ここんとこずーっと大戦漬けの日々だったのだが、本当に久しぶりに無印鉄騎をやってみた。
久しぶりに無印をやると、大戦へ進化するために斬り捨てたものたちが新鮮な驚きをくれた。
大戦では完全同期を実現するために20fpsまで描画を落とし、かつ同期を各フレームごとに確認しながらなため、遅延やラグは不可避だ。
無印は同期を取らずとも良いため、コックピットはなめらかに閉じるし、VTもクイックに反応を返す。
大戦では支援型騎体やジャララックスなどコックピットに差別化が図られている 。
(参照元:鉄騎大戦中立地帯 )
しかし今一度無印を見ると、それはコックピットの質感を落とさざるをえなかったことに対しての代償だったのだとわかる。
鈍い光を反射してテラテラと光っている各メーターのパネルや、起動シーケンスで一瞬だけ確認できるOS起動画面やパネル裏側のパーツなど、コックピット内部にポリゴンを多く配分したため、無印ではリプレイで自分の騎体を見ることは叶わない。
無印ではメインモニタは、「窓」ではなく外部を映す「モニタ」であることを強調するため、必要以上にノイズが走り、ことあるごとにがくがくと揺れる。
大戦ではバッファマテリアルを切ったときの「揺れ」と、VTロケーションを切ったときの「レーダーのノイズ」に僅かにその名残を残している?
無印では*型のマキビシのようなものに足をとられるし、戦車は砲撃してくるし、ヘリは案外強敵だし、ミサイル歩兵は戦車以上に邪魔だし、対VT電磁ネット車両などVTや移動砲台以外でも牙をむいてきた。ただの歩兵や細かい軍用車両、牛なんかもいたけどね。
大戦では戦車もヘリも飛行機も、そこにあるだけ、通り抜けるだけ。*は足止めにもならない。彩りを添えるパセリみたいな存在になってしまった。
無印ではチェーンガンは薬莢を撒きちらしながらだったり、滑腔砲はサボが外れるのが見えたりと、細かい演出が光っていた。
もちろん大戦は進化している。それらを捨てる代わりにプレイしたとき感じていた矛盾がことごとく潰されているのだ。
バランス調整の面でスナイパーライフルやHVMランチャーの最低射程といったゲーム的な嘘はあるものの、見た目の美しさよりプレイした感覚を重視した変更がなされている。
それは大戦でVTに乗ったパイロット全てが感じているところだろう。画面写真で見えないところが快適になっているのだ。
久しぶりに最終面をフリーでプレイしたら、弾薬無制限モードがオンになったままだった。
そのままやってみたが、デスペラードはやっぱりキツいな。ノーマルでラスボスを沈めたあと、弾薬無制限を解除し、リハビリ中。
無印にはダメージ蓄積による転倒があるとはいえ、装甲値による有効レンジの減少がレチクルの矢印に反映されておらず、距離感が微妙に狂ってしまう。
補給で装甲2枚回復できるけど、ヘリが落とされないように気を遣わなきゃならないし、味方は頼りにならないし、敵も山ほど配置されてるし、メインが3連ライフル1本だと弾薬がギリだし(それは無駄弾や余計な戦闘が多いだけ)
なんつーか、もう、つらい。
だが、それがいい。
デスペラM23をフリーでなんとかクリアできたらマグナムフォースでキャンペーンにチャレンジしてみよう。
メーカー: カプコン
タイトル: 鉄騎大戦 専用コントローラ同梱版 (前作鉄騎も同梱)
ついつい夢中になりすぎて気がついたら朝だったのはひみつだ。