育っているということを読者の皆様に伝えたい。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報

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 誰だったかが云ってました。国家公務員試験で面接のときに君が代の独唱をさせたらどうだと。

 賛成。


 えー、君が代を貶したい連中が居る一方で、サッカーのワールドカップにあわせて君が代をオリコン上位へのし上げようという動きもある模様。


君が代をオリコン一位にしようぜ


 平和で素敵な企画じゃないですか。いいですねぇ。

 CDになってるなんてこと知りませんでしたよ。

 まぁ俺は買いませんけど。空で歌えるしお金もないし、特に買うという必要性が見出せませんので。

 これが、そうだなぁ、日本代表チームが歌う君が代とか、人気声優が歌う君が代とかの、なんらかの付加価値がついているなら買うかもしれませんけどね。

 そうだなぁ、たとえばFIFA公式で、各代表選手が歌う国歌32曲を、FIFAランク順に収録とかね。

 参加される方はがんばってください。

 

 でもって、その歌と思しき動画 見つけてしまいました。日本人としてのメンタリティを持つ者なら腹が立つので見ないほうがいいかもしれません。

 見てしまったのなら、こちらで口直し (ひどいのもありますけど)、というか、耳を休ませてください。